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家業に自分色を加え、こだわりの絶品バーガーに!天草バーガーbig dream店主

こんにちは!熊本在住のYukiです。

人と人をつなぐ」をテーマに、イベントユニットRedDotとして活動しています。

毎月第2金曜日の朝に、熊本シティFM(FM791)さんの番組「Windy(パーソナリティ:風戸 南陽子さん)」内で、インタビューコーナーを担当させていただいています。

このコーナーでは、私の周りにいる素敵な方にお話を伺っていきます。なかなか人と直接会うことが難しい状況の今、このコーナーを通して新たな出会いを楽しんでいただければという想いで、今月で8回目を迎えました!

放送は5分という限られた時間なので、放送に入りきれなかったエピソードやアフタートークも含めて、対談形式でこちらにまとめています。

インタビュー第8回目のゲストは、天草バーガーbig dream代表 平道勇起さんです🍔

天草バーガーbig dream代表 平道勇起さん。
実家の養豚業の仕事をしながら、2014年より自家製の豚肉を使った天草バーガーの販売を
スタート。現在は熊本県中をキッチンカーで販売を行っている。
自家製のジューシーなパティを使ったハンバーガーにファン多数!

キッチンカーを始めるまで

Yuki(以下Y)「私も大ファンの天草バーガー!熊本県中で出来立てアツアツのオリジナルハンバーガーを提供されているbig dreamさん。今でこそ“キッチンカー”という業態や移動販売はよく知られるようになりましたが、今で何年目くらいなんですか?」

平道さん「うちの息子が生まれたのが8年前!そして息子の名前は“大きな夢“!」

Y「おお!bigなdream!息子くんの名前がお店の名前なんですね!」

平道さん「そうそう!息子が生まれた年に今のお店を始めたから・・・もう8年くらいになるかな。覚えやすいよ 笑 
実家は、昭和36年に親父が創業した養豚業をやってて。高校卒業してからは、国内シェアNo.1の豚ブリーダー業界に就職して、宮城で4年間修行。オランダにも研修で10ヶ月くらいおったかな。」

Y「豚ブリーダー業界!初めて聞きましたが、どんなことをやるんですか?」

平道さん「豚のいろんな品種を数値化して、品種Aと品種Bを掛け合わせるとこんな特徴の豚になって・・・っていうのをひたすら研究していく。要は統計学なんよね。」

Y「オランダにも行かれてたんですね。」

平道さん「会社の本社がオランダにあって、研修で行ってたんだよね。肉の好みが日本とヨーロッパだと全然違ってね。例えば、日本だと“サシ“とか脂身が多い肉の方が人気じゃない?柔らかくてジューシーな肉が日本では人気なんだけど、ヨーロッパでは赤身が多い方が好まれるんよね。

Y「なるほど!お肉の好みも国によって違ってくるから、お肉の食べ方も変わってきますね。」

平道さん「そう。俺は日本人が好む品種を自分で育てて改良を重ねて、それから熊本に戻ってきたんよね。」

家業に+αを!

Y「熊本に帰ってきてから、big dreamという自身のお店を始めたそうですが、何かきっかけがあったんですか?」

平道さん「熊本に帰ってきてから家業の養豚業の仕事をしてたんだけど、あるとき豚肉の価格が大暴落して・・・めちゃくちゃ苦労したんよ!
そのとき、家業に+αの価値をつけてみたい!自分で何か始めてみたい!って思いが強くなって、big dreamが生まれたんよね〜」

Y「そうだったんですか!ちなみに何でハンバーガー屋さんを始めよう!と思ったんですか?」

平道さん「ぶっちゃけ最初はなんでもよかったんよね 笑 親父と養豚の仕事をしながら、自分の色を出したいと思ってた。精肉を商品として販売していくことも考えたけど、そうなると競争相手がいっぱいいる。一方で、豚肉を使った加工品だと競争相手が少ないなとも思ったよね。」

平道さん「big dreamのお客さんは、うちのハンバーガーに自家製の豚肉使ってるって知ってる。まずハンバーガーを食べて、うちの豚肉の味を知ってファンになってもらったら・・・」

Y「今度はお肉を買ってみたい!って思いますね 笑」

平道さん「でしょ?笑 そう考えて、ハンバーガー屋を始めたんよ!」

注文を受けてから作るオリジナルハンバーガーには、自家製の豚肉パティを使用。
ジューシーなお肉がはさまったできたてアツアツハンバーガーは絶品!
こちらはベーコンチーズバーガー🍔

Y「始めたときのお父さんの反応は・・・?」

平道さん「『やってみろ』って言ってくれてね〜いやもうほんと親父に感謝よ。自分も親になって思うけど、よく親父は俺にチャレンジさせてくれたなーって思う。俺、息子が同じようなこと言い出したら『やってみろ』って言えるかわからんもん 笑

Y「お父さん、背中を押してくれたんですね・・・涙」

キッチンカーのきっかけは熊本地震

Y「始めた当初からキッチンカーでの移動販売だったんですか?」

平道さん「いや、最初はお店があったとよ。キッチンカーの形態になったきっかけが、2016年の熊本地震。今でも熊本の天草が拠点なんだけど、熊本市からの観光客が多い地域なんよね。でも地震後は全くお客さんが来なくなっちゃってね・・・」

平道さん「今も地震や水害とか、毎年のようにどこかで天災が起きてる。そんな中で、これからも店舗を構えてやっていく意味ってあるんかな?って考えて、移動販売をスタートさせた。最初は軽トラ、今は4t車だよ!でかいよね 笑」

Y「最初は天草にお店があったんですね。ここ数年で熊本でもキッチンカーを見かけることが増えましたが、平道さんはそれより前から移動販売をされてるんですね〜」

ペプシが目じるしのbig dreamさんキッチンカー。
(ちょうど鉄板の下あたりの)椅子に座って、平道さんとおしゃべりしながら、できたてハンバーガーをいただきます🍔

求められるところに行きます!


Y「今はキッチンカーで熊本県中をめぐってますよね。個人的に気になってるんですが、いつも出店されている場所はユニークな場所ですが、お呼びがかかることが多いんですか?」

平道さん「ありがたいことに、今は呼んでいただくことが多いね!スーパーの駐車場とかに前は出店してたんだけど、今はやってないかな。結局ついで買いになっちゃって、悲しい思いをしたことがあって。。。」

平道さん「それよりうちのお店を探して、わざわざ足を運んでくれる人たちに、うちのハンバーガーを届けていきたい!だって嬉しくない?こっちはガンガン営業しなくていいし、お客さんはうちのバーガーめがけて来てくれるような関係って。だからあえて大通り沿いじゃなくて、国道の一本裏手とかにお店を構えてたりするよ。探してきてもらいたいからね 笑」

Y「自家製のお肉の美味しさを伝えたいbig dreamさんと、その美味しさをぜひ食べてみたい!というお客さんとの最高の関係性ですね!

平道さん「拠点は天草だから、一番遠いところだと片道4時間くらいかかるんだけどね 笑 熊本県内を周ってるけど、やっぱ熊本って熊本城が中心にできてる街なんだな〜って実感するよね。」

Y「昨年の豪雨災害のときには、すぐに現地で瓦礫除去のボランティアに行ってましたよね。」

平道さん「地元の商工会青年部ですぐにかけつけたよ。ただ、big dreamのお店としては、販売に行っていいもんか自分の中ですごく悩んだよね・・・悩んだ結果、隣町で販売してたら、被害のあった地域の方がわざわざ買いに来てくれてね。ほんとに嬉しくて、でも同時に『あ、俺、逃げてたなー』って思った。せっかく待っててくれた人がいたのに、って。その3日後には、被害のあった地域にすぐに販売に行ったね!」

Y「素早い行動力!昨年はコロナで休校になった子どもたちに、無償でハンバーガーの提供をするなど、お客さんのために、アイデアを即実行されていてすごいなー!と思いました!」

平道さん「求められるところに行く!がモットーです!」

Y「素敵です!big dreamさんのハンバーガーを食べて、いつも元気をもらってます!いつもありがとうございます!」


🍔big dreamさんの出店日時・場所はこちらから

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