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やけに和風なガパオライスを作ってみた。
おはようございます。
超高いところってめちゃくちゃあるじゃないですか。
展望台然り、超高層ビル然り。
上から見下ろすのって
なんだか慣れてきてしまっていますよね(知らん)
だけど、
逆に超超低層の所ってそういえばないなあ。
下から世の中を見てみる経験をしてみたい。
そんな機会は一生のうちであるのだろうか。
近未来のマグマ上陸計画を考えそうになったところで
敢えて、時を戻してみましょう。そうですね
今から大体5-6年前。
文字に起こすといやはや、だいぶ昔です。
本日はそんな昔話から始めましょう。
〇若き日のガパオライス
れいちゃん、しっかり高校生でした。
毎朝起きて制服を来て、電車に飛び乗って学校に向かっていたんですね。
偉い。偉すぎる。
しかし、それ以上に凄いのは
れいちゃんより早起きをして
毎朝お弁当を作ってくれていた母君:ともちゃん。
お弁当が一面唐揚げだったこともなく。
もちろん白米だけが敷き詰められている
白弁当だったこともなく。
それはそれは
彩り豊かなお弁当を作ってくれていました。
そんなある日、蓋を開けると目の前に飛び込んできたのは目玉焼だったんですね。己のポリシー的にお弁当の卵料理は卵焼き。しかし目の前には目玉焼き。
そして
“お弁当では…初めまして…”
とくすぐったそうな顔で挨拶をする彼の下には
何やら初めましての彩り豊かな挽肉と野菜の炒め物&白米コンビ。
”だ…誰?!”
れいちゃんは驚いて2度見ならぬ2度箱空け。
これがガパオとれいちゃんの出会いです。
1-4時間目の間、れいちゃんにどんな反応をされるか恐らくガパオ側もドキドキだったのでしょう。
アジアンな(分かりますか?あのナンプラーの感じ)風味がれいちゃんの鼻を、舌を駆け巡ります。
“美味しすぎる…”
そんな表情にガパオ側も、
肩の荷が下りた…のかもしれません。
知りません。気づけばあっという間に
れいちゃんのお腹の中に消えていったのですから。
これがれいちゃんとガパオの出会いです。
今まで食べたことのない癖のある味わいに
一時はぞっこんで。
お弁当に入っている度に嬉しかったのですが、
そういえば自分では作ったことありませんでした。(お肉料理食べないからネ)
ですが…先日歌舞伎座のマルシェに出店した際。
1番に買いに来てくれたタイの親子と話が弾み。
どういう思考回路か分かりませんが、ガパオに再会しようという気持ちになったのでした(謎)
〇やけに和風なガパオライス【材料】
![](https://assets.st-note.com/img/1679287866250-7Em4Ha1kUj.png?width=800)
バランスを取り切れなかった必死な撮影裏側
そんなこんなで6年越しにれいちゃんの前に唐突に現れしガパオ記憶。
今回は、れいちゃん邸宅にある和風な調味料
(単にナンプラーがなかったのです)で
“やけに和風なガパオライス”
を早速作っていきましょう。
きっとタイの方も
あまりの再現性のなさにびっくり。
【材料】
〇赤パプリカ…半分
〇ピーマン…1個(写真のみ使用の一本は冷蔵庫待機中)
〇大葉…5枚
〇にんにく…ひとかけ(※予定がある方は要注意※)
〇ごま油…大さじ1
〇塩・胡椒…お好み量(くしゃみが出るくらいがれいちゃん量)
〇お醤油(やけに和風POINT)…大さじ1
〇味噌(やけに和風POINT)…大さじ1
〇砂糖…小さじ1(あまり存在を感じないのでお好みで)
予定がなかっただけです。
こちらの量で大体ぼっち飯2回分くらい。
あ、白米はお好みの量でね。
れいちゃんとお揃いにしたい方は1回100gだし。
もうちょっと食べたい方は200gだし。
要は好みです。好み。
あれれ、
だけどこれじゃあ分量の意味なくなっちゃう?
〇やけに和風なガパオライス【作り方】
![](https://assets.st-note.com/img/1679349735932-HAyV8Hox7h.png?width=800)
【作り方】
〇赤パプリカとピーマンをざくざく角切り頭に。
〇大葉をサクッと千切りに。ここ和風ポイント。
〇知らぬ間にみじん切りされたにんにくを炒める。
〇ピー&パプを投入し、余計な油を拭き取る。
〇満を持して。鶏ひき肉登場。
〇絶賛和風化計画中。味噌・醤油・七味を投入。
〇和風化計画ラスボスの大葉を投入。
〇やっと完成だよ…。ふうと思いきや目玉焼き作り。
ヒノノニトン
〇赤パプリカとピーマンをざくざく角切り頭に。
![](https://assets.st-note.com/img/1679349922440-VidoKXgeMr.png?width=800)
はいはい。ちゃちゃっとね。
ちゃちゃっと。ちゃちゃちゃ。日本ちゃちゃちゃ。
オリンピックの時にしか言いません。
〇大葉をサクッと千切りします。ここ和風ポイントです。
![](https://assets.st-note.com/img/1679350176698-q65B96lHAD.png?width=800)
![](https://assets.st-note.com/img/1679350188756-4m0rvSGEHT.png?width=800)
タイの方には内緒の和風ポイントってやつです。
〇知らぬ間にみじん切りされていたにんにくを炒める
![](https://assets.st-note.com/img/1679350315762-zomqtb7P6a.png?width=800)
あたくしには丁度良い
にんにくって不思議。
ゆっくり蒸すとほくっほくなのに
焼き付けるとカリッカリ。
柔軟な姿勢は見習いたいものです。
ええっと。ごま油で炒めます。
〇ピー&パプを投入し、余計な油を拭き取る。
![](https://assets.st-note.com/img/1679350531723-lg4RHuy7R4.png?width=800)
ピー&パプを投入しましょう。
売れない芸人さんの名前みたいです(やめろて)
にんにくを押しのけてやってきたピー&パプ。
自分的物差しでいい感じに炒めたら、余計な油を引き取ります。
![](https://assets.st-note.com/img/1679351446063-sZEyXTfpPL.png?width=800)
際どかった写真撮影
いよいよガパオの本命鶏ひき肉君がやってきますよ。
〇満を持して。鶏ひき肉登場。
![](https://assets.st-note.com/img/1679351719974-DsnRdP1XsN.png?width=800)
余計な油を拭き取ったのは
こやつの登場に備えてです。
こやつが新たなる油を引き出してくれる(表現難)
からです。
しかし、余計な油を評した先ほどの油。
本当に”余計”だったのか。
果たしてそんな表現をしてよかったのか。
少し罪悪感を抱く羽目になりました。
あ、そうそう。
言うの忘れていましたが。
こちらのお肉君。
塩胡椒で下味をつけて揉みこんであります。
えへっ♡
〇絶賛和風化計画中。味噌・醤油・七味を投入。
![](https://assets.st-note.com/img/1679352152673-xQHQrenh92.png?width=800)
feat.醤油の気持ち
![](https://assets.st-note.com/img/1679352168100-i5Zi6M7vg5.png?width=800)
![](https://assets.st-note.com/img/1679352186327-Csl03Rtopt.png?width=800)
味噌・醤油・七味というれいちゃんの調味料少なすぎるんじゃないか問題が勃発しそうな3種の神器を投入します。
超絶和風化ポイントなので超絶大事です。
タイの方々ごめんなさいね。
〇和風化計画ラスボスの大葉を投入。
![](https://assets.st-note.com/img/1679352402620-SgRnE56yp0.png?width=800)
もうちょいカッコよくしてあげたい
ここで最後の力を振り絞って大葉を入れましょう。
ちょっとしんなりするまであと1分。
あと1分の我慢です!1週間よりはるかに短いでしょう?(そんな料理少ない)
〇やっと完成だよ…。ふうと思いきや目玉焼き作り
![](https://assets.st-note.com/img/1679352584868-F6sp9NT6tC.png?width=800)
初めましてのガパオ。
目が合ったあの感動を忘れない。そう決めて目玉焼き作りに勤しみます。
皆さんは両面焼く派ですか?
片面派ですか?実は両面焼きたいけれど時間的関係で片面になっちゃう派ですか?
ややこしくなってきちゃいましたね。
![](https://assets.st-note.com/img/1679352704283-kwvDomxXIy.png?width=800)
Loading…
出来上がった目玉焼きを乗せれば完成です☆
さて、れいちゃんは両面派だったでしょうか?
それとも片面派だったでしょうか?
結果は如何に…。
〇新境地に辿り着いたガパオライス【実食】
![](https://assets.st-note.com/img/1679352923659-MZ2o1MMYfK.png?width=800)
先ほどの目玉焼きの焼き加減論争の正解は
”両面焼くけど中は半熟で割った時にトロリが欲しい”
でした。
分かった方いますか?いませんね。
潔く一口…。う…美味い。美味すぎる。
馬。馬。ヒヒーン!
大葉が和風化計画実行委員会委員長になっていますね。醤油と味噌でなんだか食べやすく、それでいて異国な味わいもあって。
アタクシ天才かもしれません。
ですが...。
若き日の母ちゃんのお弁当を思い出して泣きそうに…。はなりませんでした。
今更ですが、
そもそも母ちゃんとレシピが違うんですね。
アタクシ超絶勝手に”和風化計画”なんて進めているものですから。
それなのに若き日のガパオを再現という何たる矛盾。あぁ恥ずかしい。恥ずかしくて卵に埋まりたかったです。
そして撮影のビジュアルを意識して卵を割りながら撮影を行いましたが。
願わくば静かにぼっち飯をしながら君を割る瞬間を楽しみ。その瞬間に黄身とお肉と野菜とご飯を同時に頬張りたかったです。
ちゃんちゃん。
(ps:寂しげな総括ですが、もちろん美味でしたヨ)
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