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#41:カロリーゼロ、無糖なのに

究極のダイエットブームのせいか、コンビニには、『カロリーゼロ』や『無糖』表示の清涼飲料水がたくさんあります。しかしこれらの飲料水、実際はゼロではない場合があります。
まず、『カロリーゼロ』の方。飲料の場合、100ミリリットルあたりに含まれる糖分が5キロカロリー未満であれば、『カロリーゼロ』と表示してもいいと定められています。

ところで、砂糖の熱量はどのくらいなのでしょう?・・・正解は、砂糖は1グラムで4キロカロリーの熱量をもっています。ということは、2リットルのペットボトルの場合、およそ24グラムまでなら砂糖を使用しても、『カロリーゼロ』なのです。たしかに、他のジュース類に比べると少量ですが、飲み過ぎはやはりダイエットの大敵になります。

一方の『無糖』の方ですが、こちらも要注意です。これらの飲料のほとんどは、砂糖こそ含まれていませんが、キシリトールなどの甘味料が含まれています。そしてこのキシリトール、実は糖分の部類には含まれていないので、いくら使っても、『無糖』になってしまうのです。しかも、キシリトール1グラムの熱量は、およそ3キロカロリーなので、いくら使ってもいい『無糖』の方が、ある意味ダイエットには大敵なのかもしれません(ただしムシ歯にはなりにくいですが・・・)。

ダイエットを目指しているのなら、飲み過ぎないように注意をしましょう。

古賀 直樹
▼中野坂上治療院のウェブサイト
http://www.nakanosakaueseitai.com

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