結局 the って何なの? 「その」じゃないの?
こんにちは!
英語コーチ ながきれいか です。
つい1ヶ月前まで
毎日せっせとDuolingo でフランス語を
勉強していた私を鼻で笑っていた夫が
Duolingoにハマっています。
出張先のホテルから、わざわざ電話してきて
「連続記録って何の役に立つの?」
「ポイントって換金できへんのやろ?」
とか言ってたのに。
1か月前はDuolingoを
小馬鹿にしていました↓
そんな夫が電話してきた理由は
もう一つあって、
問題:この文を訳してください
「そのレストランは駅のそばにあります」
表示された英単語を並び替えます
実際の問題ではないのですが参考に↓
夫の答え(不正解)は↓
正答は↓
夫の疑問は↓
確かに中学生の時
theを「その」と訳すように
言われたような記憶があります。
でも英語を日本語にするとき
「その」を律儀に訳していると
だいぶ不自然になる場合が
往々にしてありますよね。
じゃあ「the」の正体って何??
例えば、
AさんとBさんが映画を見に行く約束をして
待ち合わせの時間を決めるのに
Aさんが
THE movieと「the」をつけるのは
もう観る映画が決まってて
AさんとBさんの頭の中に
特定の映画があるから。
逆に、週末の予定を考えている時
Aさんが映画を見たいなと思いついて
Bさんに提案する時点では
どの映画か2人の間に共通認識がない。
だから「a」をつける。
もし、ここでAさんが
How about watching the movie?
と言ったら
Bさんは「あれ、どの映画?約束してたっけ?」
と少し戸惑ってしまいます。
説明が長くなりましたが、
さっきのDuolingoの問題に戻り
「そのレストランは駅のそばにあります」
レストランの場所を説明するのには
たくさんある駅のどれか1つの駅(a station)ではなく
特定の駅(the station)を使います。
自分と相手が頭に浮かべられる駅じゃないと
案内になりません。
なぜ、こんなややこしいことを
長々と書いたかというと
文法を身につける、理解するとは
なかなか根気が入る、ということを
体験してもらうためです。
テキストを読み
「a/an」は不特定の名詞
「the」は特定の名詞につく。
ふむふむ、と思っても
実は自分の中には、まだ
取り込まれていない状態。
長年、培ってきた日本語の知識や
考え方が根付いていて
新たに英語のスキーマを導入するのを
邪魔しているから。
それを克服するには、
「何でこうなるねん、納得いかへん」
って難癖つけて立ち止まってみるのが
効果的。
自分の知識とズレを見つけたら
英語のスキーマをインストールできる
チャンスだと思って見逃さないで。
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