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この仕事をしたいと思っている方へ伝えたいこと1つ

遺品整理という言葉はきいたことがあるけれど

特殊清掃という言葉は聞き慣れない方が

多いと思います。

知ってる!という方は弊社投稿を見て下さって

いる方や、経験のある方かもしれません。

特殊清掃現場の冷蔵庫に


50代男性の部屋、1Kのアパート。

必要最低限のモノしかない部屋。

冷蔵庫の中には、2Lのお茶とキムチ、卵と

ナポリタンスパゲティーだけ。

仕事が終わって帰ってきて、

食べようとしていたのかもしれません。

50代男性の冷蔵庫に入っていたスパゲティー

それを見てどう思うか

このスパゲティーの写真を見て、

何を思うでしょうか。

ベットで仰向けに倒れた状態で

亡くなっていた痕が残っていた部屋。

廊下、トイレ、リビングには

吐血の痕。

それだけではない、リビングの机には

沢山の通院、薬、検査予約の紙。

目の調子も悪く、それが原因で仕事を

やめざるを得なかった思いを

メモ帳に綴っていた形跡。

どんな生活スタイルで

どんな想いで日々を送っていたのか

自分に置き換えて考えられる気持ちが必要です。

部屋で亡くなったからそう思うのではなく


部屋で亡くなった現場は、

通常の遺品整理現場とは違います。

しかし、だから大変、だからより丁寧に、

というわけではなく、特殊清掃現場も

遺品整理となった現場も

『大事さ』で言ったら一緒です。

全部の現場が大事なのです。

ご遺族に渡すかどうか


アルバム、写真、手紙、日記、カメラ、腕時計…

遺品整理は遺族に渡すものが

たくさんあります。

ここで、それらを「ごみ・処分品・買取品」だと

すぐさま思い渡さないのか、そこに想いを馳せ

遺族様や故人様の事を考えられるのか

の違いだと思います。

遺品整理、事件現場特殊清掃として

現場に向かうのであれば

ご遺族はもちろんのこと

故人様にも想いを寄せられる人が

この仕事をして欲しいなと思います。

まとめ

この仕事は、遺族が故人様と仲が良くない

場合もあり、逆にとても仲が良く

死を受け入れられない場合もあります。

自分をしっかりと持ち、自分の経験だけで

目の前の現状を判断しない広い視野が必要です。

遺品整理は目の前をきれいにすれば

良いのではありません。

この50代男性のご遺族に

「ナポリタンを最期に食べようと思っていたようです」

とお伝えしました。

それをご遺族がどう解釈するかは自由ですが

ナポリタンを供えてくれていたら

嬉しいなと思います。

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片付け、遺品整理、事件現場特殊清掃
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