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藤田 淑子
2021年4月2日 18:43
その海は誰の涙でできている確かめる前に両足を浸すひび割れたグラスにうつるその女(ひと)は時が経つほど美しく光る溺れても大丈夫ですその波はあなたの心奪えやしないいつだって優しい言葉をくれるのは傷付けたくないからそれとも花びらが散る頃にもまだ降り注ぐ紙吹雪のよう気まぐれな言葉唾を吐き馬鹿野郎などと叫ぶならアスファルトになれ雑草になれオーロラに光る眼鏡をかけてみてどうだいこの世も