#373:筋肉痛とコリってなにが違うの?
どちらも痛みが伴うので、似ているように感じますが、実は大きく違っています。
筋肉痛は、スポーツのやり過ぎなどでよく起こります。これは体を必要以上に使ったことで起こる、いわば「筋肉の過労状態」のこと。筋肉の損傷と炎症が原因なので、しばらくすれば痛みが和らいで消えていきます。筋肉痛がひどい場合はズバリ安静と休養。無理に動かしたり、刺激を与えたりするのはよくありません。アイシング(冷やすこと)も効果的です。
一方、こりは、デスクワークなどで同じ姿勢をし続けることで起こる「筋肉の運動不足による血行不良」の状態。適度に動かさなければ疲労物質が溜まってしまいます。猫背などの体の歪みは、疲労物質を溜めやすくコリを加速させます。
コリの場合は血行不良が原因なので、なるべくその部分を動かすことが大切です。軽い運動やマッサージ、ストレッチはまさにうってつけというわけですね。
筋肉痛も、スポーツ選手のようにハードな運動をしたときには、先に述べた通りの対処をします。しかし、普段あまり運動をしない人が休日にスポーツをして起こる程度の筋肉痛(腫れていたり熱をもっていたりする場合は冷やします)には、コリの対処と同じようにマッサージなどでほぐす方が回復が早い場合があります。
中野坂上治療院
古賀 直樹
▼中野坂上治療院のウェブサイト
http://www.nakanosakaueseitai.com
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