英語リーディングで英語会議のトレーニング?!

こんにちは。
英語コーチの ながき れいか です。

今日はセッションで受講者のAさんに
素晴らしい考え方を教えていただきました。

分かれ道目の前にあるモノを生かすか否かは、
工夫次第、考え方次第、自分次第


Aさんは外資系企業で働いています。
セールス部門のチームリーダーです。
中途採用の多い職場で、それぞれの強みを
もち個性を発揮して活躍するメンバー達を
まとめ上げ、野心的な数字を達成するために
多忙な日々を送るなか英語を学んでいます。

いま1番の目標が、3人以上が参加する
英語会議に対応できる英語力を身につけること

2人だと確認したり、相手の話を止めたり
ある程度、会議の進行をコントロールしながら
英語にも対応できるようになった。 でも、
4人5人の会議では、こっちのペースに
合わせてもらえないことも多い。

英語ディスカッションについていけるように、
聞き取り+理解のスピードUPと
発言の瞬発力を上げるよう日々精進。

そんなAさんはとにかく「役に立ちそう」
「すぐにも使える」英語を吸収する意欲が
もの凄く高い。

学習内容のジャッジは常に

「これはリアルな表現でいい!」
「すぐ使えるイメージが持てるから良い」
「来週の会議で使ってみます」

Aさんには、実践的な英語が圧倒的に正義


そんなAさんが熱心に取り組むのが、意外にも
英語ニュースのリーディング。

毎週1つずつ記事を読んで
要約を作って、Q&Aにはライティングで回答

一見、英語会議にすぐに役に立つイメージが
しづらいのですがAさん、力を入れて
取り組んでいます。
 
ここ2週間、特に忙しく英語にあまり時間は
とれなかったのに、
リーディングとライティングはやってた。

気になって聞いてみました。

「Aさん、リーディング好きでしたっけ?」私

「いえ、全然。でも、この宿題は実践的なんで楽しいから」

「実践的ですか?」私

「記事を読むとき、前からドンドン読んで「意味が分からない」ってなっても絶対に戻らない。「??」って感じたまま読み進める。最後までいく。そうすると、英語会議の状況を作り出せるんですよ。会議中だって、この単語が分からないとか、少し聞き取れないとかで挫けてたら、あっという間に置いていかれる。分かったところと、自分の持てる知識を総動員して理解に努める。めちゃめちゃリアルな練習です」

おー、見事!

リーディングだから時間をかけられる、
リーディングだから前に戻れる、
そうじゃない。
自分に必要な練習に改変する。

英語会議中、プレッシャーのかかる状況を
自分で作り出す。
そして、どうにかやり抜く練習をする。

今まで英語のニュースをそんなふうに
使ったことなかった、自分でも
受講者さんに対しても。

リーディングだから、読み解く力を鍛える

そんな先入観に縛られて、Aさんの必要な
練習方法を提案できてなかった。反省。

英語は4技能をバランス良く、とか言うけど
語学力は総合力。

どんな学習課題だって「自分なり」があるはず
自分の必要なところから、
自分のやりたいところから、
工夫次第、考え方次第、自分次第で
やっていきたいですね!


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