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マンホールで遊ぼう

マンホール人気が話題になったのは、かれこれ数年前のことだったように思います。

人気の理由は、マンホールに描かれている(刻まれている?)絵がバラエティーに富んでいて、しかもとても精巧に描かれているというところにあるようですね。

アニメのキャラクター、ご当地の名所、旧跡など、いろいろなものがマンホールに描かれていますよね。

そういうマンホールの魅力に取り付かれた、鉄道ファンの「撮り鉄」ならぬ、マンホールファンの「撮りマン」(この表現、大丈夫か)も出現しています。全国各地を飛び回って、マンホールの写真を撮っている猛者も少なからずいらっしゃるようですね。

あの多彩なマンホールを見ていると、ファンやマニアになる人が現れることも、よくわかります。私は写真でしか見たことないのですが、見ているだけでも楽しいですよね。

マンホールは、昭和のガキにとっては、遊びの時に無くてはならない遊び道具のひとつでした。

三角ベースのホームベースに使われたり、他の遊びの安全地帯に使われたりと、とても重宝するアイテムでした。

真夏のカンカン照りの日、マンホールにみんなで素足を乗せるという、ガマン大会をやったことのある昭和のガキは多いでしょう。ひょっとして、マンホールに生卵を落として目玉焼きができるのかと、挑戦してみたガキもいるのではないでしょうか。

また、マンホールの穴に、爆竹や打ち上げ花火を入れていたガキもきっといますよね。はい、私です。

テレビの衝撃映像を流す番組で、子どもがマンホールに火のついたもの投げ入れた際、大爆発を起こすという映像を見たときは、本当にゾッとしました。よい子のみんなは、絶対にマネをしてはいけません。

マンホールと同じくらい活躍したのが、電柱でした。

ベースにしたり目印にしたり、女子がゴム飛びをする際に、片一方を電柱に結び付けたりと、大活躍でした。

そうそう、電柱は、悪ガキの根性試しにも使われていました。ハシゴを伝ってどこまで登れるかを競ってたなー

他にも、金網の柵、ガードレール、空き瓶、工事現場の釘に板、土管と挙げればきりがないくらいです。昭和の子ども達は、遊びに使えるものならどんなものでも、工夫して貪欲に使っていましたよね。

それにひきかえ、今の子ども達は・・・と昭和の親父が上から目線で言おうものなら、子ども達からは、「子どもから遊びを奪ったのは、あなた達、大人の方じゃないか」と反発を食らうだろうと思います。

その反論は全くもって正しいと、私は思います。

危険な場所や遊びから、子ども達を遠ざけることは仕方がないことだと思うのですが、「あれもダメ、これもダメ」と行き過ぎってしまった部分もあるのではないでしょうか。

ところで、私は所謂、ゲーム世代の走りにあたる世代だと思います。

ブロック崩しやインベーダーゲームから始まって、ゲームウォッチ、ゲーセン、ファミコンとゲームをやってきたので、ゲームの面白さは知っているつもりです。自分の子ども達と一緒になって、ゲームで盛り上がることも、時々あります。だから、子ども達に対してゲームをやるなとは、全く思ったことはありません。

だけど、ゲームに夢中になるくらい、外でも遊んで欲しいとは思います。

友達と泥んこになりながら遊でもいい。(服は汚れるもの)

時には、ケンカをしてもいい。(人は考え方が違う。仲直りの方法を考えて)

膝小僧にカサブタ、頭にタンコブ、突き指もいい。(危険はどこにでも潜んでいる。その痛みを忘れないように)

こんなことを書くと、適当なこと言うなとお叱りを受けることになるかもしれません。

だけど、遊びには、ケンカやケガは付きものであると思うし、そこから学ぶことを多いように思うのです。

また、テレビゲームやSNSでは得ることの難しい経験や学びを、外遊びの体験を通じて学ぶことができると思っています。

マンホールの話からかなり脇道にそれてしまいましたが、最後まで、お読み頂きまして、ありがとうございました。















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