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#314:薬指だけ仲間はずれ

よく手足の指先を揉むと免疫力がアップするなんていわれますが、
ところが手足の指の中でも何故か薬指だけは揉んではいけないといわれているのです。

自律神経というのをきいたことがあると思いますが、この神経、かなりざっくりですが体を活発にさせる交感神経、リラックスさせる副交感神経の二つから成ります。
一方、免疫力の代表格・・白血球内の成分の『リンパ球』は、副交感神経の優位でよく働くのですが、薬指の刺激だけは逆に交感神経が優位になって免疫力が下がるので揉んではいけないといわれているのです。(ただし、交感神経優位の場合に働く、同じ白血球内の成分『顆粒球』も体には必要です。要は両者のバランスが崩れることが問題なのです。)

ただ、揉んじゃダメといわれる薬指も、爪の外側『関衝』のツボ刺激は、女子力アップホルモンのエストロゲンの分泌を活発にする他に、血圧や血糖値を上げて(交感神経優位になるため)、ダイエット効果も期待できるというオイシイ話しも・・。

ある実験で、指を揉んだ後の白血球の検査を行ったら、薬指だけを揉んだ時には確かにリンパ球の数は減るものの、薬指を除いた四指だけを揉んだ時よりも、五指全部を揉んだ時の方が白血球全体の数(リンパ球も含め)が結果的に増えたという報告もあります。
なので、最近は、薬指は揉んじゃダメ・・・から、全部の指を揉んでもいいに変わってきているようです。
仲間はずれにしないで安心して全部揉んでください。 ちなみに寝る前の薬指揉みは目が冴えるのでやらない方がいいという意見もアリ。

古賀 直樹
▼中野坂上治療院のウェブサイト
http://www.nakanosakaueseitai.com

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