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【元社員が解説】アクセンチュアの選考対策

こんにちは!
私はアクセンチュアでコンサルタントを経験し、現在はコンサルタントの方やコンサルタントを目指す方を中心にキャリア支援を行っております。

今回はアクセンチュアの中途採用の選考フローと対策方法について説明していきます。


アクセンチュアの概要

アクセンチュアは世界最大規模のコンサルティングファームで、「ストラテジー & コンサルティング」「 テクノロジー」「オペレーションズ」「インダストリーX」「ソング」の5つの領域で幅広いサービスとソリューションを提供しています。
コンサルタントだけでなくエンジニアやクリエイター、Webデザイナーなどの実行部隊を持っているため、戦略策定から実行支援まで自社で完結できる点が強みです。また近年はマーケティングやアウトソーシングにも力を入れており、クライアントの経営課題に対して包括的な支援を行える点が特徴です。

アクセンチュアの選考対策

選考フロー

アクセンチュアの中途採用の選考フローは以下のようになっています。
※部門や面接での評価によって異なる場合があります。

①エントリー
②書類選考
③Webテスト
④一次面接~二次面接
⑤最終面接
⑥オファー面談

書類選考

書類選考は履歴書と職務経歴書をもとに行われます。職務経歴書の作成で重要なポイントは現職での業務内容と成果が、転職先で再現性があることをアピールすることです。詳しくは職務経歴書の作成のポイントで解説していますのでこちらの記事をご覧ください!

Webテスト

Webテストは玉手箱が使用されます。アクセンチュアはWebテストのハードルが高く、テスト結果で不採用となるケースが多いので、書籍などで対策を行うことが重要です。

一次面接~二次面接

一次面接は現場のマネージャークラスの方1~2名が担当します。
面接時間は1時間程度で、ビヘイビア面接(通常の面接)→ケース面接→逆質問となる場合が多いです。
ケース面接は部門や面接担当者によって実施されないケースがあります。

ビヘイビア面接で聞かれる主な質問は下記のとおりです。
・なぜ転職活動をしているのか。
・現職までの経歴
・(コンサル未経験の方)なぜコンサル業界を志望するのか。
・なぜアクセンチュアを志望するのか。
・なぜ応募したポジションを志望するのか。
・アクセンチュアでの中長期的なキャリアビジョン

ケース面接はフェルミ推定(5分程度)+ケース問題(5分程度)の形式で行われることが多いです。フェルミ推定で市場規模や利用者数などを算出し、それに関連したケースが出題されます。フェルミ推定、ケース問題のどちらか一方だけが出題される場合もあります。

フェルミ推定、ケース面接では下記のような問題が出題されます。
・「カラオケボックスの市場規模は?(フェルミ推定)」
→「カラオケボックスの売り上げを1.5倍にする施策は?(ケース問題)」
・「新宿駅の1日の乗降客数は?(フェルミ推定)」
→「満員電車を解消するには?(ケース問題)」

制限時間内で回答を考え、時間が来たら面接官に発表を行います。
フェルミ推定は数値の正確さではなく、回答に至るまでの思考プロセスを評価されているため、どのようなロジックで算出したかを順々に説明します。
ケース問題についても、施策内容だけではなくその施策に至った思考プロセスや他の施策と比較、施策の評価(実現可能性、インパクト)まで説明できるとよいです。

回答した後には面接官から回答に対する質問がされますので、それに回答をします。制限時間が短いので、考えきれなかった箇所を質問される場合もあるかと思います。この際、素直に考えが至らなかった点を認めて、その場で面接官とディスカッションをしながら詰めていくイメージで進められるとよいです。面接官は完璧なロジックを求めているのではなく、思考すること自体を楽しめているか、他者と議論しながら考えをブラッシュアップできるか、という点も評価をしています。

最終面接

二次面接は部門責任者やマネージングディレクタークラス1~2名で行われます。内容は一次面接と同様ですが、ケース面接については省略される場合が多いです。
経験スキルに加え、実際にアクセンチュアに入った場合、どのように活躍していくか、どのようなキャリアイメージを持っているかについて深堀りをされます。

オファー面談

内定が出ると人事担当者とのオファー面談に進みます。オファー面談では、下記の内容についてすり合わせを行います。年収などの条件面での交渉を行う際は、このタイミングとなります。

・面接のフィードバック
・配属先
・入社時期
・オファー年収
・入社までの手続き

内容に問題がなければ、オファー承諾を行い、選考は終了となります。

まとめ

今回はアクセンチュアの選考対策について説明をしていきました。
面接対策の際は話したい内容を言語化した後、実際にそれを他人に見てもらったり、模擬面接形式で言葉にしてみることが効果的です。
また、フェルミ推定やケース面接についても、いくつかの例題を制限時間内で解いて、他者からのフィードバックをもらうことで思考力が向上していきます。

キャリア相談だけでなく、模擬面接、ケース面接対策を無料で実施しておりますので、ご希望の方はこちらからお申込みをお願いいたします!
(面談させていただいた方に、対策資料も送付しています。)

最後までお読みいただきありがとうございました。

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