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クリエイターの私が 1ヵ月で18の日雇いバイトを体験してライスワークに必要な環境を徹底的に考えてみた。

■“やりたいこと”だけで生きるのはまだ少し難しいから

ライターやマルシェや間借りでのおむすび出店、仕出しにワークショップなど、“れいちゃんのぼっち飯”として。1人のクリエイターとしての活動(ちょっとカッコつけちゃった笑!)の幅が増えてきた最近。

本当に有り難いことですが、やはり、まだまだそれだけで生計を立てていくにはまだ少し難しいのが正直なところ

お金は巡るもの、今は自分の手元にないだけでお金はただの手段でしかない。常々そう考え、お金が目的にならないようにとは心掛けて生きています。

ですが、れいちゃんのぼっち飯のクリエイティブな活動をいわゆる「ライフワーク」と言うなれば。最低限の生活資金を得る為の、そして何より“れいちゃんのぼっち飯”の活動をこの先ものびのびと続ける為の「ライスワーク」はどうしたって必要だなあと。少し悔しいけれど、目の前の生きるためのお金を得る必要性は理解しています。

そこで今回は、私が1ヶ月かけて18の日雇いのアルバイトを体験し、自分の「ライスワーク」としての仕事に求める条件を模索する実験を行いました。(同一箇所で複数回の勤務もありますが、検証したい内容が毎回違う、という点で別々の勤務と考えました)

就業時間の決め方や勤務先までの距離、職場での対人関係に業務内容など。なるべくクリエイティブな活動を邪魔せず、出来るだけストレスなく働ける「ライスワーク」には、どんな条件が必要なのか。どうすれば、夢の灯を消さず、かつ最低限の資金を得ながら生活を担保していけるのか。

今回は、そんな私1ヵ月に及ぶ大実験の物語です。

(最初にお断りしておきますが、これはあくまで“ライスワーク”に必要な条件を考えた実験です。れいちゃんのぼっち飯の活動を通してだと誰かと交流することや遠方への移動はむしろ大歓迎であり、好きなことです。だいぶ我儘ですね....)

■どうして“日雇い”のアルバイトなのか

大実験全貌の前に、前提【なぜ日雇いアルバイトなのか】と言う点に少し触れておきたいと思います。

結論、自分が【苦手なこと】をある程度カバーでき、【得意(できそうな)こと】ができる環境が日雇いバイトだったからです。

もちろん、長期バイトや正社員という形もありますがライスワークに必要な条件を知るには不向きだと自分に対して仮説を立てて検証した結果、思ったからです。

そんなわけで、まずは自分が【苦手だと思うこと】をリストアップしてみました。

【苦手なこと】
⑴働く時間が固定で融通が効かないこと
⑵時間を追うごとに責任や期待値が上がること
⑶立場が偉いと設定されている人の機嫌を伺い委縮すること
⑷人との交流/接客の時間が長いこと
⑸勤務地が地理的に遠いこと(電車移動)
⑹クリエイターとしての活動以外に全力で頭を使うこと

ここで挙がった6つのことに対し、自分なりに仮説を立ててみました。

【日雇いバイトに対する仮説】
⑴’自分が空いている時間から仕事を探す、日雇いであれば働きやすい
(自分の体調や気分で、動きたい時間を変えられる)

⑵’日雇いだと、自分に対する期待値が低いので働きやすい
(“初勤務”という肩書きが、自分の気持ちを楽にしてくれる)

⑶’日雇いだと“〇時間後にはこの人ともう一生交流しない”と割り切れる
(関係を割り切れるので、自分の気持ちが楽になる)

⑷’日雇い作業には“郵便の仕分け”や”洗い場”など黙々とする作業も多い
(人の機嫌を伺ったり、気を遣わずに働くことが出来る)

⑸’日雇いには勤務地が無数にあるので、合う距離感を知れる
(どのくらいの乗車時間・乗り換え回数ならいいのか等)

⑹’日雇いには単調な作業が多い
(クリエイティブ脳を使わずに済む)

次に、自分が思う【得意なこと】もしくは【出来そうなこと】をリストアップしてみました。

【得意(出来そうな)こと】
A:初勤務で期待値以上を出すこと
B:初対面で愛想を尽くすこと
C:朝早く起きること
D:黙々とする作業(たまに会話があるのはむしろ◎)

ここで、リストアップした得意なことと、先程立てた仮説を照らし合わせてみました。

【得意なことと、立てた仮説を照らし合わせる】
A:初勤務で期待値以上を出すことが得意
⑵’日雇いだと、自分に対する期待値が低いので働きやすい

B:初対面で愛想を尽くすことが得意
⑶’日雇いだと“〇時間後にはこの人ともう一生交流しない”と割り切れる

C:朝早く起きることが得意
⑴’自分が空いている時間から仕事を探す、日雇いであれば働きやすい(早朝や夜勤の業務もかなり多いため)

D:黙々とする作業が得意(たまに会話があるのはむしろ◎)
⑷’日雇い作業には“郵便の仕分け”や”洗い場”など黙々とする作業も多い
⑹’日雇いには単調な作業が多い

こうして、洗い出した苦手なことから、日雇いに対する仮説を立て、さらに洗い出した得意(できそうな)ことと照らし合わせました。結果、日雇いのバイトを複数経験することは、ある程度自分の苦手部分をカバーしつつ、得意なこと(少なくとも“嫌でない”こと)で働ける環境を探しやすいと考えました。

長くなりましたが、こうして日雇いのバイトを経験するという手段を以て、自分のライスワークに対する条件を知る実験を行うに至りました。

長期バイトでは、自分への期待値がどんどん上がる苦しさへの直面、会社員ではクリエイティブな脳を少し邪魔してしまう可能性を危惧したというわけです。

■実際に日雇いバイトをした記録

さあ、遂に始まりましたれいちゃんのライスワーク実験。なかなか小難しい小娘が三が日から箱根駅伝の選手と共に奮闘する姿をとくとご覧あれ。

⑴某百貨店内和食店 ★★☆☆☆

某有名百貨店内にある和食の飲食店での業務。大学時代に飲食店のアルバイトをしていたため、最初は馴染みある“飲食関係”の仕事に応募してみた。

【所在地】★★★☆☆
電車で20分程度の場所(自宅からだと徒歩含め1時間)
→電車で数駅の場所なのでそこまでストレスは感じなかった。雨の日や、毎日となるとまた印象が変わるかも。

【業務内容/時間】★☆☆☆☆
洗い場業務(洗い物/洗い終わったお皿の収納) 11:00-16:30
→単純作業は良かった。ただ、3が日とあって5.5h連続で永遠に自分のキャパを超える皿を洗う必要があった。休憩がない方が良いが、「忙しすぎる」環境だと続かない。

【人】★★★☆☆
良かった
→洗い場なので比較的会話は少ない環境ではあるが、お皿の場所など質問をすると優しく答えてくれる人ばかりだった。

【仕事環境】★★☆☆☆
あまりにもストレスだった
→飲食なので汚れが付きやすい環境だが、あまりにもバックヤードが汚かった。百歩譲って、汚れの落としやすい場所(手など)が汚れるのは問題ないが、簡単に洗えない靴などが残飯や廃棄物で汚れるのが相当ストレスだった。


【良かったこと】
○高圧的な人がいなかったこと
○質問をしやすい空気感があり、実際聞いたら優しく教えてくれたこと

【嫌だったこと/ストレスに感じたこと】
○洗い場の床が汚くて靴が汚れること
○床が滑り(油や水?)、火の元でかなり滑りそうだったこと
○収納するお皿が調理場を通過する必要があり、「通ります」と毎回言い作業を中断させるのに気を遣うこと

【働くために必要だと知った条件】
○分からないことを聞ける雰囲気と実際に聞ける人達→どれほど黙々とする作業でも、人の機嫌には敏感

○休憩はいらないが、時折忙しくない時間があること→焦るとココロのキャパがあっぷあっぷになる

○清潔な環境・汚れない環境→飲食でも、バックヤードが綺麗な環境であれば全然いい

苦手だと思っていた電車移動だが、15分程度の乗車時間であれば毎日でなければ気分転換にもなって良さそうと思えた。

⑵某チェーンファミレス ★☆☆☆☆

前回同様、飲食かつ洗い場ではあったが今回は自宅から徒歩で行ける場所での業務(電車移動がない)場所での業務をどう感じるか実験したかった。

【所在地】★★★★★
自宅から徒歩10分程度の場所
→駅まで徒歩でかなりあること、電車移動が苦手なので大変有難かった。

【業務内容/時間】★☆☆☆☆
洗い場業務(洗い物/洗い終わったお皿の収納) 11:00-16:00
→洗うものによって、洗い方が違い単純作業というほどでもなかった。更に、チェーンのファミレスとあって、昼だろうと夕方だろうと永遠に洗う皿があり忙しくて倒れそうだった。

【人】★☆☆☆☆
超怖い人がいた
→途中で帰りたくなった。忙しかったので、時が経つのを早く感じたかと思いきやこの人が怖すぎて「あと○時間もあるのか…」と終始思った。

【仕事環境】★☆☆☆☆
前回以上にストレスだった
→前回が和食店で、今回がファミレス。油汚れが圧倒的に今回の方が多かった。かつ、席数が多いためお客さんの数も多いとその分汚れ物も増える。バックヤードも掃除されている感じが全くなく、”単価の低さと回転率向上と汚さは比例するのかな…”と考えて悲しくなった。

【良かったこと】
○自宅からの距離が近かったこと

【嫌だったこと/ストレスに感じたこと】
○高圧的で言葉がかなりきつい人がいたこと
○洗い場の床が汚くて靴が汚れること
○心が一瞬でも休まる時間がないくらいエンドレス作業だったこと

【働くために必要だと知った条件】
○家からの距離<一緒に働く人が優しい人かどうか→人の機嫌や、言葉がきつい人がいるのが1番苦手かもしれない

○休憩はいらないが、時折忙しくない時間があること
○清潔な環境・汚れない環境→前回同様。洗い場ではもう絶対働かないと誓った

自宅からの距離が近くて嫌な人間関係の中にいるよりも、例え多少の電車移動があっても一緒に働く人がいい人の方が自分にとっては大切と知った。

⑶某チェーンファミレス ★★★☆☆

洗い場はもう懲り懲りだ、と同じ飲食でもホール業務の募集に応募した。

黙々とした作業だけど汚さのある洗い場、多少の接客があれど一定清潔な環境。どちらが優先事項かを実験したかった。

【所在地】★★★☆☆
電車で10分程度の場所(自宅からだと徒歩含め40分)
→電車で数駅の場所。何度か行ったことのある馴染みのある駅だったので、ストレスはほぼなかった。

【業務内容/時間】★★★☆☆
ホール業務(バッシング/中間下げ) 11:00-15:00
→バッシング(お皿を下げて机を拭く)と、空いたお皿を下げる中間下げがメイン業務だった。やはりファミレスなので忙しかったが、人数によってお皿の数も違うので、大変さに強弱があるのは有難かった。(1人は下げるお皿が少ない等)

【人】★★★☆☆
全員優しかった
→まず、店長の方が凄く優しかった。その雰囲気が他の方にも伝わって、全体の空気感が良く、積極的にサポートしてくれた。何かをすると「ありがとう」と言ってくれて嬉しかった。出来ないことを出来ないと言える環境だった(お盆の片手持ちが出来ないと言った)

【仕事環境】★★★☆☆
ホールだったので靴が汚れずストレスは少ない
→もちろん、食べ終わったお皿に残飯があったりするので手は汚れるが、手は洗えば綺麗になる。足元は、お客さんと同じ場所を基本的に行き来するので、汚れをあまり気にせず働けた。そして、他の飲食店やファミレスよりも汚れが少ないと感じた。1度、下げたお皿にコーンスープが残っていて靴に若干こぼした時だけテンション下がった。
※もちろん汚れてもいい靴で行ってるけど、どんな靴でも毎週靴は磨くので前提何があってもあまり汚れて欲しくないのです。

【良かったこと】
○店長さん含め、全員が優しかったこと

【嫌だったこと/ストレスに感じたこと】
○飲食と汚れは切っても切り離せない関係なこと(洗い場より数百倍マシだが、数百席あるファミレスなので全部が全部綺麗にとはいかない)

【働くために必要だと知った条件】
○出来ないことを出来ないと言える環境・人がいること→人の機嫌に敏感なので発言に対する障壁を感じないかが大切

○黙々とした作業だけど汚れる<多少の接客はあれどあまり汚れない→自身も食を提供する立場なので、周囲の環境の“汚れ”にかなり敏感(飲食でこんなに汚れてるところで料理作っていいの…?と思ってしまう)

清潔な環境が優先事項だと知った。

⑷某インテリアショップ ★★☆☆☆

清潔な環境が優先と知ったので、一旦飲食から離れることにした。今度はインテリアショップを体験することにした。

【所在地】★☆☆☆☆
電車で45分程度の場所(自宅からだと徒歩含め1時間半)
→実家からだと近かったので、前泊した。

業務内容/時間】★★★★☆
開店前の準備(新商品の開封/値段付け) 8:00-13:00
→新商品が入荷する曜日だったので、その袋をひたすら開封し値段をつけていく単調な作業だった。

【人】★☆☆☆☆
ホールマネージャーがかなり高圧的で怖かった。
→開店前の時間のみ怖かったので、おそらく意図せず焦って余裕がなかったのだと思う。ただ、あくまで私は気持ちが伝染しやすいので、余裕がなくなって指示出しが高圧的になる人がいるほど時間に追われすぎる環境は向いていないと思った。

【仕事環境】★☆☆☆☆
“偉い”人の機嫌に左右される環境がストレスだった。
→作業自体は単調で、黙々と出来るので何もストレスはなかった。ただ、値札の紙の補充について質問するとため息をつかれたり、作業の順番が違うことを注意する言い方が終始きつかった。

【良かったこと】
○飲食のような汚れとは無縁の環境だったこと。

【嫌だったこと/ストレスに感じたこと】
○“偉い”人(ホールマネージャー)の高圧的な注意や態度。
○流石に自宅から離れすぎていたこと

【働くために必要だと知った条件】

○一緒に働く人が優しい人かどうか→意図せずとも高圧的な人とは出来るだけ働きたくない(性格上高圧的でなくとも、焦って意図せずとも余裕がなくなる人もやや苦手)

○清潔な環境・汚れない環境(飲食ではない環境?)→自身がおむすび販売など食と携わっており、清潔を何よりも大切に考えているのでギャップでストレスを感じる。バックヤードまで綺麗な飲食店なら○

○電車で25分までの距離が移動の限界→自分の活動に使う時間を無駄にしたような気がしてしまった

清潔な環境と同じくらい一緒に働く人の態度や口調が大切と知った。また、近すぎずとも自宅からの距離も一定考慮する必要があると知った。

⑸ヤマト配送センター① ★★★★☆

次はインテリアショップより自宅に近い、かつ飲食以外の黙々とする作業のヤマトを選んでみた。

【所在地】★★★☆☆
電車で20分程度の場所(自宅からだと徒歩含め1時間)
→さらに駅からやや歩く。始発に乗った。

業務内容/時間】★★★★☆
郵便物の仕分け 6:00-9:00
→トラック毎に、郵便物の住所や番地によって仕分けていく作業。少し頭を使うが、黙々と出来る作業。かつ、さほどレベルアップを求められない環境。

【人】★★★★☆
あまり交流がそもそもなかった
→人に対して無関心?というか、そもそもあまり交流をしない作業なのでどんな人かもよく分からなかった。ただ、自分にとってはそれが負担にならず、心地よかった。ただ、要所では重鎮的存在が的確に指示をくれ、分からないことを聞くと教えてくれた。

【仕事環境】★★★★☆
殆どストレスなく働けた
→作業自体は脳トレ的で、黙々と出来る。かつ、人目を気にせず出来る環境でストレスはほぼなかった。汚れもない。防寒対策はしっかりしたので、寒さも感じなかった。

【良かったこと】
○インテリショップ同様、汚れとは無縁の環境だったこと。
○黙々とこなす作業であったこと
○業務内容がレベルアップを求められない内容だったこと
○高圧的な人がいなかったこと
○6:00-9:00だったので、それ以降の時間も使える1日だったこと

【嫌だったこと/ストレスに感じたこと】
○特になかった。朝が早く、始発だったが早起きは得意なので問題なし
(とはいえ毎日は厳しいので週に数回など決めると○)

【働くために必要だと知った条件】

○黙々と出来る作業かどうか→自分のペースで出来る作業だと、心穏やかに働ける

○レベルアップを求められない業務かどうか→自分に対する期待値を低く見て仕事を振ってくれるのでクリエイティブのうに影響しない

○朝早くに始まり、早めに終わる仕事→その後の時間を自分の活動に使える

○汚れない環境(飲食ではない環境?)→掃除や手入れの時間がクリエイティブな時間を侵食するのが嫌だと感じる

黙々とした作業内容×清潔(少なくとも汚れない)環境×電車で20分以内×高圧的な人がいない環境=最高だと知った。ライフワークの為の朝早いのは得意だが、ライスワークでも早起きできるか心配なかったが問題ないと知った。むしろ早く終わり、その後の時間を充てられるのでバランスがいいと知った。

⑹高級ビストロ ★★★☆☆

一旦飲食に戻った。飲食かつ、清潔な環境であればどう感じるのかを実験。清潔な環境と客単価は一定相関関係があると仮説を立てて高級ビストロを選択してみた(ちなみに食べログ曰く、客単価は15,000円強)

【所在地】★★★☆☆
電車で乗り換えありの25分程度の場所(自宅からだと徒歩含め45分程度)
→乗り換え有で若干負担はあるが、馴染みのある駅だったので気にならなかった。

業務内容/時間】★★★★☆
 皿洗い/グラス洗い 15:00-17:00
→いわゆる“洗い場”での作業。だが、高級店とあって相当綺麗で足元の汚れるストレスはなかった。ただ、グラスとお皿が高級そうで手が滑らないかヒヤヒヤした。ただ、2時間だったのもあってあっという間だった。

【人】★★★★☆
優しかった
→余裕がある優雅な感じだった。ファミレスでの洗い場の人材募集が「人手不足」だとしたら、このお店では「自分達はお客さんとの会話や対応に注力したいから、洗い物をお願いしたい」という意図に感じられて、嫌な感じがなかった。グラスの洗い方も丁寧に教えてくれて、最後は小さいお土産もくれた。

【仕事環境】★★★★☆
さほどストレスや不安はなかった
→前述の通り、高級店なのでお皿やグラスを割らないかヒヤヒヤしたくらい。

【良かったこと】
○飲食でも、掃除や整頓が行き届いていた環境であったこと
○高圧的な人がいなかったこと
○短時間であっという間に時間が過ぎたこと

【嫌だったこと/ストレスに感じたこと】
○強いて挙げれば、グラスやお皿を割らないかヒヤヒヤしたこと

【働くために必要だと知った条件】

○清潔な環境かどうか→足元やバックヤードの隅々まで掃除がされているか

○一緒に働く人の機嫌や態度が忙しさに左右されないこと→忙しさは余裕のなさを生み、余裕のなさは怒りや高圧的な態度を生む。そんな独自論。

飲食でも、清潔な環境かつ高圧的な人がいなければストレスなく働けると知った。

⑺中華料理飲食店 ★★★★☆

今回も飲食店。飲食でも清潔な環境かつ、人が良ければストレスなく働けると知った前回。今回は、“人の良さ”についてもう少し掘り下げる実験をした。選択基準は、レビューの評価(実際に過去に働いた日雇いアルバイトの方が行うもの)が100%高評価の飲食店であること。ちなみに前回までの飲食店は94%~97%くらいだった(アルバイト側も評価されるシステムなので、94%を下回ることは稀)他者の思う“人の良さ”と自分の肌感が一致するか検証。

【所在地】★★★☆☆
電車で15分程度の場所(自宅からだと徒歩含め35分程度)
→電車で数駅なので、距離としては近かった。

業務内容/時間】★★★★☆
 ホール/バッシング/洗い場/掃除 10:00-15:00
→もう1名の社員さんが料理を作り、上記業務を全て1人で行う形。ただ、座席数が10席前後と少ないこと、メニュー数もさほど多くなく導線とそれに伴う導線を覚えてしまいさえすれば意外と楽だった。適度に忙しさの波もあり、5時間あっという間だった。

【人】★★★★★
今までで1番良かった
→社員さん(副店長)が凄く優しく、レビューが100%なのも納得だった。分からないことに対する対応、それを察知してくれる俯瞰力、それ以前の丁寧な指示出しによって業務をしやすかった。暇な時間帯は沢山話してくれた。ほどほどに手を抜きつつ、仕事をしている感じが楽だった。帰りに賄いを持たせてくれたり、「またいつでもおいでね」と声を掛けてくれた。

【仕事環境】★★★★☆
ストレスや不安はなかった
→中華料理店とあって、料理は全て油物。洗い場の汚れを覚悟したが、飲食としては相当綺麗な環境だったと思う。かつ、「綺麗な導線」が最後には何となく分かってきてその上を歩いた。

【良かったこと】
○社員の方が、すごく優しくいい人であったこと
○飲食でも、掃除や整頓が行き届いていた環境であったこと
○自宅から適度に近い距離感であったこと
○覚えてしまえば、導線に沿って動く単調な業務であったこと

【嫌だったこと/ストレスに感じたこと】
○強いて挙げれば、油のにおいがつくこと(ただ、持参したリュックは“ビニール袋入れてしっかり縛ってね”と社員さんが袋をくださったので問題なかった)

【働くために必要だと知った条件】

○飲食でも“人の良さ”と“適度な清潔感”が揃っている環境→他者の評価は意外と参考になる。

飲食でも、清潔な環境かつ人が良い環境であればストレスなく働けると知った。また、他者の過去のレビューは参考になると知った。

⑻某チェーン洋食料理店 ★★☆☆☆

今回も飲食店。自分が働ける飲食店の条件をより深ぼるのが目的。今回、店舗を選んだ基準はレビューの評価(実際に過去に働いた日雇いアルバイトの方が行うもの)が99%高評価の飲食店かつ、自分が好きな街(鎌倉)であることの2つ。

【所在地】★☆☆☆☆
自分の好きな街である鎌倉。自宅からは相当時間がかかるが、町が好きである=通勤も厭わないだろうという仮説は1度勤務しただけであっけなく不成立。自宅から近距離である方が満足度高い。

業務内容/時間】★★★★☆
 ホール 11:00-16:00
→ホール業務。バッシングと新規のお客さんのご案内、軽いオーダー取りがメインだった。バッシングの仕方など割とルールが少なかったので、楽だった。平日だったこともあり、激混みする時間帯もなかったので程よく力を抜いて業務出来た。

【人】★★☆☆☆
自分とは合わなかった
→3人ほどがホール担当だったが、内輪ノリという感じがした(それはそれで楽だったのでよい)ただ、手が空いているのに業務を押し付けてくるときがあって、いい気はしなかった。

【仕事環境】★★☆☆☆
ややストレスを感じた
→ホールかつ、手袋の支給があったので仕事環境でのストレスはさほどなかった。ただ、更衣室が店舗から10分ほどの距離にあり、時間を超過しての拘束時間がきつかった。

【良かったこと】
○ホール業務でやることが単調であったこと
○清潔な環境ではあったこと

【嫌だったこと/ストレスに感じたこと】
○自宅からの距離が遠かったこと
○仕事を押し付けてくるような人達だった事
○更衣室の場所が店舗から離れていたこと

【働くために必要だと知った条件】

○自宅からの距離が近い→電車で25分くらいまでが限界
人の良さ→仕事を押し付けてくるといった人でないこと

自分が好きな街≠働きたい街と知った。過去にアルバイトを経験した人の評価が必ずしも自分の感想や肌感と一致するわけではないと知った。

⑼高級マンション清掃 ★★★☆☆

今回はマンションの清掃業務。清潔な環境が求める条件と分かってきた昨今。飲食のような“生もの”の汚れではない環境に対してどう感じるのかを検証する。

【所在地】★★★★☆
電車で数駅の場所。(自宅からだと徒歩含め40分程度)

業務内容/時間】★★★★☆
 マンション内の清掃(掃除機/モップ掛け/落ち葉広い) 8:00-12:00
→マンション内の日常清掃業務。高級マンションにつき、高層階にあるラウンジ的な場所の掃除機や館内のモップ掛け、駐輪場や駐車場の落ち葉をほうきで集めた。4時間だったが、休憩を途中で挟んでくれたこともあって割とあっという間だった。12:00に終わったので午後を有効活用できるのも良かった。

【人】★★★★★
優しかった
→リタイアして働いている方が多かった。「人が多いと嬉しいわ」と言ってくれるおばちゃんがホッカイロをくれたり、ペアを組んだおじさんは適度に緩くてあまり気を遣わないのが楽だった。(仕事は手を抜いてはいけない、などと語る割にはごみの集め加減がほどほどだったり休憩を長めに取ってくれたり真面目なのかなんなのかよく分からないけど楽だった)

【仕事環境】★★★★☆
ほとんどストレスはなかった
→清掃業務ではあったが、対生もののような汚れではなく、対埃の汚れだったのでさほど気にならず過ごせた。

【良かったこと】
○自宅からさほど離れていない距離感であったこと
○高級マンションだったので1つ1つのフロアや景色が新鮮だったこと
○人が優しかったこと
○自分の気になる“汚れ”の環境ではなかったこと
○ほどほどに緩い力の入れ加減で良かったこと

【嫌だったこと/ストレスに感じたこと】
○強いて挙げれば、外の業務なので寒かったことくらい

【働くために必要だと知った条件】

○”生もの“の汚れがない環境→ほこりなどの汚れは問題ない
ほどほどに手を抜ける環境→100%を目指してしまう自分には”手を抜ける”と思えることは必要

いわゆる飲食の“生もの”の汚れでなければ、さほど汚れに対してストレスを感じないと分かった。

⑽ヤマト配送センター② ★★★★☆

今度は“良いと思った場所で複数回働く時に感じること”を検証すべく、前回の感触が良かったヤマト宅急便の仕分けに再度申し込んだ。前回との比較ような形で記載していく。

【所在地】★★★☆☆
電車で20分程度の場所(自宅からだと徒歩含め1時間)
→前回同様、始発に乗った。駅から15分ほど歩くが、道も覚えたため軽い散歩になって良かった。

業務内容/時間】★★★★☆
郵便物の仕分け/伝票のスキャン 6:00-9:00
→前回同様トラック毎に、郵便物の住所や番地によって仕分けていく作業。これに加えて今回は、伝票のスキャンをした。登録情報が無かったりするとかなり手こずるので苦手な作業だった。一度に複数の情報を処理するのは焦る傾向があると見た。ただ、「何回でも聞いてね」と現場のおっさんが「ゆってくれたので安心して業務が出来た。

【人】★★★★☆
あまり交流がそもそもなかった
→前回同様、特に交流無し。ただ、手持無沙汰になる時があり、そういう時にまだ不慣れすぎてどう動けばいいか、誰に聞けばいいか彷徨う時間が多々あった。まあ、誰にも責められなかったしいいかと開き直って彷徨っていた。

【仕事環境】★★★★☆
あまりストレスなく働けた
→やはり、あまりストレスはない。汚れも気にならないし、重い荷物を運ぶことも少ない。

【良かったこと】
○時間帯的に、終わる頃に1日が始まるので時間を有効に使える
○単調な作業であったこと
○高圧的な人がおらず、分からないことを聞ける環境であったこと

【嫌だったこと/ストレスに感じたこと】
○強いて挙げれば、仕分けが終わり、ドライバーの方の作業時間になると手持無沙汰になること。なった時に、誰に仕事を振ってもらえばいいのかあまり分からないこと。(かと言って、責められもしないのでさほど気にならず)

【働くために必要だと知った条件】

○朝早くに始まり、早めに終わる仕事→その後の時間を自分の活動に使えるので、この条件はかなり重要と実感した

○あまり手持無沙汰にならないこと→適度な仕事・適度な忙しさがある方が“居づらさ”を感じにくい

前回の終わった後の良いなと思った感触が変わったらと心配になったが、その後も申し込むなど割と良い印象は維持している。負荷をかけすぎず、良いと思った場所に複数回応募するのは吉と見た。

⑾中華料理飲食店② ★★★★☆

前回同様、“良いと思った場所で複数回働く時に感じること”を検証する。前回の感触が良かった中華料理店での仕事に再度申し込んだ。

【所在地】★★☆☆☆
電車で15分程度の場所(自宅からだと徒歩含め35分程度)
→電車で数駅なので、距離としては近かった。ただ、この日は小雨+寒いのダブルパンチだったので、本降り+極寒の日を思うと移動に億劫に感じると思った。(かなり寒さに弱く直ぐ体調を崩すため)

業務内容/時間】★★★☆☆
 ホール/バッシング/洗い場/掃除 10:00-15:00
→前回同様、もう1名の社員さんが料理を作り、上記業務を全て1人で行う形。休日の雨の日とあって、店内利用+テイクアウト+デリバリーがひっきりなしで頭がショートしかけた。

【人】★★★★☆
良かった
→前回と一緒の副店長の方。忙しすぎて話す時間もなかった。ただ、「忙しかったよね、今度はもう少し暇な平日の昼間とかにおいでね」と言ってくれた。

【仕事環境】★★★☆☆
少しストレスを感じた。
→グループ利用多数+休日で店内利用途切れずだったため、洗い場が常にパンク状態だった。油物の洗い物なので提供時は毎回手を洗いたかったがその時間的な、心的な余裕がなかった。

【良かったこと】
○副店長の方が、やはり静かにサポートしてくれたこと

【嫌だったこと/ストレスに感じたこと】
○雨+寒い日の駅までの移動→晴れの日には外出できる自分の心とのバランスが取れなかった
○常に忙しい状態であったこと
○油物で汚れる環境であったこと

【働くために必要だと知った条件】

○常に忙しいわけではなく、忙しさに波がある環境→ずっと忙しいと心のキャパシティがいっぱいになってしまう

やはり、飲食は自分の中の条件が完全一致するのは難しい気もした。店の特徴を抑えて(今回の店は平日の昼間が割と空いている)入るのがいいと思った。

⑿築地市場八百屋 ★★★☆☆

次はこれまでの飲食店とは異なる「食」への関わり方。それも、もともと自分が携わっていた「小売」である八百屋として「食」に携わる働き方をしてみた。自宅から距離があっても、自分が得意とする分野で働き、どう感じるかを検証。

【所在地】★☆☆☆☆
築地なのでかなり距離がある
→電車のみで1時間を超える+乗り換えが2回以上あるのでなかなか遠かった。

業務内容/時間】★★★★★
 陳列/販売/呼び込み 7:00-11:00
→市場内の八百屋なので朝は早い。開店前は、商品の陳列やはじき(いたんだ野菜を棚から下げる)を行った。開店後は、主にレジ業務を担当。

【人】★★★★☆
良かった
→店長さん・お手伝いの方の2名と主に業務を担当。お二方とも話しやすかった。特に店長の方は2つ上と同年代の方で値段や、傷み商品を下げてもいいかなど聞きやすかった。心理的安全性は高かった。

【仕事環境】★★★★☆
ほぼストレスはなかった
→アナログのレジ業務で、値段を覚えるのは大変だったが、経験から大体の相場を知っていてスムーズに業務ができたこともありあまりストレスはなかった。程よくお客さんが入っていたので、忙しすぎず暇すぎず丁度良かった。築地とあって海外からのお客さんとの会話も楽しかった。
ただ、八百屋であれば直面する「傷んだ野菜を下げる」面では、やや私の方が厳しい基準で下げてしまいそうなことが少しストレスだった。お店の方からしたら大事な商品なので、店主によってどこまでの傷みで下げるか塩梅が分からないのが難しいところだが、例え雇われの身でも、興味がある分野だと自分の拘りと一致しないとストレスを感じるという懸念が残った。

【良かったこと】
○大好きな野菜に囲まれた環境であったこと
○カテゴリは「食」だが小売なので清潔な環境であったこと
○質問をしやすい人と空気感があったこと
○程よい忙しさであったこと

【嫌だったこと/ストレスに感じたこと】
○かなり遠い場所にあること
○傷み商品に対する感覚にズレを感じたこと(食べられるけど傷んでいるから下げる、なのか食べられるので傷んでいても下げないなのかの違い)

【働くために必要だと知った条件】

○興味がある「食の小売り」という分野につくのであれば、商品に対する価値感覚が一緒の人の元で働くこと→食べられるけど、自分がお客さんだったら買わないよ…と思う商品を「売れるから」という理由で残すお店とはあまり合わない気がした。

例えライスワークでも、多少ライフワーク寄りの興味がある事だと自分のこだわりやプライドが出てきそうでクリエイティブ脳を邪魔してしまう恐れがある。うーん、難しい。

⒀ヤマト梱包資材倉庫① ★★★★☆

次はヤマトの「資材センター」を選択した。これまでは各家庭への配送を行う「配送センター」での仕分けだったが、今度は各配送センターへ梱包資材(段ボールや封筒等)を送る倉庫での仕分け。同じ黙々とする仕分け作業でも、配送センターと梱包資材倉庫では感じ方も異なるのかを実験した。

【所在地】★★★★☆
距離はあるが、ヤマトのバスがあるため片道しか交通費がかからないのが魅力的(帰りの時間帯はバスがない為必然的に電車)

業務内容/時間】★★★★★
梱包資材のピッキング 9:00-14:00
→黙々と梱包資材のピッキング。数名で行うが、必要以上に会話がなく心地は良かった。とはいえ、朝の配送センターの配達時間までにという焦りも少ないので心穏やかに程よく忙しく5時間が過ぎる。

【人】★★★★☆
良かった
→社員の方、一緒に入った日雇いの方共に優しかった。社内では、身体的や、精神的に何かしらの事情がある方も多数見受けられた。そのため、言葉や作業への配慮を節々で感じられた。

【仕事環境】★★★★☆
ほぼストレスはなかった
→寒かったので(おそらく夏は暑い)防寒対策をぬかりなくすれば、ストレスはほぼない

【良かったこと】
○バスが出ている為、交通費が抑えられること
○高圧的な人がおらず、心理的安全性があること
○清潔な環境で、ただ黙々と作業が出来ること

【嫌だったこと/ストレスに感じたこと】
○かなり寒かったこと

【働くために必要だと知った条件】

○黙々とする作業+高圧的な人がいなくて心理的安全性が保たれている環境

会話を交わさずに黙々とできるピッキングは、人との会話が少ないことも含め、やはりライスワークには合っているような気がした。また、配送センターと倉庫の比較では、梱包資材倉庫の方が、駆り立てられている感が少ない気がして焦らず働けた。

⒁ヤマト配送センター③ ★☆☆☆☆

今度は3度目のヤマトの配送センター。やはり“良いと思った場所で複数回働く時に感じること”を検証すべく、再度応募した。

【所在地】★★★☆☆
電車で20分程度(自宅からだと徒歩含め1時間)
→やはり始発だが、乗り換えなく電車に乗っていれば着くというのは有難い。

業務内容/時間】★★☆☆☆
混載の振り分け 6:00-9:00
→今回は担当階が異なり、細かい番地ごとの振り分けというよりは大きな荷物を地域ごとに大まかに分ける作業だった。1時間ほどで終わり、かなり手すきの時間があり、指示もない中で手持無沙汰なのがやりずらかった。

【人】★☆☆☆☆
高圧的な人+質問をたらい回しにする人が多かった
→担当階が前2回と違うだけで、こんなに人の雰囲気も変わるのかと仰天した。日雇いの人に対して大声で高圧的に指示をしてくる人や、手持無沙汰の中出来る作業はあるか聞いても、分からないとたらい回しにされることが多かった。

【仕事環境】★☆☆☆☆
ストレスしかなかった
→作業自体は振り分けを行う単純なものだった。ただ、早めに終わり残り2時間以上を特定の指示もないまま過ごすことや、時々高圧的に指示を受けること。人の感じが冷たく、当たりが強い感じがストレスだった。前2回が良い印象だったため、ギャップも相まって余計にストレスを感じた。疲れた。

【良かったこと】
○特になし

【嫌だったこと/ストレスに感じたこと】
○高圧的な人がいたこと
○質問をしてもたらい回しにされてしまったこと
○手持無沙汰な時間に何をすればいいか分からなかったこと

【働くために必要だと知った条件】

○高圧的な人がいない環境、いない環境を自分で選べること→前回、前々回の階数を選べるのであれば入りたいが今回の階数であればもうコリゴリと思ってしまった。

○適度に仕事を振り分けてくれる環境→手持無沙汰な時間が数時間+何をすればいいか聞いても分からないと言われるのはかなりキツイ

良いと思った環境でも、少し担当する環境が違うと真逆の印象になることを学んだ。自分で担当場所を選択できないのであれば、継続して入るのは難しいと心が思った。

⒂ヤマト梱包資材倉庫② ★★★★☆

今回もヤマトだが、梱包資材倉庫の2度目の勤務。“良いと思った場所で複数回働く時に感じること”を検証するため応募。前日が配送センターの3度目で1~2度目とのギャップに苦しんだのでやや不安があった。

【所在地】★★★★☆
自宅からは距離があるが、相変わらずバスがあり交通費が浮く+寝ててもつくの2点セットは有難い。

業務内容/時間】★★★★★
梱包資材のピッキング 9:00-14:00
→前回同様黙々と梱包資材のピッキング。ただ、質問をしたら丁寧に教えてくれるし、心地良い無言の状態で働くことが出来る環境。常に何かしらの作業があるため、程よく忙しく5時間が過ぎる。

【人】★★★★☆
良かった
→前回同様、固定の社員さんと数名の日雇いの方で入った。日雇いの方は学生から、主婦の方、リタイアした方々など多種多様。

【仕事環境】★★★★☆
ほぼストレスはなかった
→防寒対策を完璧にしたので寒さはなかった(この日はピッキングが多く動いて温まったので尚更)

【良かったこと】
○バスが出ている為、交通費が抑えられること
○高圧的な人がおらず、心理的安全性があること
○清潔な環境で、ただ黙々と作業が出来ること
○程よく忙しかったこと

【嫌だったこと/ストレスに感じたこと】
○特になし

【働くために必要だと知った条件】

○黙々とする作業+高圧的な人がいなくて心理的安全性が保たれている環境
○自分が次に何をするか、が明確であり指示をくれる人がいること

配送センターよりも、社員の方々が支持を出してくれる。そのため、手持無沙汰になることなく自分の業務が明確なのが良い。そして、質問に対しても丁寧に答えてくれるので心も安心して働ける。印象は1度目と変わらず、良かった。

⒃高級マンション清掃 ★★★☆☆

今回はマンションの清掃業務に再度応募した。ここでも“良いと思った場所で複数回働く時に感じること”を検証するため応募。

【所在地】★★★★☆
電車で数駅の場所。(自宅からだと徒歩含め40分程度)

業務内容/時間】★★★★☆
 マンション内の清掃(掃除機/モップ掛け/落ち葉広い) 8:00-12:00
→前回同様マンション内の日常清掃業務。社員さんが、モップを絞る、ごみの処理やトイレ掃除などいわゆる“汚い”と言われやすい場所を率先してやってくれたので業務内容自体は簡単な掃除機掛けやモップ掛けばかりだった。4時間だが、休憩も数回挟んでくれて心が楽な時間だった。

【人】★★★☆☆
社員さんは優しかった
→前回とは異なる社員さんだったが、優しかった。「ほどほどにね」と何度も言ってくださり、気持ちが楽だった。やはりリタイアして清掃業に就いている方が多い模様。一緒に日雇いに入った方は、自分には合わない方だったが、業務は別々で行ったので問題なかった。

【仕事環境】★★★★☆
ほとんどストレスはなかった
→清掃業務ではあったが、対生もののような汚れではなく、対埃の汚れだったのでさほど気にならず過ごせた。

【良かったこと】
○自宅からさほど離れていない距離感であったこと
○前回同様、人が優しかったこと
○適宜休憩をはさんでくれたこと
○業務内容が簡単な仕事を振り分けてくれたこと(自分への期待値が低い)
○ほどほどに緩い力の入れ加減で良かったこと

【嫌だったこと/ストレスに感じたこと】
○一緒の日雇いの方があまり関わりたくないような方だったことくらい(曜日などが異なれば問題ない。そしてそれを自分の意志で選べそうな環境)

【働くために必要だと知った条件】

○人が優しい環境
→数時間であれ緊張せずに働くことが出来る
ほどほどに手を抜ける環境→100%を目指してしまう自分には”手を抜ける”と思えることは必要

何度か働くと、もちろん個人によって異なる部分はあるが、その場で働く方々の雰囲気が分かる。数回入ることで、自分に合うかどうか少しずつ分かる。逆に言えば、1度いいなと思っても念のため数回入ることが大事。(今回はそれで言うとすごく良かった)

⒄ヤマト配送センター④ ★★★☆☆

今回で4度目のヤマト配送センター。前回は個人的に印象が良くなかったが、既に応募を行っていたため、今回も参加した。気持ちを切り替えて、“1度嫌だと思った場所で再度働くとどう感じるか”を検証することに徹した。

【所在地】★★★☆☆
電車で20分程度(自宅からだと徒歩含め1時間)
→4回始発に乗ると、始発を早いと思わなくなると知った。

業務内容/時間】★★★★☆
荷物の仕分け/伝票の読み込み 6:00-9:00
→前回、レビューにて嫌だった部分の指摘をした結果か否か分からないが今回は2階の担当だった。トラック毎に地域と番地によって荷物を振り分け、振り分け終わった荷物の伝票を機械で読み込む作業をした。作業の流れは慣れてきた。

【人】★★★☆☆
分からない時に助けてくれ、質問に答えてくれる人が多かった
→2階の方は心なしか優しかった。ドライバーの方も、適度に仕事を振ってくれる。同じ日雇いに、同年代の方が3名ほどいたのも心強かった。(普段は割と30~50代の方が多い印象)

【仕事環境】★★★☆☆
ストレスはほとんどなかった
→担当階が異なるだけでこんなにも穏便に過ごせるのか、と驚くほどに環境は大切(環境=現場の人の雰囲気や質問しやすいかどうか。また、空間そのもの)また、作業自体通常通り振り分けを行う単純なものだった。

【良かったこと】
○希望する担当階だった事
○自分が「今何をすればいいか」が明確で、それを振り分けてくれる人がいたこと
○分からない時に質問でき、出来ない時に助けてくれる人がいること

【嫌だったこと/ストレスに感じたこと】
○あまりなかった。だからこそ、毎回自分が何階なのかをドキドキして過ごすのは今後の負担となりそうな印象

【働くために必要だと知った条件】

○高圧的な人がいない環境、いない環境を自分で選べること(希望する環境に就ける事)→おそらく社員の方が、適当に振り分けているので自分に決定権がないことがこの仕事のネックポイント

○適度に仕事を振り分けてくれる環境→“自分が今何をすればいいか”が明確かつ、手持無沙汰な時に適度に仕事を振ってくれること

⒅薬局の品出し ★★★☆☆

今回はリピートではなく、久しぶりに新しい現場の仕事を選んでみることに。薬局の開店前〜営業中の品出し業務を行なった。仕分けやピッキング以外の黙々とする作業内容で、出来そうなものがあるかを検証したかった。

【所在地】★☆☆☆☆
電車で25分程度(自宅からだと徒歩含め1時間)
→電車で1本だったのは良かったが、路線が切り替わるため交通費が嵩む場所だった。支給金額の交通費を上回る場所を選ぶと満足度低い。

業務内容/時間】★★★★★
品出し 7:30-11:00
→商品の品出し。同じバーコード番号のものの棚に補充していく。簡単な作業で黙々とできるのが良かった。

【人】★★☆☆☆
自分とは合わなかった
→陳列棚に乗らないものは、専用ボックスに入れるとの説明があったが、入れようとしたら別の店員さんが「頑張って乗せてくださ〜い、カゴいっぱいになるの嫌なんで」とやや言い方に棘を私は感じてしまった。

【仕事環境】★★★★☆
環境そのものにストレスはなかった
→薬局なので生活な環境、作業も汚れず環境は良かった。もちろん冬の時期なので体調不良の方が入ってくることは多かった。

【良かったこと】
○作業内容が単調で黙々とできるものであったこと
○清潔な環境ではあったこと

【嫌だったこと/ストレスに感じたこと】
○電車賃が路線的にかなり嵩んだこと
○言葉遣いに棘を感じる人がいたこと

【働くために必要だと知った条件】

○電車で25分以内であっても交通費が嵩みすぎない環境→いくらまで交通費が支給されるかにもよるが、支給額以上だとモチベーションも下がる

人の良さ→仕事の振り方、言葉遣いに棘がないこと

どれほど作業自体に会話がなくても、指示を下さる方の言葉遣いに棘がない人がいる環境を求めている。人が良いことが自分にとっては最優先事項かもしれない。

■ライスワークに求める条件をまとめてみる

ここまで1カ月で行った日雇いバイトの記録を行いました。日々のメモ書きのような形でつけていた備忘録を果たして隈なく呼んだ方はいらっしゃるのだろうか…。

もしいらっしゃったらありがとうございます。

そんな記録の中で「働くために必要だと知った条件」を全て洗い出し、似たような内容のものは統一化させる。内容を抽象化したものを所在地/業務内容/時間/人/仕事環境の5つのカテゴリに分類してみようと思います。

【所在地】
○電車で20分~最大25分以内の範囲にあること
○支給される分を上回らない交通費で行ける場所であること

【業務内容】
○仕分けやピッキング、品出しなどなるべく人との会話のない黙々とする作業内容であること
○レベルアップを求められない作業内容であること
○完璧主義なので、ほどほどに手を抜ける作業内容であること

【時間】
○5h~5.5hの休憩のない業務時間であること
○早朝~午前(もしくは午後の早めの時間帯)までの仕事時間であること
○5時間フル忙しいor手持無沙汰ではなく、緩急がある忙しさであること

【人】
○出来ない作業があった時に、分からないことを聞ける雰囲気があること
○実際に分からないことを聞けること
○言葉遣いに棘がなく態度が高圧的でない人がいること、あるいはその環境を自分で選べること
○自分がその時間に何の作業をするかの指示出しが明確である人

【仕事環境】
○飲食であればバックヤードに生ものの汚れのない清潔な環境であること。特に足元が掃除されていること
○気温になるべく左右されない環境であること(特に寒さ)

こうして、導き出された私がライスワークに必要な要素。優先順位としては以下の通りでした。

①~②仕事環境および人
③所在地
④時間
⑤仕事内容

清潔かつ、高圧的な人がいない環境が第一条件。そして、電車で20分程度の距離感にあること。さらになるべく早朝勤務かつ休憩のないほど良く忙しい5~5.5時間の作業内容。可能であれば人となるべく会話のない黙々としたピッキングや品出し。

こうした環境が今私が“ライスワーク”に求める環境なのではないかな?という結論に至りました。

今回の大実験を通して、ヤマトの配送センターや梱包資材倉庫。高級マンションの清掃や高級ビストロでの日雇いは引き続き継続して入れる日に入ろうという流れが自分の中で出来ています。少しだけ踏み出すと、少し違った世界が見えるものですね。

兎にも角にも、3ヶ日からの勤務に年始のおむすび出店。さらには、いくつか執筆記事を提出し、日々SNSを更新し続けた1月の自分に大きな。大きな拍手と100点をあげたいです。お疲れ様でした。

これからも、世界一大切で愛すべき“れいちゃんのぼっち飯”の活動と、ライスワークをほどほどにバランスを取りつつ生きていければと思っています。

皆様いつも応援ありがとうございます。
そして今後とも宜しくお願い致します。

本日もお読みいただきありがとうございました。

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