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ライターになりたかった夢を叶えた今年の執筆を振り返る。

1年前、こんなnoteを執筆しました。

“描く”をお仕事にしてみたい。

“趣味”として私を私にしてくれた描くことをお金をいただく“仕事”にしてみたい。そう願い、文字にすることで実現に向けて動き始めました。(描くという表記は、執筆を単に文字を並べる「書く」以上の表現と考えているためです。まっさらなキャンパスに描くイメージです)

無駄に行動力だけある私。あらゆるライター募集、中には10年以上昔の募集記事の問い合わせ先に“まだ募集されていたら…”とメッセージを送りました。募集がなくとも、ここで記事を描いてみたい。そう思った企業にメールを送りました。

鳴かず飛ばずでもう諦めようか、と思い最後に応募したYADOKARIのライター募集。どう見られてもいい、そう思って選考では素直にありのままの自分をさらけ出しました。生きると仕事をなるべく一致させたいこと。選考記事の執筆もYADOKARIの事業である「住まい」に関わるものではなく、自分の分野である「食」を。

おかげで今、有難いことにありのままに記事を執筆できています。

もちろん、少しだけ恐れていたお金を頂くことで描くことに疲れてしまったり。あるはずのない正解を追い求めてしまう時もありました。数カ月執筆出来ない時期もありました。それでも、やはり少し距離を置いてみるとやはり描くという行為に戻ってきてしまう自分を見ると、なくてはならない表現手段なんだなと実感します。

そんな夢を叶えた今年の執筆、計14本の概要を軽くまとめ振り返っていきたいと思います。(入稿済のものもありますが、現時点での公開の本数です)

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⑴はじめまして、“農ある暮らし” 〜お試し農体験で始める自分なりの農〜

2次選考で執筆した初めての記事。海外の「WWOOF」の事例を引き合いに、過去に香川の離島で経験した農業体験記から農への新たな関わり方を示唆しました。公開されたときは嬉しくて。宝物の記事です。

⑵会食恐怖症って? 食べるを強制しないカフェ、 食べなくていいカフェから考える

私は2年前に摂食障害のようになって以来、今でも「会食恐怖症」の名残があります。誰かとご飯を食べることが、少し苦手です。当事者が集まって開催される「食べなくてもいいカフェ」を引き合いに、会食恐怖症について知る人が増えたら。そんな思いで執筆しました。

⑶「冷たい食事」がもたらす温かな食卓。ドイツ流カルテスエッセンのすすめ

日本で「愛のこもった食事」を想像してください。そんな問いかけをすればおそらく“手作り”かつ“温かい”食事をイメージする方がきっと大半を占めるのではなかろうか。それはきっと、“調理に手間暇をかけること”、“提供までの時間が短いこと”を食事において重要視しているからかと。しかし、果たして手作りで温かいことだけが愛ある食事に繋がるのかな?食事において別の観点を重視している地域や国の人々っているのかな?そんな疑問から執筆した記事です。

ドイツの“冷たい”かつ“食材そのまま”を食べる食事「カルテスエッセン」について紹介しています。ドイツの人々が食事において大切にしている事って??

⑷すこしずつ、発酵。-大量廃棄なんて勿体無い!生まれ変わる酒粕-

寒くなってきましたね。酒粕の季節です。アレンジ無限、かつ栄養や美容効果たっぷりの酒粕。しかし!勿体ないことに、取引価格の低下に伴い大量廃棄されているという現状。そんな酒粕を日常に取り入れられるようなレシピやヒントをちりばめました。

⑸すこしずつ、発酵 インドネシアの大豆発酵食品、テンペ豆がアツい!

てててててテンペ。テンペ豆を御存じでしょうか?
インドネシアの発酵食品で日本でいう納豆に近しい存在。
栄養価の高いテンペ豆を普及するため、試行錯誤の末に作られた“ナット―ジャネーゼ”を取り上げました。

⑹「新」食材候補は“野草”にあり!今夜は野草料理でご馳走にしましょう。

普段、食事において口にするものは当然ながら「食材」として認識しているもの。ここでふと思ったこと。未だ「食材」として認識していないだけで、食べられるもの。食材となり得るものってあるのかな?気付けば多摩川の河川敷で野球少年横目に野草を採取していました。恥を忍んで挑んだ野草料理への挑戦を覗いてやってください。

⑺拝啓:夏にこそ美味しいお米の郷土料理の存在をまだ知らない皆様へ

主食の消費量が全体的に減少するのに伴い、お米の消費量も減少している現状。しかし、そんな中でも消費量が増加するのが言わずもがな「新米の季節」とも言われる10月。ですが、願わくば10月以外も。夏にこそお米を味わってみて欲しい。そんなことを思いつつ、船上の漁師飯。東北で実際に食べられている夏のお米料理レシピを作って食べて掲載してみました。

⑻選ぶワクワク、返すしあわせ。めぐる容器で楽しくテイクアウトしない?

ドイツでは国家全体に浸透している容器のシェアリングという考え。その流れは。“シェア”の考え方やサービスが普及しつつある日本にもじわじわと浸透してきています。実際に日本で導入が始まったサービスを利用し、環境云々以上に楽しさをもたらす容器シェアの魅力について深ぼりました。

⑼“ほどほど”に生きるには?スウェーデンの“Lagom”に学ぶ『ちょうどよく』生きるヒント

北欧のスウェーデンの人々に根付く“lagom”と呼ばれる考え方。完璧主義の私からは喉から手が出るほど心がけたい『ほどほど』を表す言葉です。

ついつい頑張りすぎてしまう私達。だけど、日本にも『腹8分目』とか『適度に手を抜く』とか。lagomに相当する言葉があることにはある。それならばどうして北欧の人々の個人の観念にまでlagomは浸透していて、日本の個々の観念にはまだまだ浸透しきれていないのかな?そんな疑問をもとに深掘りをしてみた文章です。

“ほどほどに生きたい”

本当は、自分の心を投影した文章かもしれません

⑽スウェーデンのフィーカ文化と日本の農家さんの休み方から教わる ~心を癒す休憩時間~

スウェーデンを中心とする北欧に根付く“フィーカ”と呼ばれるお茶文化。
「Ska vi fika?(お茶しない?)」と誘う形で誰かと一緒に甘いおやつと共にお茶をする文化が日常的に根付いている。10:00と15:00に取られることが多いこのフィーカの時間。ふと、とある光景を思い出しました。
そう、私が住み込みをした山形と北海道の農家さんでの休憩時間。あの時の休み方にそっくりなんです。遠い異国の文化と日本の農家さんの文化の煮ている部分になんだか心温まる記事です。

⑾『今この瞬間』以外、何がある? 過去も未来もない民族“ピダハン”

人が何かストレスを感じる時。それは多くの場合「過去を悔やみ、未来を不安に思う時」と言われています。もしくは、時間軸が現在の場合は「他者との比較で劣等感を抱く時」とも。そんな私達と対照的に暮らす人々。
アマゾンの奥地で暮らすわずか400人の民族「ピダハン」は過去と未来の概念を持たない民族。そして、他者と自分を区別することもほぼありません。
思い悩む過去も、不安がる未来もないピダハン。世界一幸せな民族と言われる彼らから学べることとは??

⑿サウナは熱いがリラックスはしたい! そんな方こそ知ってほしいモロッコ由来の“ハマム浴”

サウナだと、なんだか熱くって呼吸が苦しい。だけど、代謝を上げたり体だけ温めるのは体験したい。そんな思いをしていた時に見つけた”ハマム浴”はモロッコ由来の岩盤浴。実際に体験してきて、すごく良かったので。

⒀ココロの気分を上げるムードフード 新たな『食』の楽しみ方で癒されてみませんか?

ムードフード。雰囲気のmoodと、食事のfoodを掛け合わせて出来た「心を癒す食事」を表す言葉です。海外の機内食やファストフードの事例、日本の事例を比較しつつ世界と日本の食事に対する考え方の違いを楽しんでいただけたら嬉しいです。

⒁柔らかな光が地下まで差し込む住まい「雫」の家 ~Lucky Drops~

YADOKARIはタイニーハウスの企業さんという事もあって、年内に駆け込みで掲載された初のハード(建築)系の記事。東京の世田谷区にあるタイニーハウスの事例を紹介しました。最近、感化されて建築の構造とか外観とかすごく見ちゃうんですよね。


来年はどんな記事を執筆するのでしょう。

願わくば、誰かの「暮らしの選択肢を広げる」という自分のビジョンが少しずつ広がることを祈って。

本日もお読みいただきありがとうございました。

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