見出し画像

クックパッドのデザイナーサマーインターン2022で学んだこと。

こんちくわ。れいかぴです。
2022年9月3日(土)〜9月5日(月)、横浜にあるクックパッドさんでデザイナーインターンに参加してきました!🍳

言わずもがな、たくさんの学びと成長があったのでレポします👩
(※公開にあたってクックパッドさんに許可をいただいております。)

1. インターンに応募した経緯

まず、私がインターンに応募した経緯についてお話しします。
もちろん、将来デザイナーとして働くのにすごく魅力的だったことが一番なのですが、具体的に大きく2つ理由があります。

①noteでクックパッドデザイナーの記事を読みまくっていたから。

独学でUI/UXデザインを勉強している私にとって貴重な勉強材料のnote。何か調べたいことがあって検索した時にたまたまクックパッドの記事がヒットしたことがきっかけで暇があれば読んでいました。
「ここまで書いて大丈夫なんか??」というくらいオープンに情報発信してくださっており、「この人達から直接教えを乞いたい‥」という気持ちがずっとありました。

②食が大好き!!!!!!!

食べるのも作るのも大好きな私。朝ごはんを食べることとお洋服を着るために生きてます。
留守番っ子だった私は、小1から家族の夕ご飯を作っていました。そのような背景もあり、食への執着心が激しく、食に向き合うことに興味がありました。(そういえば高校で一時期栄養学科を目指していた)

2. インターンシップの中身

1日目

🔑重要な言葉
「サービス開発とは赤の他人へのプレゼント選び」
「サービス開発は仮説→実行→検証の繰り返し」
「ユーザーは無自覚に嘘をつく」
「ユーザーのセリフはそのまま残す」

今回のテーマは「ひとり暮らしの人の料理が楽しくなるスマホアプリ」。
実際にひとり暮らしのクックパッド社員の方に30分ユーザーインタビューをさせていただき、その方をターゲットユーザーとしてアプリを制作しました。
初めて会う人にユーザーインタビューをするのは初めてで緊張💦実際の業務に近い状況でユーザーインタビューの経験をさせていただけました。

また、ユーザーは「いや、料理のこれが困っていて〜」など言ってくれないので一見困ってなさそうな中で、ユーザーの課題を見つけるのは非常に難しかったです。
複数立てた仮説から最も確からしいものを1つ決定。⏬

1回目の価値仮説シート
最初の価値仮説に沿ったストーリーボード

なんとなくそれっぽかったしユーザーの情報も少なかったのでこのまま進めていました。
この仮説を立てた経緯としては、
①インタビュイーは自分の作った料理を友人にLINEやTwitterでシェアすることが多い
②ちょっと凝った料理(スパイスカレーや嶺岡豆腐)をよく作る
③スパイスカレーがあんまり美味しくできなくて、難しいながらも楽しかったし、また挑戦したいけど、2回目は作れていない
この3点から、料理のジャンルごとにコミュニティが作れてそこで情報交換ができたら、もっと料理が楽しくなるのでは??と考えたからです。
〈ユーザーテスト用のプロトタイプ〉
登録導線
MVP画面(コア機能)

まぁ、こんな曖昧な価値仮説ではユーザーテストでどうなるかなんて大体想像つきますよね??

2日目

🔑重要な言葉
「ユーザーテストでは仮説が間違っているのか、UIがまちがっているのか分かる」
「5人のテストで、約85%の問題が分かる」
「ユーザーの『あれ、』『うーん』には要注意」

早速、ユーザーテストで1日目の方にプロトタイプを触っていただきました!
感触はまずまず。
しかし、このサービスの大きな課題が見つかりました。
①こだわって写真を撮るのが苦手で、写真を一般公開するのにハードル
②みんなからの反応の数次第で使わなくなりそう
③超欲しい!!!って感じではなかった

大外れではなかったので、この3つの課題を解決しつつ、進もうとしていました。
しかし、メンターさん方との壁打ちで価値仮説のおかしさにも気づきました😅
1回目の価値仮説シートの「課題」の「友人はLINEで良い反応をくれない」という部分です。
これは完全に私の仮説で、別にインタビュイーは「友人はLINEで良い反応をくれない」とは言っていなかったのです😅
また、友人へのシェアはずっと続けているみたいで、おそらく良い反応がないことを不満におもっていたらシェアを途中でやめていますよね😅

課題部分がズレていた

そもそも私が焦点を当てているのはインタビュイーが「スパイスカレーを2回目作れていない」という経験でした。

ユーターインタビューより


ご本人は「時間がかかると知ってからなかなか再挑戦できない」と言っていましたが、きっと美味しいと分かっていたら2回目作りたくなるはずです。
どこを解決すればスパイスカレーを2度目作りたくなるのか‥
てか、そもそも「レシピ通りに作ったのになぜか美味しくなかった」と言っていたな??
→てことは、失敗の原因自分では分かっていないな??
→てことは、そもそも失敗の原因を知る手段がないから、次美味しく作ることが確証されないのではないか??

2度目の正直 価値仮説

これを立て直したのが、2日目の16:00。オーマイゴッド。
そこから爆速でリサーチして、クレイジー8して、ソリューションのアイデア出しを行い、”アプリ内の質問に答えていくだけで、何が失敗の原因だったのかを教えてくれる”ことをMVPに決定しました!

ソリューションを決定したのが19:00。退勤時間。
さぁ、ホテルに戻って爆速でプロトタイプ作りです!!!

3日目

2日目の夜に制作したプロトタイプのFBを貰い、最終調整をしつつ、プレゼン準備に取り掛かっていたらすぐに終わってしまいました😿

〈発表資料はこちらから〉

〈最終プロトタイプはこちらから〉
👆スマホだと重い可能性アリ

👏講評
(+)
・サービス名良いねw
・価値仮説の立て直しが正しくできているのが良い
・2日目で価値仮説を立て直す勇気
・プレゼン資料が理解しやすかった
・インタビューからユーザー理解がちゃんとできてる印象
・自炊というのは1人で不安なものであるという状況を理解した上で制作できている
・完全にペインに焦点を当てているサービスで、ユーザーの課題が明確になっていて分かりやすかった
(ー)
・ユーザーの課題は解決されそうだけど、インターンテーマである「料理を楽しむこと」につながるのかは不明な点が多かった

発表の最後には突然メンターさんが現れて、私の良いところや頑張ったことを全員の前で褒めちぎってくださるという謎の自己肯定感爆上がりタイムまで用意してくださっていました‥感激でした‥😿

成果物だけでは判断しない、人となりや制作プロセスまで大事にされている、温かい会社なのだと思いました💘

3. 3日間を振り返って

【まとめ🔥】

いや、パニックにはなってたな
3日間だけでしたが、自分の強みも弱みも課題点もたくさん見つかりました!!

今回、自分の論理的思考力の弱さと、ソリューション部分のアイデアの弱さビジュアルアウトプット力の弱さに苦しみました。そのため100%自信がある!!!という作品が作れず、すごく悔しい思いをしました😓
サービス開発なんてうまくいかないものだと知りましたが、自分が現場で働き出すときにはもう少しユーザーが欲しいと思っているものを作れるように精進します‥💪

【クックパッドのデザイナー🍳】
クックパッドのデザイナーさんは個性豊かで、1人1人とても魅力的な方ばかりでした👀
それでもやっぱり共通点はあるな、と。。
①とにかく明るい!笑 ポジティブな人が多い
②自走力のある人
③会社に閉じずに、色々な分野・方向に興味を向けている人
④デザイナーの将来像に向き合っている人
⑤食が好きな人
🥄

最終プレゼン前に隣で黄色いスイカが切られ始めた時は驚きました🍉

また、私が就活で悩みに悩んで病んでいたので(笑)懇親会ではデザイナーさんや人事さんが壁打ちして相談に乗ってくださり、とても嬉しかったです。お世話になりました‥
まだ自分がどのような事業の会社で働きたいのか全くわからないのですが、どのようなデザイナーになりたいかは少し明確になってきました💡

とにかく、自分のデカめの課題は「論理的思考力」「言語化力」!!!

常に成長し続けるデザイナーになるために頑張るぞーーー!🌱

最後まで見てくださり、ありがとうございました😆

可愛いノベルティ!!


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?