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観光業界における高卒求人について

こんにちは、ReeeeL.です。
今回は観光業界における高卒求人についてお話しようと思います。

リクルートサイトで新卒求人が上手くいっていない…もう6月に入るのに…
と、お悩みの方はいらっしゃいませんか?

そんなときは高卒求人に力を入れてみてはいかがでしょうか?
戦略的に高卒求人を行うことでしっかりと応募を見込むことが出来ます。

✓高卒求人の流れ

高卒求人は厚生労働省管轄のもと、ルールと毎年のスケジュールが決まっています。

【ルールと流れ】


ルールと流れを簡単にお伝えすると

①ハローワークから認可された専用の求人票をもとに

②応募をかける

③学生が学校を通じ応募をする

もう少し企業目線で詳しく見てみます。

①ハローワークから認可された専用の求人票


高卒求人は企業様が独自に作成された求人票では
応募をすることが出来ません。

ハローワークインタネットサービスや、管轄のハローワークを通じ
求人票申込書を作成・提出することから始まります。

提出し、認可がおり、ハローワーク確認の押印がされた求人票が返戻され、初めて応募をかけることが出来ます。

②応募をかける


ハローワーク確認の押印がされた求人票のコピーをもとに
学校訪問や郵送をすることで求人票を学校へ提出します。

尚、学校が学生へ求人を公開しても良い、求人情報公開日も毎年決まっており、情報公開日を過ぎてから学生は求人票を目にすることになります。
また、情報公開日を過ぎたら、企業側から全国公開しないで欲しいとの要望がない限りハローワークのインターネットサービスにて求人票が掲載されます。

③学生が学校を通じ応募をする


学生が直接企業へ応募をすることはなく、学校を通じて応募が来ます。
また、応募があった場合も、企業は学生へ直接連絡することは出来ず、
学校へ説明会や会社見学、面接の日程、合否の結果を連絡します。

【2024年卒業高卒求人スケジュール】



毎年、年間でのスケジュールが決まっており、
2024年卒業高卒求人に関しましては以下の通りです。

・ハローワークによる求人申込書の受付開始 6月1日~

・求人情報公開日 7月1日~

・学生の応募種類提出開始 9月5日~

・選考及び採用内定の開始 9月16日~

・二次募集 10月以降

一見、ルールが多くスケジュールも決まっていて大変に見えるかもしれませんがやるだけの価値は大いにある求人の1つだと思います。

✓高卒求人が他の求人と違うところ


記述した通りルールやスケジュールが決まっている点以外にも
他の求人に比べ意識することがあります。

それは、ご両親を始めとするご家族や学校の先生が大きく関わってくることです。

多くの求人の場合、企業と応募者間でのマッチングがセオリーです。
それに対し高卒求人は、学生だけではなくご家族や先生の信頼を得なければ始まりません。
まだ成人していない大切な子供や教え子の未来に関わることなので当たり前ですね。

会社見学や説明会にご家族が参加されることも多々ありました。
学生より事細かなご質問を頂くことがありますが
少しでも不安を取り除けるように丁寧に対応し信頼を得ましょう。

そうすることで子供が働いている会社、だけではなく
提供しているサービスそのもののファンに繋がることも多々ありました。

また、卒業生が活き活きと働いていたり、求人担当の印象が良い会社へは、
学校の先生が学生へその企業の求人をオススメすることが多いそうです。

「〇〇先輩が働いていると聞いて」
「接客業で探していたところ学校の先生からオススメされて」
など、面接時に応募者から聞くことは少なくありませんでした。

✓観光業界が他業種に比べ高卒求人で優位だと考える点


高卒求人も企業からしたら今や激戦です。
高校生の求職者数が減少している反面、企業の求人数は増え、
2023年の求人倍率は3.01%(学生1人に対し3社以上の求人がある)
まで高くなりました。
ここ10年の傾向からしてもCOVID19の影響で一時的に落ちはしたものの
それ以外の求人倍率は上昇傾向、特にここ2年は非常に高くなっております。

そんななか、観光業界が他業種に比べ勝っていると考える点があります。

①仕事内容がイメージしやすい


私の経験上、高卒求人で応募のある学生は高校時代にアルバイト経験、
特に接客業の経験がある学生が多いです。
そんな学生は自身の経験から、就職してからの仕事内容をイメージがしやすく、応募に繋がりやすいと考えています。
また、学校の先生やご家族様からイメージがし易い点も優位に働くと思います。

②1人立ちしたい高校生が一定数いる


昨今、実家から通いたい、親御様が家から通ってほしいと思っているご家庭が増えてきていると言われていますが、
実家を出て自立したいという思う学生、色んな事情により家をでなければならない学生も一定数います。

観光業界は衣食住に関わる事業が多いため、そのような学生へ1人暮らしでの生活面でPRすることが出来ます。
社員寮をお持ちの企業様はそれだけでPRになりますし
主要都市以外で事業所を構えている場合は賃貸の家賃が比較的安価であることが多いです。
福利厚生に家賃補助や食事補助、従業員食堂などがあれば尚更です。

実際に、前職では地方に事業所があったにも関わらず全国の高校生から応募がありました。

③学科・資格を選ばない


建設業界であれば工業系、運送業界であれば運転免許など、特有の学科や資格が必要になる場合がありますが、観業業界はほとんどの場合、そのようなことが不問になることが多く幅広く応募をかけることが出来ます。

私も前職では不問で求人票を出し、普通科をはじめ、総合学科や農業系など様々な学生から応募がありました。

✓さいごに

高卒求人はルールやスケジュールが国によって厳格に定められていますが
見方を変えると、大きな費用がかからず、力を入れるポイントが決まっており、どこの企業も対等に応募を見込むことができる求人です。

私自身、大企業ではないものの、決まったルール・スケジュールの中、
ストラテジーを立て、効果的に学生へアピールすることにより
毎年安定的な応募を募ることが出来ました。

高卒求人をこれからはじめたいけどどうやったら分からない、やってはいるけど応募が来ないなどのお悩みをお持ちの方はお気軽にご相談ください。
ここでは書ききれなかった高卒求人戦略を共有し、サポートさせて頂きます。

https://reeeel.jp/

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