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こんばんは、赫 斑点です。
vimeoが全然、、、なので久しぶりに文章かきます!

今日のお題は「人をほめるときのポイント」です。

最近、人間関係に関する本を再読しておりました。
ついでなので何を読んでいたかといいますと…
「銀座No,1ホステスの心をつかむ話し方」
「銀座No,1ホステスの上品な好かれ方」
「上級小悪魔になる方法」
です。

男性にはなじみのない本(逆になじみがあってはならないかも)な本ですが、そうです、女性向け恋愛指南本です。

しかし、この本には心理学と筆者の経験から編み出された最強の会話術が書かれております。

私は以前、ブライダルフォトの仕事をしており、主にセールスの業務をしておりました(カメラマンアシスタントも兼ねておりましたが)。
学生時代4年間、子供向け写真スタジオでアシスタントとセールスのアルバイトをし、映画館でもコンセッション以外の接客業務を両立して経験しておりましたので、自分にはかなりの自信がありましたが、ブライダルの世界は生半可なものではなく、入社1年も経たぬうちに大きなダメージを受けることになりました。
ブライダル、特に私が勤めていた最高級レベルの式場では、「確固たる知識」「私なら安心ですよオーラ」「どこまでもお客様に寄り添うテクニック」のすべてを兼ね備えた状態でなくてはお客様はついてきてはくれませんでした。


どうしたらうまくいくだろうか。

それに悩み、ハウツー本を買いあさり、読み漁り、1か月にかけるハウツー本への出費が1万円を超えることもざらだった時期がありました。(当時の私の月収は手取り15万とかの世界でしたので、その出費もかなり痛かったです)。
この時期に買った本の数点が上記3冊です。

ホステスと技術系ホテリエには共通点があります。
『いかに次回につなげ、かつ、指名していただけるようにするか』。
ポイントは「指名」です。

中学から大学まで内気を貫いてきた私としては、友達もろくすぽ作れないのに「指名」なんて!と雲の上のような話でした。

でも、水希さんは私に希望をたくさん授けてくれました。

本の中では
・上質なコミュニケーションとは何か

ということが中心に、実例を挙げながらわかりやすく説明をしてくださっています。詳しく知りたい方はぜひ上記の本を手に取ってみてください。あなたの人生が変わるはずです。


さて、そこから学んだ私のテクニックの一部を今日は書きたいと思います。

ズバリ、男のほめ方!



 カップルを目の前にしたとき、どうしても同性をほめがちになります。私は女なので、ご新郎様とご新婦様であれば、新婦の気持ちの方が理解できるのでそうなります。
しかしブライダルにおいて、言い方は悪いですが(笑)財布を握っているのはかなりの高確率で「ご新郎様」です。
ご新婦様の信頼をある程度つかんだら、ご新郎様をつかまないと『指名』に行きつかないのです。

特に写真は、結婚式のタイミングで心をつかめば、おうちによれば、後3世までのリピーターを確保することにもなります。
なので、今後の大黒柱になるご新郎様(未来のダンナ様)を落としておくことがめっちゃくちゃ重要なのです!

男を落とす、しかも妻の前で。
妻を立てながらダンナを手中に収めるのです(笑)
これはなかなかハードですよ(笑)

でも、やることは結構シンプルなんです。



以下、私がいつもやっていた「会って1分の間にすべきトーク」を書きます。誰でもマネできちゃう一言ばっかりですよ~


「こんにちは、今日は寒い(暑い)ですね。」

導入の天気の話は結構テッパンです。

「ようこそお越しくださいました。お待ちしていましたよ!」

ありがとうございます、より伝わります。そして、待ってたの!やっと会えた!をちゃんと演出することがカギです。マニュアル的な言い方では、ああよく言われる常套文句か、で流されますから。

「またお顔を拝見できてなんだかホッとしました!」


(すでに仲良しの方には「あ~会いたかったんです~!お元気でしたか~!キャーー(*^-^*)」って言ってました※キャラを押し殺して)


「今日も素敵なネクタイですね!」

「(奥様orご新婦様同伴の場合)いつも素敵なチョイスですね、選ばれたのは奥様ですか?
「(おひとりの場合)今日もお綺麗なネクタイ!どうしても見入ってしまうんです、ステキなセンスなので^^とても勉強させていただいております^^」
ダンナさまorご新郎様が支配されている「女」がいる場合は、その「女」を絡めてほめる=男をほめる、になるのでぜひ空気を読んで巻き込んで。(女なので「女性の子供(つまり女の子)」でもOK)

ネクタイをほめて「旦那様がかっこいいからお似合いなんですよ」と言うと、本当にかっこいい場合は「なにこの人」と嫉妬や軽蔑をかう要因になり(そこまで狭量な心の持ち主は結婚なんかされませんが、地雷は踏まないに越したことはありません)、ダンナがブスメンだった場合「すげーーーーこの子、すげーーーーバレバレのお世辞言ってきたーーーウケるーーーー笑うしかねええええ!」ってなり微妙な空気が流れます。

人はたいてい、内面をほめられると割と素直に受け入れてくれます。それは、「自分という人間を認めてほしい」という承認欲求が深層心理にあるからなんですが。
ですからあえて「センス」つまり「感性」をほめるのです。

そして「勉強になります」。これは「あなたに影響を受けています」を表現することばで、人の欲求のひとつである優越をクリアする言葉になります。つまり「勉強させていただく」ということは、「私にはまだその力がなくうまくいっていません」と主張する行為になり、「そうかそうか、君はそこはまだ足りてないんだなよすよす」っていう優越感を知らず知らずに覚えさせてしまうことなのです。謙遜おそるべし

ちなみに時間をおいて、話が途切れた時にもう一度「センス(感性)」についてもう少し突っ込んで聞いてあげたりすると、今度は「そうかい、じゃあ俺の感性を教えてやろうじゃないか、よすよす」となり、支配欲求まで満たせちゃうというおいしさもありますので、初めの一投のタイミングを気合入れてやってみてくだされ。

服はネクタイでなくても靴や時計、なんでも目に入ったものならOKです。
私の場合はその後の話につなげるために、カバンやキーケース、持ち込みのパソコンや文房具までも話題として使ってました。
ちなみにその例は下に続けます。今回は代表としてカバンを用います。

「お荷物お預かりいたしますね。(カバン持つ)。」

「わぁ!とても重厚感のあるカバンですね。」

「今日はもしかしてお仕事の帰りですか?お疲れ様でございます。こんなに重たいカバンをお持ちなんて、差支えなければどんなお仕事かお伺いしてもよろしいですか?(笑顔)」

荷物を預かる現場は接客でなければあまりないと思いがちですが、例えば初対面の人と一緒にご飯に行くときなど、荷物スペースに荷物を置いてあげるなんてシチュエーションもでてきますね。そんな時にすかさず使うのがこの気遣いです。

ただ「重たいカバン」と言ったら、ちょっと聞こえが悪いですよね。そんな時は、高級感漂う言葉遣いに変えてあげて。「重厚感」とすれば、カバンの雰囲気のこともさせますし、カバンの中身のことをかっこよく形用することもできます。いろんな意味にとらえられる便利なセレブ言葉です(笑)。

差支えなければ、でワンクッション入れることも大事。これは社会人のマナーですね。職業を言いたくない人や、言えない職業をしている人もいるのでここはなるべくさっぱりとした語調をするといいでしょう。

また、職業を聞くことは大きなメリットがあります。
ブライダル業界にいたとき、お客様の情報として一番に確認するのが「お二人が所属している会社」でした。
大企業なのか、中小なのか。一般職なのか、技術職なのか、アート系なのか。営業や企画なのか、事務なのか、SEなのか、人事なのか。
その職業や職種を聞けば人の傾向はだいたい決まってくるもので、特に男性は仕事が如実に実生活にも反映されてきます。

個人的に一番苦手だったのが、データや数字を扱う会社に勤めている方。
感性なぞは二の次。現実的にできることを正確に遂行する文法のもとに考え結果を出すのが彼らのサバイブ術です。
私は完全に感性の人間で、「何がきれいで美しいのか」という文法を武器に、一般的な方が気付かない美しさを見つけて、教えて、恥ずかしさを超えさせ表現させ、その体験にマネーをチャージさせるのが私のサバイブ。
しかし、上記の方は「そもそも構図とかボケみとかヤセ見えとかどうでもよくて、とりあえずRAWデータ絶対で、写真に刷らなくていいからデータディスクでよこしてくれ。それでコスパを抑えるから」というスタンスでいらっしゃるので、初めから生き方が違っています。
仕事はそっくりそのままブライダル打ち合わせに直結するので、一生懸命説明して「文法があわねーなー」ともやもやしながら失敗するより、先に「あなたの文法を教えてもらえたら嬉しいです(テヘペロ」ってやった方が、その後の戦法も変えられるってもんです。

話を戻しましょう。脱線して失礼しました。
というより、もうこの辺で「会って1分」はたってしまっているかもしれませんね。

今、途中に盛り込んでおりましたが、コミュニケーションをするうえで大事なことは「承認・優越・支配」欲求を満たしてあげることで、男性は特に社会的に生きる人々なので、これを押さえることが非常に大事になります。というかむしろ、この3つのループを繰り返していれば1時間くらい根詰めて打ち合わせしても笑顔で帰ってくれます。
そして、心をつかみながら納得感を与え、あの店の子は俺(俺と嫁)のことを尊敬してくれて一生懸命に対応してくれようとしているから、ぜひマネーチャージしてあげよう、という動機づけの理由にもなります。

最後に・・・最近の気づきについて。

私は、人が生活している中で一番もったいないと思うことは「プラスの気持ちを素直に言葉にできないこと」だと思います。

最近仕事がいそがしくて、そんなことをすっかり忘れかけていたのですが、気乗りしない婚活を、親への反抗心で再開することにした中で、お会いした「知らない人(←ツイッターではそのようにつぶやいておりました)」にいろんな方面からほめていただき、はたと思い出させられたのでした。

その「知らない人」は、私のド下手なネイルをいつも「それかわいいよね」とほめてくれるし、ほっとするときは「ほっとするなぁ」とか、面白いときは「これはたのしいな」とか、「おいしいな」とか逆に「ちょっと飽きちゃったんだよね」とか「話聞いてくれて助かったありがとう」とかを目を見てちゃんと言える人なんですよね。


そうか、心で思っていてもダメなんだ。
表現しなければ伝わらないのだ。


思い返せば、私は心の中では
「休みの日にしっかりきれいな革靴!素敵!」とか
「カバンは革のインディゴブルーか!この色のチョイスはしゃれてる!」とか、
「眼鏡はただの黒縁と見せかけてつがいはあえての金遣い。きっとお気に入りなんだろうな(メガネのシャンプーの話してたし)。お気に入りなんですか?って聞いてみようかな、、、いややめとこ。」

と一人で会話を完結させており、『それイーーーーーーね!』っていうホメを全然できてなかったんですよね。話題を振ったり、気になったことを質問することはありましたが、自分の素直でささいな感動を口に出すことはなかった。

以前の仕事ではできていたことなのに、ちゃんとやれていたことなのに、やらなくなるとできなくなるのだな。と痛感した体験でした。

今回のことを教訓に、次に機会があればこの知らない方に今度はちゃんと感動を表現するようにし、違う人との縁があれば改めて務めたいと思うところであります。

この内容が何か参考になれば幸いです。
実践して慣れて続けることが大事なので、どうか失敗してもめげずに(笑)トライし続けてくださいませ♪

それではおやすみなさいー✈







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