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スタートアップの事業成長を牽引するための「採用ブランディング」とは。

こんにちは。
Reesusの小野です。

「Reesus(リーサス)」は、3-think株式会社が運営する、スタートアップ企業のための採用総合支援サービスです。

近年、国内のスタートアップ業界が益々盛り上がると同時に、「採用」を取り巻く環境も大きく変化してきています。そんな中、Reesusへのスタートアップ経営者の方々からの採用に関する相談も増加傾向にあります。
そこで「Reesus」とはどんなサービスなのか、Reesusというサービスが生まれた背景や現在地点、実現したい未来ををお伝えしていきたいと思い、このReesus公式noteを開設しました。
また、Reesusのことだけでなく、私たちが常に向き合い続けている「スタートアップの採用」についてもお届けしていきたいと考えています。

第3回目のnoteは、Reesusの本質である、事業成長のパートナーとしての中長期的な取り組みについてお話ししたいと思います。

note|https://note.com/3think
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Twitter|https://twitter.com/3_think_so


オールインクルーシブな支援

我々は、スタートアップ企業の中長期的な成長を目的とした採用総合支援を行なっています。前提として、採用はあくまで企業成長という目的のための手段と捉えており、それを達成するために何が必要なのかを共に考え、伴走するということを掲げて事業を行っています。

企業・事業を深く理解する

Reesusでは、プロジェクト開始段階で、企業や事業について深く理解することから始めます。提供しているサービス・プロダクトはどんなもので、それを取り巻く市場環境はどうなっていくのか。組織構成・規模、チーム体制はどうなっていて、その中でどのような人たちがどんな想いで働いているのか。大事にしているカルチャー・価値観は何か。このような情報をヒアリングしたり、時には社内のミーティングへの参加やメンバーとの対話を通じて体感し、キャッチアップするところから入ります。その後、課題設定に移ります。事業成長に必要なことを定義した上で、その手段として採用がどうあるべきかを考えます。

採用の戦略設計から実行まで

次に「採用コンセプト」を策定します。
採用コンセプトとは、そのスタートアップ企業にとって、採用活動を進めていく上での根幹となる指針のこと。各種施策よりも上位にある概念で、どのフェーズのスタートアップにおいても重要かつ必須のものとなります。

採用コンセプトの策定にあたり、独自フレームワークを用いて、Reesus側で定義づけます。仮説を作ったり、潜在的なインサイトを言語化していくイメージです。その上で、事業や組織の特性に応じて、各施策を走らせていきます。ここでいう施策というのは、採用施策の実行部分に至るまでを指します。必要に応じて、採用クリエイティブ・採用PRなど直接的な採用実行以外の部分の施策も担います。

私たちは、フレームワークそのものには価値を置いる訳ではありません。私たちの価値はフレームワークで導き出したことを具現化できること。Reesusのクリエイティブを担うパートナーや、私のスタートアップ採用に関する経験や知見など、人を軸にオリジナリティ、強みがあると考えています。フレームワークのような「手法」はいくらでも真似ができると思いますが、それをどう活かすかによって結果は大きく変わってきますし、そこに何より自信を持ってます。

Reesus独自のフレームワーク

Reesusには、クリエイティブ・ブランディングの領域で経験を積んできたメンバーも所属しており、その知見を採用領域におけるブランディングに応用しています。
通常、「採用コンセプト」の策定には下記のようなフレームワークを使っています。

上記の図のように、3つの円「企業理念」「自社の強み」「候補者の本音」の重なる部分から「採用コンセプト」の素となるキーワードを掘り出します。企業理念に関しては、我々が関わる時点ですでにある場合がほとんどですが、その他の2つは定まっていないことも多いので、経営者と私たちで対話をしながら言語化し、定義づけていった上で、その交点を見定めます。

「企業理念」は、ミッション・ビジョン・バリュー(MVV)のような形態かどうかは問わず、その企業が目指していること全般を指します。「自社の強み」とは、自社が持つ事業の優位性や価値、他社にはない差別化要素のこと。そして「候補者の本音」とは、候補者がどんな想いでその企業を選び転職に至るのかのストーリーのことで、この3つが重なる交点を言語化し、原点として全ての施策の拠り所とします。このプロセスこそが、スタートアップの採用ブランディングを推進する上で重要な手段だと考えてます。

ブランディングという言葉を聞くと、大企業や広告代理店が取り組まれている大規模かつ中長期的な骨太戦略のような "大きなブランディング" を想像する方も多いかもしれません。
一方、私たちReesusが提供するのは、スタートアップにとって必要十分な範囲で行う “小さなブランディング” です。候補者を含むステークホルダーからの好感を確立する(ファンになってもらう)ことを目指し、上記の3つから策定した採用コンセプトに基いて、各施策において一貫性のある採用活動を推進します。

採用における“ブランド”を育てる

採用コンセプトを明確にした上で、クリエイティブなどの各種施策に落とし込んでいきます。例えば、我々が採用サイトを制作する際は、策定した採用コンセプトを元に、ビジュアルやコンテンツに落とし込んでいきます。採用サイトに限らず、採用コンテンツやSNSでの情報発信、スカウトメールの文面、候補者との面談で話す内容も含めすべて一貫性を持つことが重要です。

その一貫性こそが、様々なスタートアップ企業の採用活動を通じて、私たちが強く感じているところです。今の世の中は嘘がNGなのはもちろんのこと、本心や誠実さの重要度が高まってきています。背伸びをして、過剰に良く見せようとし過ぎると "嘘っぽさ" が伝わってしまい、結果的に採用も上手くいきません。その一貫性こそがスタートアップの採用ブランディングを進める上でのベースとなります。

採用ブランディングには一定の期間が必要です。嘘なく、誠実に筋を通すという、当たり前のことを当たり前にやらないと通用しない時代になってきており、採用領域においては特にその傾向が強いです。

スタートアップが”今”すべきことを提案する

スタートアップの場合、採用ブランディングにまで手が回らないというケースもとても多い印象です。私自身、いくつかのスタートアップの中に入って仕事をしていますが、プロダクト開発や営業・マーケティング、資金調達などやるべきことが無限にあるので仕方がない面もあります。

状況を見て、「今は採用ではなく、他の領域にコミットしましょう」などと採用ブランディングに “今、取り組まない” 提言をすることもあります。経営者の視点で会社全体を見て、いま取り組むべきことを客観的に把握し、アドバイスすることができるのは、ある意味Reesusの特徴かもしれません。

Reesusに依頼するメリット

大企業に対しては広告代理店などがブランディング関連のサービスを提供していますが、私たちのようにスタートアップの採用ブランディングを専門で手がけているところは多くはない。一方で、採用ブランディングの必要性を感じているスタートアップ経営者は増えている印象がありますが、皆何から手をつけたらいいのか分からない。任せられる人も社内にいない。そういう経営者に寄り添った提案と実行ができるのがReesusの強みです。

第三者の立場から企業の魅力と価値を言語化し、表現できることもReesusが評価されている点だと思います。答えを押し付けるのではなく、経営者がモヤモヤしている課題の壁打ち相手になって、言語化していくプロセスを大切にしています。

スタートアップが採用ブランディングを意識すべきタイミングとは

創業時から中長期のビジョンを見据えて、組織やカルチャーづくりを考えられることが理想です。私たちもそのタイミングから言語化のサポートをして、必要な時期に採用サイトの制作やPR活動など、適切な施策を考えます。

一つここで言っておきたいのが、ブランディングを「カッコつける」という意味に捉えてしまうと失敗することが多い、ということです。ブランディングとは目に見えるデザインのことだけではありません。ブランディングとは、自分たちに合ったコンセプトを策定し、それを貫き通すということであり、それが結果的に中長期での成長につながります。

ブランディングを意識した採用コンセプトを早い段階で策定した上で、必要なタイミングで提案し、施策を動かしていきます。Reesusはスタートアップ経営者の伴走パートナーです。その最も大きい価値は経営者のパートナーとして、採用施策の必要なタイミングを理解していること。採用の総合支援ができる引き出しを持って常に相談に乗っているので、適切なタイミングに適切な施策を打つことできます。

採用を通じて、事業を牽引する

採用コンセプトを言語化することで、採用するターゲットを明確にすることができます。例えば、「今の人はスタートアップっぽくないですね」という理由で採用しない場合、その経営者の言う「スタートアップっぽくない」というのが何を意味するのか、採用コンセプトをベースに対話を通じて明確化するプロセスを踏みます。

採用サイトを作る際にも同じことが言えます。明確化することで、10人のうち10人が80点だと感じる、最大公約数的なサイトではなく、10人のうち1人が120点だと思うものを作ることが初期のスタートアップでは特に重要と考えています。みんなに好かれようとしない勇気を持つことが必要です。

Reesusは、会社や事業の成長における採用領域のボトルネックを取り除きます。採用が強いと事業と組織も強くなります。採用活動を含めて、定めた方向に会社が進んでいる状態が理想だと思っていますし、支援させていただいた会社が中長期で大きな成功を収めることが私たちの目標です。ひいては、採用が事業自体を牽引することこそ、私たちの最終的な到達点だと考えています。


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