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【英語お喋り会】オススメの本紹介では内容じゃないところばかり気になった②

こんにちは。
英語コーチの ながき れいか です。

英語を学んでいる人が集まり、
英語でお喋りをする集いをやっています。

前回は「オススメの本紹介」

トップバッターが紹介したのは
Where the Crawdads Sing​​”

「オススメ」として紹介してくれた洋書

彼女には本の内容より

「どうやって英語で読書するのか」

という関心・質問が集まりました。

「私も英語で読書を楽しめるようになりたいな」

少し先をいく先輩の姿は
英語を学ぶモチベーションにつながる。

そんな発見のある本紹介となりました。


2冊目は日本語の本でした。
こちらも私は初めて知った本です。


2) 「Masato」岩城 けい著


お父さんの海外勤務で家族そろって
オーストラリアに引っ越した男の子の話

言葉が分からなくて、疎外感
いじめ。
そんな少年を見守る父と母。

とにかく自分と重なる...


この本を紹介してくれたのは、
夫さんの海外赴任に帯同して
アジア諸国で駐在妻・母をしてきたBさん

Masatoが感じた言葉の壁、孤独
外国生活に苦悩する息子を見守る母

「自分の経験と重ねて、深く心を動かされた」

彼女の解説を聞いて、
海外で暮らしたことのある組は、
ただただ共感。

「それまでにない疎外感と孤独だった」

言葉の壁だけじゃなくて
そこからくる自信のなさで縮こまる。
文化の違いとか、伝わらない歯痒さとか
いろんなことを諦める。
そんな自分にガッカリする。

「わたしってこんなに情けない人間だったけ?!」

何度もそんな気持ちになったのを思い出した

一方、海外で暮らしたことない組は、

「海外で暮らすってキラキラしたことばかりじゃないんですね...」

せっかく英語を学んでいるんだし、
住むのは無理でも、
しばらく海外で暮らしてみたい。

そう考えて、イギリスの語学学校を
ネットで見て妄想を膨らませている
Cさん。

今まで考えても見なかった
海外で暮らすことについての側面

言われてみれば海外生活に関する情報って
ポジティブなものが多いかも。

とくに「海外で暮らしてみたい」と思って
情報を探すと、アンテナに引っかかるのは
自分の欲する情報。

海外生活→→→キラキラ

人って思った以上に、
自分が見たいものしか見えてないし
聞きたいことしか耳に入らない。

無意識に選択された情報のなかで
いろんなことを判断していることを
思い出させてくれた、本紹介でした。

こちらの本も是非とも
自分で読んで見たくなりました。

2冊目も本の内容よりも
その本を選んだ理由から、
その人の経験や、その経験にもとづく
その人の感性に触れることのできた
素敵な本紹介でした。

3冊目も初めて知った本。
こちらは次回紹介します。
韓国人作家さんの本です。


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