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外資系企業に勤めて気づいたヒトの違い

現在外資系企業に勤めて半年たち、普通の企業との違いが少しずつわかってきました。前職が日系で数百人規模のベンチャーだったのですが、特に大きな違いを感じたヒトについて、3つほど良かったポイントを挙げたいと思います。

いいところかつ真面目なポイントを挙げているので、俗なポイントや悪いところもそのうち挙げます笑

①働くヒトの意識の違い - 能動的

まず、何に対してもみんな能動的に取り組むのが印象的でした。それこそ自分の本業の仕事だけでなく、アドバイスを求められたとき、業務外のイベントを任されたときも、仕事と同様に目的やあるべきを考えて、段取りや調整も踏み、自分の仕事領域をぎりぎりまで拡張しつつ、進められる方が多いです。

本当は外資系や日系に係わらず、そうあるべきなのですが、実際前職やお客様の仕事っぷりを見ていると、できていない方も多かったので、そういった意味でのフラストレーションはかなり減りました。

きっと真面目にきちんと仕事をされている方とか、「なんでみんなこんな調整をしちゃうんだ・・」とか日々業務上のストレスを感じられている方も多いと思うので、そういった方には外資系企業はオススメです。

②価値ドリブンでの仕事のしかた

生産性、価値を意識した行動をする方が多いです。管理職レベル(=Manager)以上になると特に顕著で、ミーティングの位置づけや日頃の指示が的確で、非効率な部分がほとんどありません。

例えば1時間のチームミーティングを設定したとして、前職であれば「とりあえず情報の共有」として各々の状況について話す、、という曖昧な会議体も多かったですが、今はあまりありません。

Managerの方がファシリテートしつつ、必要な場面・人・範囲で聞いていればいい、というスタンスで必要な場面で呼ばれた人が会話し、それ以外の人はミュートにして他の仕事をしてOK、というようなスタンスで進められます。

また具体のアクションに落ちる際も、上下関係にとらわれず、誰がコミュニケーションするのが効率的かつ早いか、リードタイムや後続作業に影響しないか、といった観点で必要な人がコミュニケーションや調整を取ります。

例えば前職では別部署のマネージャーに対してコミュニケーションを取らなきゃな、という場面でなかなか上長がコミュニケーションを取ってくれず、自分から丁重な調整を行って無駄に時間を取られ、しかもプレッシャーを与えられないので回答の質もイマイチ、ということがよくありました。

ですが現在は上長の方が早い、と提案したり会話の中で判断されれば、クイックに上長から働きかけてくれています。とはいえ我ら現場からコミュニケーション取るべきところはしっかり依頼されるので、逆も然りですが、ちゃんと価値や効率に基づいた判断がされているので納得感があります

③高いコンプライアンス意識

これはヒトだけでなく、会社の制度設計に拠る部分も大きいですが、法令順守意識の高い方が多いです。ハラスメント関連への配慮が強く、人間関係のイザコザがなく、仕事上で円滑な関係を構築できています。

恐らく、守らないことによる不利益のトレーニングがしっかりなされ、罰則が明確かつ的確で、影響に対するemotionalな面も含めて理解しやすく、かつそのあるべき姿を体現している上長や先輩が多く在籍されているので、自然とコンプラにいい雰囲気が醸成されているのだと思っています。

持論ですが、セクハラ・パワハラがよく起きるのってその人個人の道徳観もありますが、環境に拠るところが大きいと思っているんですよね。

個々人がその環境の中で相対的に判断してしまうので、周囲の人、特に上にいる人がそういうことをしていると悪い雰囲気が醸成され、「あ、これぐらいは普通か」と無意識になっていってしまうのだと思っています。

なぜそう思うかというと、残念ながら前職がそうで、セクハラ・パワハラの噂が絶えない部門があったり、更迭される管理職の方がいたりしました。しかもそれによって社内に「そんなこともあるよね」的な雰囲気が作られてしまっていた気がしていて、明るみに出なくとも色々なところでそういった問題が散見されていました。

社内のゴシップとして広まり、楽しんでいる人もいたかもしれないですが、自分は実際に苦しんでいる方を見てきたので、会社への不信を抱くなどして、入社当初ほどの愛着を抱けなくなってしまった記憶があります。

まとめ

少し硬い話になってしまいましたが、ごく簡潔にまとめると「個々人の仕事への意識が高く、生産性に重きを置いている」「コンプラにいい雰囲気・人が醸成されている」が外資系企業の組織的にいいポイントなのだというところです。

ご一読いただきありがとうございます。

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