ご飯の量、減らしていい??

 実は、、、

甥っ子は小学5年生までデブだったんです

体重80キロくらいはあったと思われます。しかも力持ちだったので、力士を目指して相撲部屋に入ったらいいのに、と本気で思っていました。

そんな甥っ子が5年生の時に「俺、痩せたらカッコいいかなぁ?」と言いだしました。お!?思春期突入か?好きな女の子でも出来たのか?

それまで暇さえあれば、トドの様にゴロゴロ転がってゲームばかりだったのに、サッカーをして遊んだ時に身体が重くて走れない事がショックだったことがきっかけとなり、突然ダイエットを始めました。

ガブ飲みしていたら甘い炭酸飲料を辞めて、ご飯も小盛りに変更。食事は野菜から食べ始めるようにしたら、みるみる痩せていき、結果的に1年で20キロのダイエットに成功したのです!ダイエット本を出版して講演会まで出来ちゃうんじゃないの?という成功っぷり。甥っ子の根性にも驚きました。

 

 その後、ダイエットした体型を上手くキープしたまま中学へ入学し、我が家で共に生活することになったのですが、困ったことにダイエット習慣が染みついてしまっています。とにかく、もう太りたくないという強迫観念のようなものがあるようで、毎晩体重計に乗っては「太った」だの「痩せた」だのぶつぶつ言っています。

「玲香ちゃんの家に来てから、太った。ここにおったら太る」と文句言ってくるくらい。いやいや、確かに美味しいものを食べさせているとは思いますよ。でもね、学校から帰ってくるなり「お腹空いたー!」と言ってパンやらバナナを食べるのは、どこの誰だよっ!!私のせいにするな!!と言いたいけれど、身長もグングン伸びているので、体重が増えるのは当たり前のことなのです。


そもそも、中学生ですから部活で運動し、自転車通学し、勉強時間もたっぷりで頭も使うとなると、とにかく身体も脳もエネルギーが必要な年頃です。当然、私は「育ち盛りなんだから、太る心配しないでたくさん食べなさい!」と山盛りご飯を食卓に並べます。お腹が空いている甥っ子は、当然ぺろりと完食します。


 先日、夫が珍しく腰を痛めました。ぎっくり腰のようです。夫も少し体重を落とした方がいいかも、という話になり、夫のご飯の量を40%くらい減らす事にしました。

それを見た甥っ子がチャンス!!と言わんばかりに

「俺のご飯も減らして〜」

と言ってきました。本来なら白ご飯のお替りをしても良い年頃です。お茶碗一杯くらいはちゃんと食べなさい!!太るのが怖いなら、デザートをやめなさい!と一蹴。

私に許可してもらえなかったので渋々ご飯を食べている甥っ子ですが、結局、すっかり習慣になったデザートをやめる気配はありません。ご飯を減らしてデザートだけ食べようなんて考えが甘いのだっ!!

せっかく長身男子に育ちそうなので、今、無理なダイエットをして成長が止まるなんて勿体ない。最近では、ご飯を食べさせる為に”甥っ子洗脳大作戦”に乗り出しました。

韓国ドラマの長身イケメン俳優を見せては、(最近はトッケビにハマっています)

「観て!観て!背が高くて、姿勢も良くて、カッコいいよねー!!そう思わない??」

「あ~、確かにかっこいいね~!」

「だよね~♪君もきっとこんな風になるよー♪モテモテで大変だろうね~」

とおだて続けています。ちなみに今夜の甥っ子リクエストはパスタ。山盛りパスタを作って今夜もモリモリ食べさせます。ふふふ。

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