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就労支援とは?

皆さんこんにちは!
金沢QOL支援センター株式会社の塩浦です。

以前このような記事を投稿しました。
ご覧になっていただけていますでしょうか?

ざっくりとおさらいしますと、金沢QOL支援センター株式会社は、
「在宅医療」「就労支援」「ハタフク」という3つの事業を軸に展開していますよ、というお話でした。(本当にざっくり)


ただ実際、それぞれの単語を切り取っても、「果たして何を言っているのか、、?」となる方も多いのではないしょうか。確かに普段生活している中で、なかなか触れる機会というのはないかもしれません。

そこで今回は「就労支援」そのものについて一から解説していきたいと思います!

***

そもそも「就労支援」というのは、障害福祉サービスの一つであることからお伝えしないといけません。

障害福祉サービスというのは、厚生労働省が定める障害者総合支援法が定めるサービスの総称をいいます。

障害福祉サービスはそこから訓練等給付と介護給付に分けられ、そこからもさらに種類は多岐にわたります。
その中で私たちが行っている「就労支援」は訓練等給付の一つにあたります。

ここで「就労支援」というものを一言でご説明するとすれば、

就労支援:就職に必要な職業訓練(スキルアップ)だけでなく、安定して就労する上で必要な能力を身につける訓練(トレーニング)を提供すること。

となります。

ただひとえに「就労支援」といっても、さらに細かく分かれます。
細かな違いは下記をご参照ください。

就労移行支援というのは、障害を持った方が主に一般就職や復職を目指していく場所となります。したがって対象年齢は18歳~65歳未満という制限があり、またここに通所ができるのは原則24か月となっています。
移行支援の特徴としてもう1つ。後ほど紹介する就労継続支援の事業所と違い、移行支援は通所してもその利用者に収入は入ってきません。あくまで一般就職や復職に向けて力をつけていく場所となっています。

一方で、就労継続支援A型とB型はそこに通所することで働いた対価としてその利用者に収入が入ってきます。

就労継続支援A型は利用者と雇用契約を結ぶため、最低賃金が保証されています。また雇用契約を結ぶということもあり、移行支援と同様で18歳~65歳未満までという年齢制限があります。
一般企業への就労は現段階では難しいが、ある程度の時間集中して働くことができる集中力と能力がある方が通所されます。

就労継続支援B型はA型と違い、利用者と雇用契約を結びません。したがってサービスを利用されている方への収入は、最低賃金が保証されていません。日本全国で平均工賃(お給料)が約1万5,000円ほどという風に言われており、この賃金の安さも課題の1つです。
ただ雇用契約を結ばないことで急な休みの対応が可能となったり、作業時間を短縮したりと融通を利かせることが可能です。年齢や体力などを理由に一般就労が難しい方、一般就労を目指すにあたって土台を築きたい方が通所されます。
B型の特徴として、利用開始できるのは18歳以上の方ですが、上に関しては年齢に上限がありません。実際に弊社の就労継続支援B型でも70歳を超えた方で頑張られている方もいます。


各事業形態の事業所数は現状以下の通りとなっています。

就労移行支援:3,353
就労継続支援A型:4,130
就労継続支援B型:14,407

令和3年社会福祉施設等調査の概況

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金沢QOL支援センター株式会社では、就労移行支援、就労継続支援A型、B型それぞれ事業所を展開しています。

・脳卒中・身体障害専門就労支援センター「リハス」(就労移行)
・リハビリ型就労スペース「リハス」(就労継続支援A型)
・リハスワーク(就労継続支援B型)
・リハスファーム(就労継続支援B型)


それぞれの特色についてはまた追ってご説明します!

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