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本の感想3「苦しかったときの話をしようか」


こんばんわ。ざきさんです。

 今日の本の感想はこちら、森岡毅さんの『苦しかったときの話をしようか』です。


 森岡毅さんの本は何冊か出ており、自分としてはこの本と『USJのジェットコースターはなぜ後ろ向きに走ったのか?』を読んだのですが、どちらもドラマのようなストーリー仕立てになっており面白く楽しく読むことが出来て大好きな著者です。

 『苦しかったときの話をしようか』では、娘に書いた手紙というテイ(と言うか本当に手紙なのでしょう。。。でもこんな本1冊分に及ぶ手紙もらったら怖いよw)で書かれており、「ビジネスはこう言うものだ!」と言った高圧的なノリの多いビジネス書も多いなかで「君にはこうなってほしいな…」と優しく語りかけるような文章がとても印象的で暖かい雰囲気が出てます。

 前半は自分のやりたいことの探し方などが書かれているのですが、とにかく大トロは後半!特に表題である「第5章 苦しかったときの話をしようか」からはもうページをめくる指が止まらない!!森岡毅さんのサラリーマン時代の苦労体験が生々しすぎる言葉で紡がれます。

 さて、森岡さんはどんな時が本当に苦しかったのでしょうか。苦しかったとき、それは「1・劣等感に襲われるとき。2・自分が信じられないものを人に信じさせるとき。3・無価値だと追いつめられるとき」と書かれています。細かな内容はさておき、このどれもが長時間労働や肉体的な疲れ、ビジネスで失敗したとかではないのです。ともに働く仲間や自分自身を信じられなくなったときに、死にたくなるほど苦しくなるのでしょう。

 印象に残った好きな言葉を書いていきます。『強い人間は環境に合わせて自分を変えるか、自分に合わせて環境を変えるか、そのどちらかができる。』『コンフォートゾーンを出ない限りその力が覚醒しない、100の自分に対して常に120や130の負荷をかける挑戦を君にも意識してほしいと願う』いやー熱いですね。僕だったらこれを娘にこれ言えるかなと思いますね。強い人だ。

そんなわけでまとめていきます。

森岡毅さんの『苦しかったときの話をしようか』はビジネス書でありながら娘への手紙であり、内容は優しい口調ながらもとても熱い、そして愛に溢れた本でした。

家族のために今日もお父ちゃんは頑張るんだぜ!!!

ではまた。

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