創作に苦しんだとき自分の作品に助けられた
――創作にはやはり苦しみがつきもので、筆が進むときと全く進まないときがあります。気持ちが乗るとき、乗らないときもあります。最近は、後者の状態になることが多くって、そんな自分を不甲斐なく思ったりしているのですが、そんな自分を救ってくれたのは、過去につくった自分の作品でした。
人生は物語。
どうも横山黎です。
今回は「創作に苦しんだとき、自分の作品に助けられた」というテーマで話していこうと思います。
◆創作に行き詰って……
昨日、20歳までに本を出版したい!という宣言をしました。以前公開した『メッセージ』という物語を再創作してよりよいものに仕上げ、紙の本として出版しようと考えています。
成人式の日の夜に歩道橋の階段から転落した20歳の青年の物語です。彼の手元には「110」というダイイングメッセージが遺されており、その謎を紐解くヒューマンミステリーです。
20歳の物語だから、20歳のうちに出版したいよねという結論に至りました。僕の誕生日は6月30日なので、あと一月半のうちに再創作を終わらせ、出版の手続きを踏まなければいけません。
そんなこんなで連日、執筆しているんですが、創作にはやはり苦しみがつきもので、筆が進むときと全く進まないときがあります。気持ちが乗るとき、乗らないときもあります。最近は、後者の状態になることが多くって、そんな自分を不甲斐なく思ったりしているのですが、そんな自分を救ってくれたのは、過去につくった自分の作品でした。
3日前のことです。
小説『メッセージ』には同名のテーマソングがあります。家族への20年分の想いを綴った歌です。成人式の日の前日の夜に、家族の前で弾き語りました。手紙を書くように紡いだ言葉を、手紙を読むように弾き語りました。感極まって途中で言葉を詰まらせましたが、20年分の想いを伝えることができました。
『メッセージ』の再創作がなかなか進まなくて、久々にこの動画を観返そうと思い立って、再生ボタンを押しました。10分弱あるんですが、黙って、じっと聞き入りました。
一生懸命に伝えようとしている過去の自分の姿を目の当たりにして、「頑張らなくちゃ」って思えたんですよね。もっと多くの人に届けるためにするべき努力を怠っちゃいけない。その先にある幸せを掴みたいんだから、とにかくやるしかない。そんな風に、自分を奮い立たせることができたんです。
◆再びサポートをいただいた。
そして、一昨日のこと。
大谷八千代さんという方から、僕の小説『初めましての恋』にサポートをいただきました。大谷さんとは以前からお世話になっておりまして、今は『メッセージ』の再創作サークルに参加していただいております。つまり、一緒に『メッセージ』を作り直してくれているんですね。
『初めましての恋』を読んで下さったそうで、コメントと共にサポートをいただきました。もう嬉しすぎます。泣きます(笑)
大谷さんの作品も是非覗いてみてください。めちゃくちゃ考えさせられる物語です!
◆自分の作品が支えてくれる
『初めましての恋』にはこれまで3人の方からサポートをいただきました。本当にありがたいことです。「スキ」するだけなら1秒もかからないのに、手続きを踏んで、無料で読めるものにお金を払ってくださっているのです。
お金を払いたいと思わせるほど心を動かす作品をつくれたことに、僕は大きなしあわせを感じます。
自分が面白いと思うものを追求して、認められないことも多々あるけれど、届く人にはちゃんと届くってことを確かめることができて、これからも創作と真摯に向き合っていきたいと思えたんです。
小説『メッセージ』の再創作に行き詰ったとき、僕の心を支えてくれたのは自分の作品でした。
きっと、大丈夫。
そう信じて、今日も言葉を並べていきます。
◆おしらせ
最後にお知らせします。
今回の記事でも少し触れましたが、『初めましての恋』についてです。実は、この物語のテーマソングをつくることにしまして、バンドをやっている高校の友達に楽曲制作を依頼しました。快諾してくれたはいいものの、レコーディング費用が3万8千円かかるそうです。
大学生の僕にとって痛い額なので、少しでも回収しようと『初めましての恋』に関する有料記事を販売することにしました。
楽曲を公開する以前にこんなお願いをしなきゃなのでやるせないのですが、めちゃくちゃ良い仕上がりになるので、応援していただければなと思います。
まずは、小説『初めましての恋』をお楽しみいただければなと思います。中学校の入学式の日に出会った、第2ボタンのない制服を着た男子生徒の謎を紐解く初恋ミステリーです。10分で読める短い作品ですので、是非覗いてみてください。
最後まで読んで下さりありがとうございました。
【#323】20220519 横山黎
レコーディング代 残り36400円
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