【貧乏になる家】家計を圧迫しない3つのポイント

どんな家で、どんな生活をするのか?ということで人生が大きく変わるかもしれません。ほんの些細な違いが、やがて大きい経済的な差になり得ます。

豊かな生活をするのに重要なのは、お金はもちろんですが、その前に「健康」「精神」「時間」の3要素が充実していることです。でも、それを阻害する要因となるのが次の3つです。

①断熱性能の低い家
②散らかっている家
③時間を無駄にする家

これらの要因が揃ってしまうと、たちまち貧乏になってしまいます。どういうことなのか?ひとつひとつ、わかりやすく解説します。

①断熱性能の低い家

ではまず初めに、断熱性能の低い家。断熱性能の低い家と聞いて「光熱費がかさむから貧乏になるんでしょ」と思われるかもしれません。いえ、そうではないのです。

高断熱は必ずしも経済的とはいえない

たとえば、延床面積40坪・温熱等級4の家の光熱費をシミュレーションするとUA値は0.87となり、年間の光熱費は289,863円になります。これを温熱等級6・HEAT20のG2まで断熱性能を高めるとUA値は0.56、年間の光熱費は247,068円。その差は約43,000円ほど温熱等級6の方が安くなります。

やはり断熱性能が低いと光熱費がかさみます。しかし、イニシャルコストのことも考えなくてはいけません。温熱等級4→6に断熱性能をアップするには、新築であれば120万円ほどかかります。その120万円を回収するためには、120万円÷4.3万円で「約28年」もかかることになります。そうなると、高断熱の方が経済的に優位性があるとはいえません。

高断熱の住宅は健康にくらせる

重要なのは、断熱性が高い家だと健康に暮らせるということです。

(出典)近畿大学 岩前研究室

これは断熱性能の低い住宅から高い新築住宅へ引っ越した人のうち、何らかの疾患を抱えている人の症状が改善した割合を示したものです。このデータによれば、引っ越した家の断熱性能が高ければ高いほど、症状が改善されることがわかります。

また、断熱性能が高いと風邪を引きにくくなるというデータもあります。


(出典)慶応義塾大学 伊香賀研究室

このグラフのここが温熱等級4相当になります。風邪の発症率は約40%ですが、さらに断熱性能が高くなれば、風邪の発症率をほぼゼロにすることも可能です。

もし、健康に問題があれば、仕事に影響がでます。仕事で十分なパフォーマンスを発揮することは難しくなるでしょう。しょっちゅう風邪をひいて、仕事を休んでばかりいたら、会社からの評価は下がってしまうかもしれません。ですから、断熱性能の低い家に住んでいると出世はおろか、いつまで経っても給料が上がらないということもあり得ます。家の新築でもリフォームでも、断熱性能を高めることを考えてみてはいかがでしょうか。

②散らかっている家

精神的に問題を抱えていると、とても掃除をする気にはなりません。すると、家はどんどん散らかっていきます。そして、知らかった家で暮らしているとさらに気分が落ち込んでいきます。

そんな負の連鎖に陥ってしまうと、仕事にも影響が出て、収入が減ってしまうなんてことにもなりかねません。ですから、その負の連鎖を何とか断ち切らなければなりません。

空き巣にも狙われる
散らかった家は精神的によくないだけではありません。実は空き巣は散らかった家を好んで狙うのです。散らかった家は、綺麗に整頓された家より防犯意識が低く、施錠し忘れていたり、施錠が甘かったりする傾向があるそうです。また、散らかっているので、空き巣に入られたことにすら気が付かず、知らないうちに何度も入られたりします。

収納を充実させよう

でも、家の収納が充実していれば、散らかった家にはなりにくくなるでしょう。一般的に収納量は家の床面積の10~12%が妥当だと言われています。でも、収納は量だけではダメです。たとえば、トイレにはトイレットペーパーをしまえる場所があるなど、必要な場所に必要な収納を設けるようにしなければ、結局散らかってしまうことになるでしょう。あなたの家はどうですか?片づけやすい収納になっているでしょうか。この機会に見直してみましょう。

汚い家は風水でもNG

ところで、風水では家が散らかっていると運気が下がるとされています。特にキッチンと西の方位は金運に影響を与えるとか。気になる人は綺麗にしておきましょう。洗い物を貯めこんだり、汚い状態にしておくと貧乏神を呼び込んでしまうかもしれません。ですから、システムキッチンを選ぶときは「収納の充実」と「汚れにくく掃除しやすい」という観点で選んでみるのがいですね。

③時間を無駄にする家

「時は金なり」というように、時間を無駄にする=お金を無駄にすることになります。家における無駄な時間とは「家事に費やす時間」です。

家事に費やす時間を減らす

たとえば、共働きのご夫婦であれば、家事を効率よくこなすことができないと、先ほどのお話のように家が散らかってしまうでしょう。そうなると負の連鎖にも陥りやすくなりますし、空き巣にも入られ、金運もダウンしてしまいます。

専業主婦にとっても、家事の効率を上げることは重要です。精神的な余裕ができて、お子さんや旦那さんにも優しく接することができるようになるでしょう。それによって旦那さんは一生懸命仕事をして、どんどん昇給してくれるかもしれません。あるいは主婦ご自身が、空いた時間で勉強をして資格を取ったり、家事や子育ての便利グッズを発明したりして、起業する人もいます。

家事の効率アップのためには、家を新築するのであれば家事動線がとても重要になってきますよね。家事のやり方も、大きく見直した方がいいかもしれません。

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