【姉枕】この体勢は、出たり入ったりする禁忌の境地が丸見えだ
両手を動かせない姉さんがお尻だけをせわしく振って、僕に合わせる。
息もぴったりで、お互いに腰を振り合っていても、リズミカルにパンパンパンといやらしい音が鳴る。僕からすれば、後ろから入れる体勢は、出たり入ったりする禁忌の境地も丸見えだ。姉さんの花蜜がおちんちんにべっとりと付着して、ねちねちと糸を引いていた。
もっと掻き出してやろうと、力任せに腰を打ち付ける。
「アあんッ!」
肛門の穴まで見えるほど姉さんはお尻を突き上げて、深くまで受け入れる。
膣奥を責めていると、ペニスの先端に、コリコリとしたものが当たり始める。きっとこれは姉さんの子宮口だ。僕だけではなく、姉さんもそこに当てて欲しそうに、腰を大きく前後に律動させてきた。
「姉さん!」
あまりの気持ち良さにたまらず叫び、僕は腰の動きを止めた。だが、姉さんは電池の入ったオモチャのように、同じ動きをやめようとしない。
『姉枕』第三章「粘膜…………十六歳」より
『姉枕』公式プロモーションビデオ
「ちづ姉さんのアトリエ」はこちらから。官能小説の紹介動画をはじめ、既刊の小説朗読もしてもらっています。
柚木怜の新刊「姉枕」好評発売中!
ドコモ(dブック)、auブックパス、楽天ブックス、DMMブックス、コミックシーモア、U-NEXT、紀伊国屋書店(Kinoppy)、Googleブックス、Kindleなど40以上のオンライン書店で発売。
表紙デザイン……彼女、
モデル……………ちづ姉さん
撮影………………夢路歩夢
編集………………若林育実
著者………………柚木怜
出版社 匠芸社
レーベル シトラス文庫
定価 770円
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著者プロフィール
柚木怜(ゆずき・れい)
京都出身、東京在住。1976年生まれ。
23歳の頃よりフリーライターとして、週刊誌を中心に記事を執筆。30歳の時、週刊大衆にて、初の官能小説『白衣の濡れ天使』を連載開始(のちに文庫化されて『惑わせ天使』と改題)。
おもに、昭和末期を舞台にしたノスタルジックで、年上女性の母性溢れる官能小説を手がける。
また、YouTubeチャンネル「ちづ姉さんのアトリエ」にて、作品を朗読配信中。
著書
『惑わせ天使』(双葉社)
『おまつり』(一篇「恋人つなぎ」 双葉社)
『ぬくもり』(一篇「リフレイン」 双葉社)
『初体験』(一篇「制服のシンデレラ」葉山れい名義 双葉社)
『明君のお母さんと僕』(匠芸社 電子書籍)
『お向かいさんは僕の先生』(匠芸社 電子書籍)
『キウイ基地ーポルノ女優と過ごした夏』(匠芸社 電子書籍)
『邪淫の蛇 女教師・白木麗奈の失踪事件 堕天調教編』(匠芸社 電子書籍)
『邪淫の蛇 夢幻快楽編』(匠芸社 電子書籍)
『姉枕』(匠芸社 電子書籍)
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