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読書記録「嫌われる勇気」

アドラー心理学を世間に広めた一冊。
私はこの本をテレビドラマ化された時に知りました。

その時に読んでから数年経ち、もう一度読み返すことに。


心が動いた場面

「トラウマは存在しない」

しょっぱなからこの言葉に衝撃をうけてしまった。
トラウマでなければ何なのか・・・

考え方としては「原因論」ではなく「目的論」として物事を見る。
読み進めていくと「なるほど」となる。

「課題の分離」

これは、人間関係の問題を語るときによく出てくる言葉。
色々なところで見聞きするからか、よく覚えている。

いろいろと気にしすぎる私は「課題の分離」を意識するようにしている。
ついつい出しゃばってしまうこともあるので。

子どもとのやり取りでも、
「それはやらないと誰が困るの?」
なんて聞いたりする。

共同体感覚

対人関係のゴールは「共同体感覚」。

「共同体」ってなんだろう。
みんな一緒?みんな仲間?

「誰もが特別な存在であり、誰もがかけがえのない存在。」
と言うとかっこいい感じがするけれど、逆に
「どんな人も所詮、ただのひとりの人間」
ってことかしら。

叱ってはいけない、ほめてもいけない

これは初めて読んだときに「じゃぁどうすればいいんだ!」
と思った部分。

「叱ってはいけない」は分かる。
叱ることでその場は収まっても、後々になって面倒な事態になるので。
でも、「ほめてもいけない」ってどういうことよ?!と思ったのです。

読み進めれば納得。
相手を認めることが大切なのかなって思う。
大人も子どもも、みんな対等なんだからね。

「嫌われる勇気」を読んで感じたこと

本を読み返すのって大事よね。
忘れてることがたくさんあった。

今回読み直して、感じたことは
「アドラー心理学って哲学なのか?」
と言うこと。

読んでいて「なるほど!」となるんだけど
「それは何かしらの手段で証明されているのか?」
というのが気になってしまった。

「心理学」ではいろいろな実験が行われているけど、
人を扱うものだから難しいところはあるよね。
昔行われた実験結果が、今になって怪しいかもってことはよくあるようだし。

そんなわけで、アドラーはどんな経緯でこの考えに至ったのだろうか?
精神科医としてたくさんの人々と関わった経験からなのだろうか?

そのことが分かる文献があれば教えていただけると
とてもよろこびます。

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