離れて気づく、毎日の贅沢

毎日当たり前のように飲んでいるコーヒー。
先日、いつものコーヒーのストックが切れたので、もっと手軽に買える安いコーヒーに変えてみました。
そうしたら香りやコク、酸味が私の好みからかけ離れていて。コーヒーを飲む満足度が下がってしまいました。

でも、きっといつものコーヒーを買って、いつも通り飲んでいたら、私はその美味しさに慣れきってしまって、美味しいコーヒーだということを忘れてしまっていたかもしれません。
忘れたまま、私好みの美味しいコーヒーを、美味しいことに気づくこともせず飲み干していたことでしょう。

いつもとは違う安いコーヒーを買ったことで、いつも飲んでいたコーヒーの美味しさに気づけたので、逆説的ながらその安いコーヒーを買ってよかったなと思うに至りました。

今回はたまたまコーヒーでしたが、いつもと違うことをして初めて気づく、日常の良さや幸せって、他にもたくさんあると思います。

これって、当たり前なのか？とても幸せなことなのか？
ほんの小さなことでも、暮らしに馴染んだもの・ことたちを慈しみたいと思います。

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