プールサイドでぼーっとする

こんにちは、れいこです。

昔、まだ子供だった頃の私は、プールサイドや浜辺でただ「ぼーっ」と横になって体を焼いている大人を見てはとっても不思議に思っていました。
こんなに楽しいプールや海があるのになぜ入らないの？なぜ泳がないの？
こんなに楽しくて新しい発見がたくさんあるのに！！って。

大学生くらいになった私も、ただ水着で横になって日焼けしている白人の大人たちをまた別の理由で理解できませんでした。
自ら日焼けするなんて、肌に悪い！シワができたらどうするの？って。

そして社会人になったばかりの私も、またまた別の理由で不思議に思っていました。
のんびりする時間がどこにあるのよ？そんな時間あったらアクティブに人と繋がりましょ、仕事しましょ、勉強しましょ。って。

そんな私、ホーチミンに来てからの3年で、すっかり「ぼーっ」とする側の人間に変身しました。

マンションのプール

マンションにとっても素敵なプールがついているので、毎日プールにいける環境がある、というのもあります。でも何より、時間と自分のケアに対するマインドセットが変わったのだと思います。

「ぼーっ」とすると、頭の中に渦巻いていた未来への心配や過去の後悔や未練が手放せて、その時間にその場所にいる感覚がはっきりしてきます。
暖かい風の気持ちよさや、冷たい水が肌に触れる感覚、ちょっとだけ太陽に当たった部分の肌が少し熱っている感覚。娘が夫と水の中で楽しそうに戯れる様子を見る幸せ。キャッキャという声を聞ける幸せ。

五感で感じる全ての感覚が時間と溶け込んで、なんだか時間が溶けていくような感覚になって。
「何かしなきゃ」と、用事や仕事に追われている時には決して気づけなかったこの世界の美しさや、この場に存在しているありがたさを感じられるようになりました。

そんなわけで、私は毎週末、プールサイドで「ぼーっ」とチルする人間になりました。20年以上ずっと不思議に思っていた過去の私が見たら、きっと驚くだろうな。

みなさんは、ただ「ぼーっ」とする時間を設けていますか？のんびりできていますか？「ぼーっ」とって、意外と難しいですよね。みなさんの生活にゆとりができますように。

今日も最後までお付き合いいただきありがとうございました。
良い1日をお過ごしください！