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グダグダになった思考を立て直す言葉: Let me try again!

こんにちは。
英語コーチの ながき れいか です。

込み入った話をしていると
自分が何を話しているか頭がこんがらがる
そんな時、ありませんか?

今日は、英語を話している時だけでなく
日本語で話している時も、きっと役立つ
思考の立て直し方を紹介します。

昨日のセッションでクライアントさんから
学んだことです。


商社で働くAさんは、
日本のお客様からの注文を海外の支社に
つなぐ業務を、主に担当しています。

コロナ禍の物流クライシスが収まった後
今は、取引先のアメリカの製造現場が
深刻な人手不足のため
納品が遅れることが、度々
あるそうです。


そんな時、アメリカ支社の社員さんの
対応にイライラすることが多い、
と。


アメリカ支社側は、現地の工場に
注文を入れたら、あとは知らんぷり。

日本から「納期はどうなっている?」と
問い合わせない限り、確認もせず
いつも対応が後手にまわり、
日本のお客様にお叱りを受けることが多い。

何度も、状況を説明して

「注文から納期管理まで現地でお願いします」

と依頼しても、知らんぷり。

アメリカ支社も人手不足で、
いろいろ手が回らないみたい、と。

状況はこんな感じです。
長くなってしまいましたが、
とても込み入った状況ですね。


これを英語で説明してくれたんですが、
話している彼女も複雑な話の構造のせいで
「アレ?」「ん?」と
言葉がつまりがちに。

そんな時に、Aさんが使った言葉が

Let me try again.

Let me start again.
(仕切り直させて)

思考の袋小路にハマった時、
「こっちか?そっちか?」と
出口を探し彷徨うより、思い切って
スタートに戻って、やり直す。

すると、さっきとは違う道筋が見えるようで
なんとか状況を整理しながら
話すことができたのです。

「Let me try again、すごい!」と
思ってAさんに伝えたら、彼女も

「今日は Let me try again. に凄く助けられた!」

と爽やかな笑顔を見せてくれました。

そのあとAさんが

「実は、日本語で話している時も、たまに自分が何を話しているか、どこに向かって進んでいるか混乱する時があるんです。Let me try again.の考え方、日本語の時も使ってみます

こんな話をしてくれました。

分かるっ!


私も日本語、英語問わず、話していると
山手線のようにグルっと一周まわって
また同じ話をスタートしちゃう
ことがある。


話しながら

「あ、いま話したばかりなのに、また始まっちゃった」

気がつくのですが、やめ方が分からない。

言葉を適当に繋ぎながら迷走してしまう。


でも、これからは話がグルグル回って
論点が分かりづらくなったら
Let me try again. で仕切り直して、
スッキリ端的に伝えるようにしたい。


最近、文法とか語彙じゃなくて
伝え方とか考え方について
気づきが、とても多い。

それは限られた外国語の知識を
使って、相手に伝わるように
工夫しながらコミュニケーションを
とろうとする生徒さん達から
学ぶことが多い。

やっぱり、Less is more. だな。
Simple is best. だな。

読んでくださる皆さまのおかげで、もうすぐ4分の1!


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