繁栄の原則と衰退の原則
僕には大切にしている2つの教えがあります。
それは「繁栄の原則」と「衰退の原則」です。
メンターから教わりました。
この世の中は繁栄していくものと、衰退していくものに分かれます。
その繁栄と衰退を分けるのが、創造と破壊です。新たなものが創造されることで、豊かになって繁栄につながりますし、破壊されることによって衰退していきます。
その創造と破壊を分けるのが、調和と対立です。創造というと、ゼロから新しいものが生まれる感じがするかもしれません。もちろんそういう創造もありますが、多くは今あるものの組み合わせによって生み出されます。知らない人同士や、異質なもの同士、違う価値観が調和することで創造が起こります。
ただ、知らない人同士や異質なもの同士が必ずしも調和するとは限りません。残念ながら対立してしまうこともあるでしょう。そうなると、創造ではなく破壊につながってしまいます。
では、調和と対立を分けるものは何なのでしょうか。
それが、理解と無理解です。人によって価値観はさまざまです。価値観が近い人同士の方が親しみやすいのはその通りだと思います。価値観が合わない人は敬遠したくなるでしょう。
ただ、価値観が合わないからって遠ざけてしまうと、無理解のままで終わってしまいます。そこから理解を深めることはできません。価値観が違う人は、あなたにないものを持っている人です。知らない世界を教えてくれる人です。
最初は抵抗を感じるかもしれません。居心地が悪く感じることもあるでしょう。それでもすぐに離れずに、相手を理解しようとしてみてください。思わぬ気づきがあるかもしれません。
それって食べず嫌いのものに似ています。食べたことがないのに、見た目だけで判断し嫌いになっています。実は食べたらおいしかったということもあります。もちろんやっぱりおいしくなかったということもあるでしょう。
だけど、食べず嫌いと食べたけど嫌いは大きな違いがあります。相手を理解すれば、そこから必ず調和が生まれるとは限りません。だけど、無理解のままで終わってしまっては、そこから調和は生まれません。
ちなみに、理解というのは相手に合わせるだけではありません。相手に合わせ過ぎて自己犠牲になってしまってはいけません。下手な言い方ですが、Win-Winを目指しましょう。
相手を理解することも大切ですが、同じくらいかそれ以上に自分を理解することが大切です。
世の中のものは、繁栄していくか衰退していくかのどちらかです。その繁栄と衰退を分ける最初の一歩は理解か無理解かです。
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