今夜、この服でどんな酒を飲む?第23夜「デニムに糊付けしてみた!」
僕の趣味は、服をながめながら酒を飲むこと。
10代の頃より集めてきたコレクションの中から一品をチョイスしてハンガーにかけ、それに合ったストーリーの酒で一杯やる。
何ともバカバカしい趣味ですが、これがけっこう楽しいのです。
このテーマで書くのは今回で第6弾。
初めてお会いする方も、そうでない方も、ぜひ全4回おつきあいください。
さて、今夜は何をながめて酔おうかな♪
第23夜 SUGAR CANE SCSC1946モデルでテキーラ『Cuervo1800』を飲む
前回、久々にレッドウイングのブーツを履くことになったところで、これに合う服は何かを考えました。
その結果、チャレンジするのは“デニムのセットアップ”。
デニムジャケットとデニムパンツを個別で着ることはあっても、上下揃えたことは90年代のアメカジ全盛期でも挑戦してこなかったので、この際にやってみようというわけです。
どうせなら長く着込みたいということで、雑誌やネットで色々調べた結果、購入したのは『SUGAR CANE(シュガーケーン) Super “Denim” Collectibles』の1946年モデル。
デニムだけでなく、アロハシャツなど様々な名品の復刻をハイクオリティでリリースしている『シュガーケーン』が自信を持って送るアイテムです。
第2次世界大戦が終わった翌年、1946年のリーバイスのデットストックがセットアップで発見され、それを分析したもの。
ビビビッときました!
今回は、デニムに「ヒゲ・ハチノス(簡単に言うとイイ感じのシワ・色落ち)」がしっかり入るように一度水洗いをして糊を落して縮めたところで、再び糊付け。
デニムが立つほどバキバキに固めたところで、無理してこれを履こうというわけです。
こうすることで堅いデニムに沢山のシワが入っていくという流れです。
固くてゴワゴワしていて、それはもう履きづらいのなんの(笑)。
お股と太ももが痛いですwwwwww
しかし、シワの味わいが刻まれていくためには我慢ガマン。
さて、現実逃避するためにも一杯飲みましょう!
痛みを忘れるために、今回はテキーラの名品『Cuervo(クルエボ)1800シルバー』をチョイスしました。
テキーラというと“飲み屋の罰ゲーム”と思う人もいるかもしれませんが、ちゃんとしたものを選んで飲むとじつに美味いものです。
身体に沁みて酔いに包まれる。
ほら、固い、ゴワゴワなんて忘れてきた……!
しかし次の日、股間や太ももが擦れて真っ赤になってしまうことに、この時点では気づいていないだけだった(笑)。
シワが刻まれる前に、擦り傷が刻まれるとは……(泣)。
次回は、クローゼットで見つけた“若気の至り”と向き合ってみます。
ぜひ、いっしょに酔いましょう!
(つづく)