この世とあの世(幼稚園から小学校)

暗記学習関連の動画を見て感じたこと。

暗記が全く必要ないとは思わない。
時には必要なこともあるでしょう。
というか、がんばって覚えようとしなくても、
好きなものは自然と暗記していく。
それが本来の在り方ではないか?

短期的に詰め込みで覚えたものは時間の経過とともに忘れ、
なくなっていくものだと思われる。

タイトルのようにこの世とあの世を
幼稚園と小学校に置き換えて考えてみる。

「私ね〜、◯月◯日にこういうことして、こんなことできたんだ」

よく覚えていて、すごいね〜と褒められる部分もあるけど、
事細かく日時等を覚えていても、あまり意味がないようにも感じる。

「俺は運動会でいつも一番で誰よりも速かったんだ」

自慢話として、「なるほど、すごいね!」となるが、
「だから何?」と感じる人もいる。
小学校にあがれば、更に上には上がいることをしるはず。

「◯◯ちゃんは走るの遅かったから、走り方のコツを教えてあげたんだ。私は掃除とか、お片付けができなかったから、◯◯ちゃんにどうしたら早く上手にできるか教えてもらったの」

詳細なことを覚えてるわけでもないし、自慢できることでもないのかもしれない。日常のたわいもないことの連続なだけかもしれないけど、こういう人間関係を見ている方が、安心するし、ホッと温かい気持ちにもなれる。

幼稚園や学校で教えることって、
詳細な暗記や誰よりも1番になることを目指すだけではなく、

『できないことをできる子に教えてもらい、
できることをできない子に教えてあげる。』

そういう関係性を構築していくことに重点を置いたほうが、
子供たちの主体性を尊重し、今流行りのアクティブラーニングにも繋がる。

別に先生の労力もかからないし、
環境と仕組みさえ用意されれば、子供達は自然と喜んで教えると思う。

これからの時代を生きていく上で、
最も大事なものは、こういった「愛」の育成ではないだろうか。






この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?