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推し活シンデレラストーリー

全力で推し活をしてたら、推しの隣でマイクを持つことになりました。
人生まじで何が起こるかわからん。

◆◇◆

私には推しがいる。
私の推しは、画面の中でマイクを持ち、みんなの注目を集め、言葉にできないみんなの思いを言葉にしてくれ、そしていつも最高の笑顔をしている。
その名も"たーたん"。みんながその相性で呼ぶ、素敵な女性だ。

たーたんは、いつも全力だ。
目の前の仕事に、いつも真摯に、そしていつも前向きに取り組む。いつも人目にさらされて、つらいこともしんどいこともたくさんあるだろうに、とにかく楽しそうに仕事をしている。
そして、いつも一緒に仕事をする相手のことを思いやっている。自分だけが目立てばいいというのではなく、みんなが本当にハッピーになれるには、誰がどんな立ち回りをしたらいいのか。それを考えながら、みんなを大きな愛で包んでくれる。
そして、新しいことを生み出そう!と仲間たちに声をかけ、自分が一番下っ端になって動き回る。そんな姿に突き動かされるように、仲間たちもついつい一緒に動き出す。
だから、たーたんのまわりには、いつもいつも新しい風が吹き続けている。

そんなたーたんを見てると、私もがんばろうといつも励まされる。
友人と些細なことから言い合いに発展して、お互いに深く傷付け合ってしまった時。
大事な仕事が控えてるのに、子どもたちが順番に風邪を引いて、心身ともにボロボロになって全てを投げ出したくなる時。
少し普通とは違う育ち方をする次男に対して、ふと拒否反応を示してしまい、ものすごい自己嫌悪に陥る時。
そんな毎日の中で生まれる、自分のどす黒い感情にとらわれて本当にどうにもならなくなる時に、本当に逃げ出したくなる時に、
たーたんだってがんばってる。私なんかよりもっともっと大変な中でも、前を向いてがんばってる。諦めちゃいけない。私もめげずにがんばろう。一歩でもいいから前に進むんだ。生きよう。
いつもいつもそう、たーたんから元気をもらっている。

だから、たーたんのそのまっすぐに人生に向かう姿は、
本当にもう、ただただ尊い。

私がたーたんに出会ったのは、2年前。
コロナ禍の中、友人に勧められて見たインターネットの動画で、その輝かしい姿に惚れ込んでしまった。
「なんでこんなに楽しそうなんだろう。」
それが第一印象だった。

それから私はたーたんを追うようになった。
たーたんは、なかなかテレビに出る機会は少ないけれど、今の時代はインターネットがある。いろんな動画や記事を集めながら、どんどんたーたんの事を知っていく。
仲間がやってるYouTubeチャンネルで爆笑しながら素をさらけ出す姿、言葉にならないたくさんの思いを涙ながらに丁寧に掬い上げて言葉にしていく姿、現実の厳しさを受け止めながらも、誰も無理はしなくていいんだよと優しく世界を包み込む姿。
その一つ一つに強烈に惹かれていった。

一人の女性として、自然体に、でもとてもパワフルに、全力でまっすぐに進んでいく姿は、私の目指したいありたい姿そのものだ。
私もこんな風に生きていきたい。本当にそう思う。
なのに、現実は難しい。厳しい現実に、どこかでそう諦めてしまいたい私もいる。
だけど、その奥にいる、本当は諦めたくない私を、たーたんが認めてくれる。諦めるフリなんかしなくていいんだよって許してくれる。
誰が何と言おうと、たーたんは私にとって"推し"でしかない。

そんな確信がどんどんと深まっていって、私は熱心に推し活に邁進することになった。
一時的にたーたんが話題になったこともあり、SNS上には少しずつたーたんファンがわいて出てくるようになり、私はそんなファン仲間と推し動画や推しエピソードを紹介しあったりして、楽しい毎日を過ごすようになっていた。

そんなある日、友人が驚くことを言い出した。
「ねぇ、れいこさんが推してるたーたんって、あのたーたん?私、中高の同級生なんだけど。」

そんなことある?????

「ねぇ、一緒に会いに行かない?ほら、私も久しぶりに会いたいし。行こう行こう!」

そんなことある?????

完全に固まる私を横に、
「ほら、たーたんも会いに来てって言ってるー!よし決まり!」
と友人は約束を取り付けた。

そんなことある?????

何度も何度もこの言葉を繰り返したが、どうやら本当にそんなことが起きているらしい。
これは、いったいどういうことなんだろう。
私が推しだと言い続けてたから?運命的な何かなのか?

もうまったくもって頭の整理がつかないままに、ついにその日がやってきた。ちょうどコロナ禍の真っ最中で、感染対策には万全の考慮をしながら、友人と一緒にたーたんに会いに行った。

ドキドキしながら、ワクワクしながら、豪華絢爛な建物の中をぐるぐると歩いて行った先に、ついに本物のたーたんがいた。

豪華絢爛な、
国会議事堂 参議院 本会議場に、
たーたんが、
伊藤たかえ参議院議員が、
いた。

「そういえば同級生が国会議員になったって話は聞いたような気がしてたけど、まさか友だちが"推し"てるとは思わないじゃん?もうびっくりしちゃってー!」
「ねー!本当よ!推し活っておもしろすぎるんだけど(笑)」

「いや、、あの、、その、、、文科委員会の質問の動画を見て、、その質問の仕方とかが本当に素敵だなって思って、、あの、、、ファンです!!」

「あっはっはっは!嬉しいなぁーー。」
「本当に素敵だなぁと思ってます!!推しです…!!」
「でも、そんな風に言ってくれて、会ったら普通の人だったって思われたらどうしよう(笑)」
「………!!(そんなことありません!!むしろ普通の、本当に普通の人だからこそ、推してるのです!!)」

もはや私は言葉が出ない。
推しが、推しが、、目の前にいてしゃべってるなんて。

そんなことある????

私は一人で興奮し過ぎて、心の中でわーとかキャーとか一通り騒いだ後、いや声出てたかもだけど、なんだか堰を切ったように、自分のここまでのしんどかった日々の事、そこから政治の大切さに改めて気が付いた事、そしてたーたんの政治家としてのあり方に触れて、なんとか希望を持ち続けられているという事、その全部をしゃべりすぎてしまって、それはもう完全にテンパったオタクそのもので、でも、そんな私の話を優しく時には涙しながら聞いてくれて、直接会ったたーたんは、本当にその動画で見たまんまの素敵な女性だった。

夢のような、たーたんと会えたその日から3ヶ月が経った頃、clubhouseというアプリが一世を風靡した。
その新しさにいろんな人がいろんな使い方を模索していて、その中には政治家の方々が若者と意見交換をする場として活用してる人もいた。いたのだけど、最終的には政治家の方が政策を語る場になったりしていて、なんかどうにもおもしろくなかった。
clubhouseのおもしろさはそこじゃない。誰もがスピーカーになれるというこの仕組みにおいて、主役は市井のスピーカーなのだ。

そこで、私は「たーたんファンミーティング」をやることにした。
ファンが集ってただただ愛を語る。政策の話は禁止。たーたんへの愛だけを語り続ける。伊藤先生って呼ぶのも禁止。
ここはたーたんファンミーティング。たーたんへの愛の深さ以外に、必要なものは何もない。

そんなアホなただのオタクの思いつき企画に、なんとたーたん本人が来てくれた。
たーたん本人がいるというので、ルームにはどんどん人が集まってきて、1日目は地震で中断してしまったのだけど、1週間後に仕切り直して再度開いた時には、300人を超える人が集まってきてくれて、みんなが次々にたーたん愛を語ってくれた。

誰よりも早くルームに入ってきてくれて、政策の話は1ミリもせず、ただただたーたんへの愛を語り続けてくれた国会議員さん(別の党)とは、もはやただのたーたんファン仲間になり。
首班指名選挙という国会議員が総理を選ぶ選挙で、罵倒されながらもたーたんに一票入れてメジャーデビューさせてくれた国会議員さん(無所属)が登場してくれた時には、もう満場一致でトップオタの座を譲ります!とみんなで大騒ぎしたり。
最初の選挙の時からのファンだと、エピソードを語ってくれた市議会議員さんには、古参ファンだと認定がおり。
さらに前の職場でたーたんと一緒だったという方が、もうずっと感じてきてる政治への不信感と、だからこそのたーたんという存在に感じる希望の話をしてくれたり。
政治系YouTuberの方は、自分自身からの愛に加えて、苦しい現場や若者から日々届き続けるたーたんへの愛の言葉を届けてくれたり。
そして、私や一緒に企画してくれた仲間たちからは、いつもたーたんが食べてるお弁当の話や、骨折してるのに全力で走って豆まいてておもしろすぎたなんて話から、たーたんの国会質疑は政府や行政の方々と一緒に政策を作ろうという姿勢が溢れ出ていて、その冷静さと丁寧さと愛の深さにいつも感動して泣いてしまうという話まで。

政治は、戦いじゃない。分断じゃない。
一人一人を、自分を、ちゃんと大切にして、目の前の社会をどう作っていくのか。
戦って勝ち取るんじゃなくて、尊重と対話をもって、どう社会をつくっていくのか。
だって、政治家は立法府で働いているんだから。社会のルールを作るのが仕事なんだから。誰もが感じたままに幸せに生きられないというなら、それは社会のルールが追いついていないという事なんだから。
だから、みんなで一緒にみんなのルールをつくっていくんだ。
そんな、真正面からど真ん中ストレートを超豪速球で投げ込むたーたんの姿勢に、党派を超えて立場を超えて次々にファンが集まってくる。

これが推しでなくてなんなんだろう。
これこそが政治家じゃなくてなんなんだろう。

今週末、たーたんの2期目を目指しての選挙の決起集会が行われる。
決起集会なんて難しい言葉が使われているけれど、簡単に言えば、リアルファンミーティングだ。そこに集まるのは、みんなたーたんのファンで、たーたんのあり方に共感してて、そんな姿をもっともっと広めていきたいと思っている人たちだ。まさに、推し活の最先端の現場だ。

たーたんは愛知県選出の議員さんなので、愛知県で行われる。
もうこれは新幹線に乗って行くしかないなと思って、友人に「今度の現場は絶対行くから!」と宣言していたら。

「れいこさん、がんばろうコール頼まれたから、一緒にやるからね」

ん?

がんばろうコール?

がんばろう??コール???

コール&レスポンスのコール??

えーと、

あの、、会の最後に、、、みんなでがんばろうーって言うやつ??

、、、

いやいやいや!!!

他にもっとふさわしい人が、、、

、、、

…いや、、いない、、、かもな…?

だってこれは、リアルファンミーティング。
もっともっとすごいファンの方々はいるし、ふさわしい方もいるんだけど、私だって十分なファンだ。これまでも全力で推し活をしてきて、ファン同士が集う機会も作ってきた。
えらい人が言ったから、とか、すごい人が言ったから、とかじゃなくて、普通の一市民が、普通の視点で素敵だなと思って推している。それは、政治家にとって何よりも大切なことなのかもしれない。
それなら、その一市民の一ファンとして、リアルファンミーティングの場で少しマイクを持たせてもらってもいいのかもしれない。

まじで、いったいこれは何なんだろうと思う。
国会って実はおもしろいんだよと友だちに言われて、よくあるテレビ中継じゃなくてインターネットで録画配信されている文科委員会を見てみたら、そこでたーたんに出会ってしまった。

出会ってしまったので推し活してきたら、たーたんの隣でマイクを持たせてもらうことになった。

推し活シンデレラストーリー。

でも、たーたんへの愛を語らせてもらえるなんて、そんな幸せなことはないから。

魔法にかけられて、全力で愛を語ってこようと思います。

(2022.06.09)


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こちら、たーたん推し活仲間ぐりころさんのたーたん紹介記事♡

公式ホームページ♡ トップの笑顔が素敵すぎる♡

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(補足)
ちょっとだけ、たーたんの6年間の活躍っぷりを勝手に解説!

・党派を超えてママパパ議連を立ち上げる
・国民民主党の代表選に挑み、国会議員票の半数を獲得。副代表に就任。
・誰よりも最初に孤独対策に取り組み、与党につなげて政策化。
・市民発の政策づくりプラットフォームPoliPoliを活用して、生理政策に取り組む。政府の方針に入る。
・ヤングケアラー支援法を、法案提出者として提案。
・生殖補助医療や内密出産といった法制化が追い付いていない分野に積極的に取り組む。
・自身が待機児童の問題にぶつかりながら、子育てしながら介護しながらでも当たり前に働いていけるよう、政治家の働き方改革にも取り組む。

ここにも書ききれないようなことも、もっともっとたくさんあるのだけど、わりと最近のものを中心に紹介してみた!

clubhouseで同僚の国会議員さんがみんながみんな言ってたけど、こんなに1期目で働く国会議員さんもなかなかいないんじゃないかな。。
そして、本当に人と人のコミュニケーションハブとなっていて、国民と政治家の間に立つのはもちろん、政治家と政治家の間にも立ってるというか、たーたんがいることで党派を超えた取り組みがどんどん進んでいるような印象がある。
外交政策とか経済政策に比べたら、一つ一つは小さいことのように見えるかもしれないけれど、確実のこの一つ一つによって救われている人がいて、救われている命があって、だから本当に政治に大きいも小さいもないよなと思う。

政治家でも政治家じゃなくても、たーたんはどこでも活躍するだろうと思うのだけど、そんな素敵な方が政治家という仕事を選んで国民の代表になってくれているというそのことが、本当にもう感謝しかない。
だからこそ、6年前にそんなたーたんを選んでくれた愛知県の方々、たーたんの名前を書いてくれた51万9510人の方々にも感謝しかないし、本当にこうやってたーたんを推せる状況を作ってくれた全ての方々に、感謝しかないです。

ありがとうみんな。ありがとう世界。
私は今日も推しの世界によって、生かされてます。

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シンデレラのその後のお話


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