無料オンライン 特別対談企画 「重度寝たきりの方へのリラックス・緩め方」
今回は福島県でご活躍されている作業療法士の広渡さんにラブコールを送り、大変ご多忙の中ではありますが、お時間をお作り頂きこの様な貴重な企画をすることができました。
55名の多くの方にご参加頂き、とっても楽しい時間となりました。
広渡さんは福島県でご活躍され作業療法士として、29年間
老人保健施設や総合病院、精神科の病院、保健所などで勤務され今年の4月に「リハビリセンターReborn」を企業され、自費リハビリなどを行われております。
そんな経験豊富な広渡さんに30分という短い時間でありますが、多くの臨床家が悩む今回の「重度寝たきりの方へのリラックス・緩め方」という題材で対談をさせて頂く事となりました。
今回のまとめ
「寝たきり」→本来は寝かせきりというべき方を「寝たきり」と今回は表現してるということを前提にお話して頂きました。
その中で、生活期という環境は基本的にエビデンス上では回復しないとなっているが、そんな方々に対してどう考えるか・・・
人間である以上、老化というものには私達は勝つ事ができないけど!
例えば一人のクライエントへの介入20分掛かっていたものが、同一内容のものを15分で出来るようになった。
それは刺激に対してクライエントが適応できる変化をしているという事=改善と捉えている。
また、今回のような重度のものになると、固定を作り眉間にシワを寄せたり硬くなったりと余裕がない状況になりやすい=リラックスできていない
ここで重要なのは、声掛け・接触などの関わり方がとても重要!
心がけないといけないのは「外乱」にならない事!
寝たきりの方に外乱にならないようになるためには、背臥位というものを理解する事が大切
背臥位って一見、背面が接触している方安定していると思いがちじゃないですか?
でも、実は違う側面があるのです!
環境適応講習会では、このような見方をします!
詳しくは、環境適応の本を見てみてください!
また、麻痺側というのは姿勢緊張の中で押し付けや引き込みが出現する傾向にあり、臥位の中でもそのような傾向があるようです!
じゃあどうするの?
麻痺側に情報を送る!?
ここで重要なのがBOS!
例えば上肢で捉えるのであれば、肩甲帯。下肢で捉えるのであれば、骨盤。というように関節窩などに情報を与える。
その中で緩みを引き出す!
明日からの重度麻痺の方への一つのヒント、明日から使えるアプローチとしてタオルを使った握り込んだ手へのアプローチを伝えてくれました
タオルで包む
背面を意識しながら、タオルを動かす
手は感覚器官→感覚を求めている→無理に広げるのではなく、触刺激を入れる
手背に感覚が入る=歪み
手背が動くと手掌にもゆとりができやすくなる
こんな風に身近なものでも、治療につながる
むしろ、有効に治療手段ともなる
身体がどんな風に環境に適応をしていくのか、そんな一面を知る素敵な機会でした!
もっと知りたいという方は、SNSなどでDMください!
また、今日の内容がとっても気になるという方は環境適応や活動分析が知りたい情報かもしれませんよ😄
なかなか、外部研修会などは出にくいこんな時期だからこそ、みんなで知識と広渡さんの経験を共有し、少しでも明日から笑顔が増える様な機会となればと思います!
※Manoのこの様な対談企画やオンラインセミナーの資料などはこちらに載せてます!
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