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最近の小学校の給食の献立表に衝撃をうけた

息子が学校の給食で嫌いなレバーが出る日があるということで、その日は学校に行きたくないと言っていて、ネットで献立表を確認すると、レバーがいつ出るかというより、献立の内容に衝撃を受けました。
ワールドツアーと題してスペイン料理だったり、日本全国味めぐり献立だったり、行事食、伝統食と毎月、バラエティーとんだタイトルで給食が提供されています。食育の日ということで栄養バランスの意識した献立もあるので、あらゆる観点で、栄養管理士さんが必至で考えているんだと思いました。
世界の食べ物、日本全国の食べ物などなど、いろいろな料理をクラスのみんなで味わいながら食べるという食事を楽しむことを主体とした献立はとてもいいことだと思っています。

僕らの時代(1970年代)と比べると食育に関する考え方は現在とは大きく変わっており、そこで当時の食育について調べ、考えてみました。

おふくろの味

明治時代から食育という言葉はあったようで、日本のおふくろの味こそが、当時の食育の基本のような気がします。
家族そろっての夕食であったり、手作りのおやつであったり、母親の作った家族の健康を考えた料理を好きも嫌いもありながら、結果的に楽しく全部食べることが、体にも心にも成長の力になったんだと思います。
大人になるとまた食べたくなるというのは、味の恋しさだけではなく、それぞれの食卓の思い出が心に染みるんでしょうね。
最近の子たちはおふくろの味という言葉がまだ通じるのかな?

日本型食生活

「日本型食生活」とは、1970年代ごろの食生活のこと。ごはんを主食としながら、主菜・副菜に加え、適度に牛乳・乳製品や果物が加わった、バランスのとれた食事です。日本が世界有数の長寿国である理由は、こうした優れた食事内容にあると国際的にも評価されていました。
(農林水産省のホームページより)
和食を中心とした一汁三菜が日本食の基本と言われ、旬と言われる四季に応じてとれる食材と季節感に合わせた演出で見て楽しみ、食べて楽しみ、家族で楽しむということが当たり前の時代であったような気がします。

最後に

僕らの時代に本当と思っていた食事が現代では本当でなかったりします。
食事の本当とは何なんだろうか。本当を知らなければ、本当でないものが、いずれ本当になる。子供の食事に関しては、本当に近づき、かつ楽しく食事をすることを教えていくことこそが、僕の考える『食育』です。

以上、ありがとうございました。

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