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何の専門家なのか考える

世の中、色々な専門家がいます。

特にこの世の中、言ったもん勝ちみたくなっている部分もあって、よくわからない専門家で溢れかえっています。

今日は自分の専門性も含め、何の専門家なのかを見極めておく必要について考えてみたいと思います。

10分くらいで。


理学療法士は何の専門家?

まずは自分のことですが、私は理学療法士という資格を使って仕事をしています。

理学療法士というのは何の専門家なのか?と考えたとき、理学療法の専門家であるというのは言って差し支えないと思います。

理学療法ができるということを学歴と国家試験で証明した結果、理学療法士という名称を使用して良いことになっているわけですから。

一方、私は理学療法士として、訪問看護ステーションに勤務しています。

ということは、訪問看護の専門家と言って良いのでしょうか?

この辺りから話がややこしくなってきますね。

少なくとも、理学療法士が行う訪問看護に関しては専門性を有していると考えられますが、訪問看護全般に関して専門性を有するのはやはり看護師さんだと思います。

やはり理学療法士が行う訪問看護では、看護師さんに比べてできる業務は限られますので。

ということは、理学療法士は理学療法という専門性、看護師さんは看護という専門性を有しており、訪問看護という仕事においてはそれぞれの専門性のオーバーラップした部分が存在すると考えるのが良さそうです。

だから、基本的には訪問看護というものを行いつつ、必要に応じて理学療法という部分を強く出したり(理学療法士)、必要に応じて看護という部分を強く出したり(看護師)、ということが可能になるわけです。


よくわからない専門家には気をつけたい

ところで近年、特にコロナ禍になってから、よくわからない専門家が増えているように感じています。

その前からいたのだとは思うのですが、最近目立つ気がします。

例えば、医師でもないのに医療や病気について語る専門家。

医師ではあっても、自分の主とする診療科とは異なる分野について語る専門家。

特に何の資格も持たないにも関わらず、○○アドバイザーとか○○ジャーナリストのような名称で活動する専門家。

こういった方々の全てが間違っているとか、良くないとか、そうは限らないと思うのですが、少なくとも意見を聞く側というのはその発言をしたのがどのような立場のどのような『専門家』なのかは見極めておく必要があると強く感じます。

そういう私も、理学療法という専門性と全く関係のないことを好き勝手考えて書いているので、そんなに差はないのですが。


おわりに

10分16秒でした。

日本では表現の自由というのが保障されているので、基本的には誰が何を言っても良いことになっています。

だからこそ、情報を得るときにはそれがどこから出た情報なのか、ということは常に考慮しておいた方が良いでしょう。

私のnoteも例外ではありませんよ。笑

では、また。


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