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イメージできれば、完成・完遂はできたも同然

こんにちは、今日は昨日少し触れた部分をもう少し深掘って紹介しようと思います。

昨日の「先だって草刈りをするなら人はコントロールできる⁈」でイメージについて少々お話しました、
イメージをするというのは、完成形を想像する、経過を想像する、関わっている人員数を想像する、顧客が何を言うか想像する、組織の発展した姿を想像する等、たくさんありますよね。

いわゆる、ビジョンとほぼ一緒です、想像には風景や情景、絵面、ごく簡単な想像から詳細で緻密な想像まで、それはその人の想像次第というところでしょう。

よく言われるのが、「想像したことは実現する」そのように聞いて何かスピリチュアル的な印象をお持ちになった方もおられるかも知れませんね、しかしこれは本当のことですし、使い方によっては他の人とそのイメージを共有することもできるのです。

何だか眉唾な感じがしてきましたか?
仕事に関わることを発信する場所と思ってますから、少しお堅いお話に進みますので、どうぞご安心ください。

皆さんはユングは皆さんご存じでしょうか、
カール・グスタフ・ユングはスイスの心理学者で、心理学の分野で重要な役割を果たしております。

そのユングは「集団的無意識」という概念を提唱しました。
集団的無意識とは、個人の無意識心理とは異なり、文化や人類全体に共有される共通の心の要素やシンボルを指します。
ユングは、この共通の無意識が種族全体に固有であり、個人の経験や遺伝を超越して存在すると主張しました。

そのうちの一つが、個人の無意識との関連です。
個人の無意識心理と集団的無意識が関連しており、個人の心理は集団的無意識との関わりによって形成される。

このように、個人の想像がその個人の無意識に、集団の想像もそのなかの個人の無意識に関連する可能性があるのです。
ならば、イメージやビジョンを共有することで、個人の無意識に落とし込みができれば行動も無意識によってイメージやビジョンと同様に共有することができるということです。

ここで大切なのは、
1.誰もがイメージしやすい絵や言葉などを共有する
2.そのイメージやビジョンを常々見返す
3.そのイメージやビジョンから個人の想像を膨らませる

これらを行うことでそのイメージやビジョンはより強固なものになるということです。

まだ、信じられないという人もおられるでしょうね、
しかし、皆さんもこのようなことが過去にあったのではないでしょうか、
たとえば、
・いつも比較的空いているお店に入って「混まなければよいな」そう思った途端に続々来店してほぼ満席近くなった。
・歩道を歩いていて、向かいから歩いてくる人がいて「こちら側に来なければよいな」そう思ったのにこちら側に来てぶつかりそうになった。
・好きな人のことが少し頭をよぎったら、直後その人からの電話が鳴った。
などなど、
まあ、他にもたくさん似たような事例はあるのではないのでしょうか
これらも同様に集団的無意識がなせることと考えられてます。

ここでタイトル回収をしましょう、イメージで完成・完遂ができる。
仕事のことですが、仲間とイメージ共有ができれば完成形が互いに理解しているので経過はどのようにアプローチしても完成形は変わらないので仕事が完遂できる、という意味なのです。
完成形と似ても似つかないものをギリギリになって直すことを考えたら、経過のアプローチなどどうでもよいことになりますね。
何よりも必要とされる完成形を期日までに完遂することが仕事においては最重要ですよね。

実際、仕事での実践方法としては先に述べたように
1.誰もがイメージしやすい絵や言葉などを共有する
2.そのイメージやビジョンを常々見返す
3.そのイメージやビジョンから個人の想像を膨らませる
ですが、より具体的にどうするかを説明しましょう。

1.誰もがイメージしやすい絵や言葉などを共有する
これは簡単な手書きの絵を描いたり目標を紙に書いて、それを共有する。
このときに大切なのは口語で済ませずに、紙に描く(または書く)ことです。

2.そのイメージやビジョンを常々見返す
次は1.を済ませていれば、互いに共有しているので見返すことは容易ですね、更に容易にするには壁に貼る、掲げるなどもよいことです。

3.そのイメージやビジョンから個人の想像を膨らませる
見るだけならばなかなか定着は難しいので、その絵や言葉から想像してみてください、これは人に聞かなくても自分で想像したことで構いません。
想像しやすい絵や言葉ならば、個人の想像もそれほど大きく乖離することはありません。

ここまで読んで「あれ?」と思った方もおられるのではないですか?
そうです、皆さんが努めている会社でも同様のことをしてますよね、壁に理念や社是に目標を掲げ、朝礼で読み上げる、過去の社員旅行での写真など楽しい思い出を見て思い返したりですね。(最近はカッコいいオフィスやフリーアドレスだったりで、代わりにWeb Siteやグループウェア上かも知れませんが)

なぜ同様のことをしているのでしょうか?
それは、効果があるからに他なりません。
先に紹介したユングは1875生まれ1961没ですから、既にこれらのことは実用になっている部分もあるでしょうし、ユングが関係なくとも経験則で有効性があると認識されていたのでしょう。

その有効性あることを、組織運営だけでなく、部署やチームもしくは個人で利用すれば仕事の完成や完遂がしやすくなるのです。

やはり、どこかスピリチュアル的な要素は抜けきらないかもですが、
「信じるか信じないかはあなた次第です!」
が、皆さま参考になさっていただけたら幸いです。

また、よろしくお願いいたします。
ありがとうございます。



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