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宅配ピザで「スパークリングワイン」を頼んだら「常温」で持ってきた件

今日の話のオチを先にお伝えしますと「”物事の前提に対する思い込み”って自分では自覚できないな」というだけの話ですが、もし宜しければお付き合い頂けますと幸いです。

一昨日は出かけるのが面倒だったので夕食は久しぶりに宅配ピザを頼むことにしました。(ネットで注文)

ちょうど蒸し暑い日でもあったので何となく「冷えたスパークリングワイン」を飲みたいと思い、ピザ屋のチラシを見るとちょうど手頃な値段でスパークリングワインがあったので、ピザと一緒にスパークリングワインも一本注文しました。

スパークリングワイン用のグラスとボトルを冷やすための入れ物を用意してピザ屋さんの到着を待ち、玄関のチャイムが鳴ったのでピザを受け取りに出たところ、ピザと一緒に渡されたのが何と”常温”のスパークリングワインでした。

届けに来てくれた配達員さん(たぶんアルバイト)に「あれ?冷えたのは無いのですか?」と尋ねたところ、配達員さんはキョトンとした表情で「あっ、すみません、これしかないです・・・」と言ったので、仕方なくピザと常温のスパークリングワインを受け取りました。

おかげで「冷えたスパークリングワイン」は翌日のお楽しみになりましたが、そこで初めて気づいたのが「スパークリングワイン=冷やして飲むもの」という前提を誰もが持っているわけではないということです。

配達員にしても「スパークリングワイン=冷やして飲むもの」という前提が無ければ何も考えずに常温で保管されているボトルを持ってくる可能性もあります。

というわけで、「スパークリングワイン=冷やして飲むもの」というのは私の勝手な”思い込み”であり、もし私がどうしても「冷えたスパークリングワイン」が飲みたいなら、ネット注文であっても事前にお店に電話する必要があったのです。

そこで「あの~、スパークリングワインは冷えたものがありますか?」と確認したうえで、もし冷えたものがあれば「冷えたものを持ってきてください」と言わないと、ピザ屋のチラシには「冷やしたものをお持ちします」とは一言も書いていないため、常温のものを持って来られても文句は言えません。

今回の件はよい教訓になったので、今後はお店やホテルで何かをしてほしいときは「黙っていても〇〇をするものだ」と思い込まずにちゃんと言葉にして確認しようと思います。

余談ですが、中国に赴任する日本人駐在員にとって必ず覚えておいたほうがいい中国語があります。

それは「氷的(ビン・デー)啤酒(ピー・ジュウ)」という単語で、意味は「冷えたビール」です。

要は中国では「ビールは冷やして飲む」という前提があるわけではないので、店によっては「啤酒(ピー・ジュウ)」だけ頼むと常温のぬるいビールが出てくるというわけです。
(久しく中国に行っていないので最近はどうなっているかわかりませんが、中国人も冷えたビールのおいしさに目覚めたみたいなので、黙っていても冷えたビールを出す店は増えているかもしれません)

まあ日本の居酒屋で常温のビールが出てきたらさすがに苦情が出ると思いますが・・・

最後までお読みいただきありがとうございます。

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