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大切なのは、ヨコシマじゃなくて直球ストレート。
思いがけない「チャンス」が舞い込んできたとき、
あなたは何を基準に決断しますか?
例えば、
就職活動をして、最後2つの企業が残ったとする。
どちらの会社に入社をするべきか。
予想していなかったところから、チャレンジングな依頼が舞い込んだとする。
それを引き受けるべきか。
人生のなかで、大きな「決断」を強いられるときって必ずありますよね。
「後悔しない決断をしたい」とは思うけど、
最後の最後に何を基準に判断したらいいのかが悩ましい。
チャンスがあったら、その波には乗ったほうがいいような気もするし、
今じゃないタイミングの波に乗ったら、のまれてしまう気もするし。
とにかく決断をするのって、難しいですよね。
つい先日も、わたしはキャリアの判断において1つの失敗をしました。
わたしが掴みにいったチャンスは、いま乗るべき波ではなかったようで、
話が進むなかで諸事情が重なり、そのチャンスは消えてしまいました。
でも、この失敗から1つの大きな学びがありました。
それは、自分のなかにある「ヨコシマ」な気持ちを目を向ける大切さ。
ヨコシマな気持ち。
漢字で書くと「邪な気持ち」(おっと、なかなか強烈な漢字!)
正しくない、道を外れたことを企てる心などを表す言い回し。
辞書的な意味だと「正しくない」「道を外れた」などちょっと大袈裟ですが、
ここで言いたいのはもう少しライトな意味。
自分の利益に「打算的」になっていたり、
その決断に「下心」があったり。
こんなヨコシマな気持ちは、意外と日常のなかにも潜んでいるものです。
「その会社に入れば、他人から羨ましがられる」
「その肩書きを語れば、自分のブランディングに効く」
「その依頼を受けたら、相手に貸しができる」
人間ですもの。
こういう気持ちを抱いたこと、きっとみなさんありますよね。
わたしは、こういった思考が全て悪いものだとは思っていません。
むしろ日々のちょっとした決断においては、ヨコシマな考え方が有効に働くことも多いはず。
でも、大切な決断をするときについては、
自分のなかの「ヨコシマな気持ち」が占める割合をしっかりと理解をしておいた方が良いと思うのです。
心から「やりたい!」「挑戦したい!」という直球ストレートな気持ち
と
下心から「メリットがある」「やったほうが得」というヨコシマな気持ち
いま、自分を占める比率はどちらが多いのでしょうか?
その比率を受け止めて、あなたは何を感じるでしょうか?
ヨコシマな気持ちが大きい場合、わたしはその決断をお薦めしません。
あなたにとって大切な決断は、直球ストレートな自分の気持ちを動機に決めるべきだと思うからです。
どちらの決断をしても、いずれ「想定外の出来事」や「壁にぶち当たる」ときがやってきます。そのときに、情熱をもって乗り越えることができるのは、直球ストレートな気持ちが強い人のはずです。
ヨコシマな気持ちが大きい人は、きっと乗り越える前に力尽きてしまう……。
人生の決断というのは、最初から正解が決まっているわけではありません。
正解にするかどうかは、決断をしたあとの自分次第。
だからこそ、
大切な決断は、「ヨコシマ(邪)」じゃなくて「直球ストレート」で決めてほしい。
それがきっと、あなたらしい決断の後押しになると信じています。
これから大切な決断をするあなたに、このメッセージが届きますように。
= お わ り =
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