【英語コーチのお仕事】トリリンガル外国人上司がくれた英語学習のアドバイス
こんにちは。
英語コーチ/日本語教師の永木れいかです。
12月に休暇をとるので、その準備のため、最近、学習相談やセッションの予定をかためて入れています。いつも以上に色んな人と話す機会があり、刺激的な毎日です。
なかでも、木曜日の打ち合わせはピカイチでした。
新しく英語コーチングをスタートすることになったクライアントさんからの面白いリクエストからの打ち合わせ
上司がコーチに会って話したいと言っているのですが…
コーチングを受ける人の上司や、人事の方とプログラム内容の打ち合わせをしたり、コーチング終了時に成果報告をすることは今までもあったので、「いいですよ〜」と軽い気持ちでメールすると、何だか様子が違う。
その上司さんは日本人ではないのですが、日本に10年以上住んでいて日本語ペラペラ、第二外国語として英語も話せる。もちろん母国語も。トリリンガル。
トリリンガル上司さんが、
クライアントさんは「まだコーチングも始まっていないのに面倒なことになってしまって、すみません…」と。
いえいえ、とても面白そうです。
ユニークな上司さんとのことなので、どんな話が聞けるか楽しみにしていました。
当日、とっても面白い話が聞けました。英語(外国語)を学ぶ人へのヒントになるアドバイスをたくさんもらいました。
今日はトリリンガル上司からもらったアドバイスから特に「なるほど〜」と感じた言葉を3つお届けします。
① いつまでもlearnerじゃなくて、userになろうよ
何年も英語を勉強している。毎日やっている。でも、勉強したことを使っている様子があまり見られない。
「まだ知識が足りない」
「できるようになったら使う」
そういう完璧主義なマインドセットが邪魔をしている。
多くの日本人は英語を「学問」みたいに扱ってて、何年も教科書で学び続けているけど、英語は「ツール」だと考えてみて。
少しずつでもいいから、英語で情報収集したり、英語で映画や音楽を楽しもうよ。
② レッスンとリアルを繋げていこう
単語とか文法を一生懸命やってるけど、学んだことを仕事で使って「勉強したことが役に立った」「勉強したから相手の英語が分かった」そういうのが欠落している。
3つのアドバイス/リクエストのうち、この言葉が1番刺さった。ここ何年かずっと考え続けている課題でもある。
外の世界で、自分のやりたいことを実現したり可能性を広げるために英語を学んでいるはずなのに、レッスン→外の世界が中々つながっていかない。
どうすれば外の世界で役にたつ英語を身につけることができるのか…
「先生と話すときは上手く話せるけど外国人を前にすると言葉が出てこない」
「まだレッスン以外で英語を話す自信がない」
こんな悩みを聞くたびに「どうすれば…」と考え続けている。トリリンガル上司さんにバシっと指摘されて、ぐうの音も出ない。
上司さん、名案をくれました!
レッスンで学んだ英語を、職場で使って練習してみる。使ってみて上手くいったこと、足りなかったことを次のレッスンで振り返り。
レッスン↔︎外の世界 フィードバックのループ。
ありがたいオファーに2つ返事でOKをしました。もしかしたら、この方法は「レッスン→外の世界」をつなげる新しいレッスン形態としても展開できるかも。協力的な職場環境があれば…
③ You are the director of your English study.
先生とかコーチじゃなくてクライアント本人が、英語学習の方向性を決めたり、やることを選んだり映画監督のように仕切るべき。
コーチや周りが「あれがいい」「これがいい」「あれしろ」「これしろ」って言っても本人が心を決めなくちゃ何も始まらないよ。
30分という短い時間でしたが、トリリンガル上司さんの熱い思いをたくさん受け止めて、ものすごい濃い時間でした。
「彼が困ったり、悔しい思いをしている姿を見てきたから、それを変えるために頑張るなら全力で応援する」
こんな素晴らしい上司って実在するんですね。
上司さんからもう1つの提案がありました。
またまた、ありがたいオファーに2つ返事でOKをしました。
最後にトリリンガル上司さんからの言葉
英語(外国語)を勉強していると覚えることもたくさんあるし、「〇〇ができたら次のステップ」と引かれた線路の上を進む感覚が強くなってくることがある。
ゴールまでの道が決まっていて、そこに向かって一歩ずつ近づくような学習の方が安心感もある。
でも、やりながら発見することもあるし、自分に合う方法をアレコレ試しながらジグザグ進むことだって多い。一直線じゃない学びでも大丈夫「アドベンチャー」だから。
上司との打ち合わせにも対応できる英語コーチングやっています笑
メルマガでは日常的な内容など含め、英語についてゆるりと発信しています。