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運動麻痺・運動障害の原因と介入
relief OTです。
今回の記事では脳卒中後の運動麻痺・運動障害を改善するにはどうするとよいのか?
をお伝えしていきます。
1.運動麻痺・運動障害とは何か?
そもそも、運動麻痺・運動障害とは簡単にいうと、
【手や足を動かせない】【手や足が動かしにくい】状態のこと
を言います。
なぜ、運動麻痺・運動障害に至るのか?
●皮質脊髄路(運動を司る下行路)の損傷
●一次運動野(運動を司る領野)の損傷
主に上記の2つが考えられます。
●皮質脊髄路:脳出血の好発部位である視床出血、被殻出血や脳梗塞で損傷を受けやすい。
●一次運動野:皮質下出血、クモ膜下出血、広範囲の出血や前大脳動脈領域の梗塞で損傷を受けやすい。
脳卒中後後遺症による運動麻痺・運動障害を考える上では、まずこれらの知識を抑えておくことが重要です。
単に脳卒中後に筋力が低下したわけでなく、筋が収縮するように指令を出す
脳:一次運動野、神経:皮質脊髄路
が上記の理由により損傷し、活動や興奮性が低下したことにより、運動麻痺・運動障害が生じるということになります。
2.運動麻痺・運動障害の原因と介入
では、運動麻痺・運動障害を改善するにはどうしたらよいのか?
一次運動野及び皮質脊髄路の再編成・興奮性を促す
ということが重要になります。
先ほどお伝えしたように筋収縮は一次運動野が興奮し、下行路である皮質脊髄路に興奮が伝達され、皮質脊髄路から筋に興奮が伝達されることで生じます。
そのため、繰り返しになりますが…
一次運動野及び皮質脊髄路の再編成・興奮性を促す
ということがとても重要になります。
一次運動野及び皮質脊髄路の再編成・興奮性を促すにはどうするか?
を考えるにあたり手かがりになる図が下記になります。
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