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「臥位や起居動作の捉え方」〜運動学や生理学、心理学を通して〜 無料資料あり

オーダーメイドリハビリManoの川下です。
こちらのLIVE配信のみとなります。

今回のゲストは第18回神奈川県作業療法学会 学会長 JCHO湯河原病院 松田哲也先生!!
2022.1.19(水)20:00~Mano特別無料対談企画無事に終了しました。
今回の参加者は60人越え!内容も濃密で、ベルンシュタイン・ギブソンなど難しい内容を1時間という時間の中で、濃縮した時間をいただきました。

今回の講義では、ヒトの就寝から起床までの無自覚な活動について、クラインフォーゲルバッハの運動学や運動生理学、生態心理学の概念を通して解説を行っていただきます。
臥位から端座位までの動作分析や意識に昇らないヒトの睡眠時の反応の一部について多くの気づきを促せればと考えています。

前回の講義の中では、キーワードは意識と無意識、筋緊張でした。

行為を起こす上で、無意識にどう動いているのか?

行為を成立させるための筋緊張が整っていることが大切
そのためには、私たちは地球上で生活している=1Gがかかるつまり1Gに対して筋緊張を調整している
そこをクラインフォーゲルバッハの運動学を交えながら解説していただきました!

もう濃密すぎて、溜まりませんでした!

その時の無料対談の講義の資料は先生のご好意でページの最後に無料で添付いたします!
是非、参考にしていただければと思います!

さて、今回の内容です!
1.行為とは ニューウェル
2.行為とは 本講義で示す運動学、生理学、心理学とは
3.進化とは
4.トピックス 二足歩行への進化の過程
5.ボディプラン 進化した決定、起きてしまたったメリットとデメリット 1二足歩行(二足歩行)は腰痛や背臥位(デメリット)が出現
6.四足歩行動物と比べて硬い背骨が下で柔らかい腹が上となりマットレスが必要 2内臓が無防備、隠れ家が必要 3起き上がりが腹臥位より非効率 4体厚分散や熱放散のために左右の側臥位まで寝返りが必要 5臥位でもバランスを取っている など
7.睡眠について REM睡眠 記憶の定着 NREM睡眠 細胞の修復
8.REM睡眠 δ(デルタ)波 日中の体性感覚入力が必須     感覚遮断された側の半球の神経細胞の修復が悪い 筋が低緊張にならないとNREM睡眠になれない 麻痺側の活動性の低下(不使用)や感覚入力の現象(適切な筋緊張)、また、筋緊張の更新自体がNREM睡眠を阻む 1日の疲れを取ったリラックスした入眠 日中の活動性 随意性の低い側の活動 規則正しい生活 がNREM睡眠ために必要
9.トピックス ネズミの髭の身体図式
10.パーキングファンクションについて
11.ベットについて
12.トピックス パラマウントのアクティブベットシリーズ
13.麻痺側(普段起きない方向)への起居動作の重要性 巧みさを生み出す 
14.起居動作のバランスについて 運動の拡がりの支援活動を中心に解説(無自覚な構えや姿勢セット)
15.支持面について
16.カウンターウェイト
17.カウンターアクティブィティ
18.動作分析 
19.臥.位の観察 丸い身体と支持面 揺らすと解る
20.運動の始まりと方向、そして拡がる範囲 支援活動が推測できる 治療では運動の拡がりの支援活動の治療が必要
21.「運動は始まる前に決まっている。始まったからでは帰れない」 
22.寝返りにおけるブリッジとテンタクル
23.ブリッジ 支持面2箇所以上 安定
24.テンタクル 不安定 支持面1箇所 不安定 バランスを要す
25.起居動作はテンタクルが必要


今回、ご登壇いただきます松田先生は下記の著書を執筆しております。
「臨床動作分析」https://a.r10.to/h69h8O

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なかなか、リハビリの世界でも学校の授業でなんか聞いたことある・・・や、先輩がなんか話の中で聞いたことのある単語みたいに深く知らない方も多いのではないでしょうか?
この本の中では、クラインフォーゲルバッハの運動学・生態心理学的視点・無自覚へのアプローチについて、多くの知識をくれる素敵な本です。

ここで、松田先生は「行為との関係」を執筆されております。
ここで執筆されている中で、
・ベルンシュタインの動作構築の4階層
・動作構築のレベルについて
・巧みな動作とのその条件について
・巧みさとその特徴
・事例からみた動作構築レベルの解説について

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具体的にどのように運動の質を捉えるのか?これまで、BRSや上田式など慣れ親しんだ観点だけではなく、こんな観点があるんだととっても勉強になります。
ただ、私自身、なかなか理解に落とし込むところまで至らず、どうしても理解したい、もっと知りたいという気持ちが抑えきれず、松田先生にお願いしました。

松田先生とは私が関わらせて頂いております神奈川活動分析研究会で2年目の時からいつもご指導をいただいている先生であります。
先生は、日本でも数が少ない生態心理学会のの作業療法士の会員でございます。
活動分析や環境適応、最近では臨床の中でも聴き馴染みが出てきた「アフォーダンス」などはこの生態心理学の一部になります。

そんな松田先生に実際に先生がベルンシュタインのことやどのように行為というものを捉えているのか、それを含めてどのようにアフォーダンを捉えているのか?臨床に落とし込み治療をしているのか?

オーダーメイドリハビリManoの川下と一緒に勉強をしている気軽に勉強会 代表の石山くんと先生と松田先生に対麻痺の方への関わりをオンラインでフィードバックを頂き、その患者様への評価・治療についてプレゼンして頂きます。

松田先生のフィードバックでは、はっと違う切り口から、自分が気づいていなかった視点を知ることや、何より自分の知らない世界を教えてくれました。

私にとって先駆者です!
何よりも人間に対して「想い」の強い先生であります。
先生と話しているとこんな難しい話を楽しくハードルを下げて、利き手にわかりやすくお伝えしてくれ、私自身臨床の楽しさを教えてくれた大好きな先生です!
そんな素敵な先生だからこそ、ご多忙の中無理を言ってお付き合いしていただく機会をいただきました!
そんな先生の魅力をぜひ味わってください!




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