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「できるって、面白いですね!」【リハスの日常】

皆さん、こんにちは!
金沢QOL支援センター株式会社の塩浦です。

今回は【リハスの日常】と題して、
私たちが展開している事業の1つである「就労支援」での現場の様子、実際のご利用者様の声を切り取り、そこに込められた背景を深掘りしていきます!


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今回取り上げたい言葉は、タイトルにも書いたように、

「できるって、面白いですね!」

です。

皆さんもそのようなことを感じたことがあるのではないでしょうか?

「できない」と向き合うのはつらいです。諦めてしまいたくもなります。
ただその一方で、「できる」という経験は大きな自信につながります。

一度のその「できた」経験が、「できない」が続く我慢の時期の支えにもなります。

「できるって、面白いですね!」

あるご利用者様のその声が聞こえたとき、その方の表情はものすごく生き生きとしていました。

就労支援の現場において、支援員という立場であると、障がいのあるご利用者様に対して、

「どう教えようか」「何を教えようか」

という風に「教える」「してあげる」に終始しがちです。

確かにその方に実行するための「引き出し」がないときは教えてあげる、してあげることが正解の時もあります。ただし、時にその「してあげる」という行為が、誰かの「できるかもしれない」という可能性を奪ってしまいかねないということは念頭に置いておきたいものです。

教えられた通りにやってできた喜びはもちろんありますが、
自分で考えて実行してうまくいったときの喜びには、前者には代えがたいほどの喜びがあると私は感じます。

皆さんはいかがでしょうか?


確かに、

「ちゃんとできるかな」「ケガしないかな」「大丈夫かな」

そういった不安はあるかもしれません。

でも就労支援という場は”失敗できる環境”でもあると思うんです。むしろ失敗をしていくべきだと考えます。

その失敗をする際に、危険が及ばないですとか次につながる失敗につなげていくアプローチをするのが、我々周りにいる支援者だと考えます。

「できなかった」が「できる」に変わる喜びを、ぜひ味わってほしい。そうすればそれが、

「私も頑張ればできるんだ!」

という自信につながります。
そしてその自信が次の挑戦への活力になります。

危険のない範囲で見守るということも、時に必要な支援なのかもしれません。

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ちなみにタイトル画像で手に持っているものは、のちに「起き上がりこぼし」となるものです。

1つ1つ手作業で丁寧に作られています✨✨

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