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ルールを守らないことの結果

私は自分で言う(名付ける)くらいにマジメな人間だと思っています。

基本的にルールは守るべきであると考えており、必要があればルールに則ってルールを変更するという手続きを取る必要があると考えています。

「ルールは破るためにある」とか「俺はルールに縛られたくない」とか言う方が一定数いますが、私はその意見に反対です。

今回は、ルールを守らないことが、実は回り回って自分の不利益として返ってくることを考えてみたいと思います。

今日も10分くらいで。


風が吹けば桶屋が儲かる

日本に昔からある言い回しですね。

意味と解説が分かりやすく書いてあったので、引用します。

意外なところに影響が出ること、また、あてにならない期待をすることのたとえ。風が吹くと土ぼこりがたって目に入り盲人が増える。盲人は三味線で生計を立てようとするから、三味線の胴を張る猫の皮の需要が増える。猫が減るとねずみが増え、ねずみが桶をかじるから桶屋がもうかって喜ぶということ。大風が吹けば桶屋が喜ぶ。(デジタル大辞泉)

風が吹く→盲人が増える→猫が減る→ねずみが増える→桶の需要が増える

こんなの、誰が予想するでしょうか。

日本以外でも、『バタフライエフェクト』という言葉があったりしますね。

小さな変化が時間経過とともに大きな変化になっていくことを言います。

元々は、『ブラジルでの蝶の羽ばたきがテキサスに竜巻を引き起こすか』という気象学者の講演が元になったそうです。

『バタフライエフェクト』は映画にもなっていますし、近年では『STEINS;GATE』なんかも同様のテーマを扱ったものですね。

要するに、日本古来の言い方であれば『因果応報』というやつです。

小さな行動や変化が思いもよらない結果に結びつく、というような教訓なのでしょうね。


ルールを守らない結果

ここからが本題です。

ルールを守らないと、ルールを守らなかった人にどのような不利益が返ってくるのでしょうか。

これは桶屋の例よりはかなり単純だと思います。

例えば、Aさんが横断歩道を赤信号で渡ったとしましょう。

「赤信号、みんなで渡れば怖くない」というビートたけし(ツービート)のネタがありますが、本当にそうで、赤信号を渡る人が一人でもいると、周りの人たちも同調して渡ってしまう場合があります。

そこで5人がその人に同調して赤信号を渡ったとします。

それを見ていた子どもは、「大人は赤信号で横断歩道を渡る」と理解してしまうでしょう。

その子どもは子ども数人を引き連れて、赤信号を渡ってしまうかもしれません。

そうなると、車の側は青信号でもそれまで以上に警戒しながら通行しなければならなくなります。

それと同時に、車の側が警戒すると分かってくるので、歩行者の側は気が大きくなって、「どうせ車は止まってくれる」ということで赤信号を渡りやすくなるかもしれません。

このようなことが繰り返し増長された結果、Aさんが車に乗っているときに青信号なのに止まらなければならなくなったり、もしかするとAさんの子どもが赤信号を渡って車に轢かれてしまうかもしれません。

これは極端な例かもしれませんが、ルールを守らないというのはこういうことだと考えています。

自分の安易な行動が巡り巡って自分の不利益になって返ってくる可能性というのを考慮して、ルールというものを取り扱うべきではないでしょうか。


おわりに

11分47秒でした。

赤信号の例で考えましたが、『バタフライエフェクト』みたいな話はその辺にたくさんあると思います。

世の中、カオス理論でしか成り立たないことも多いようで、どこで何がどう結びついてどう影響しているのか、正直わからないことだらけです。

だからこそ、わからないながらも、考え続けたいものです。

では、また。


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