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14.最期に向けて

突然タイトルが変わりましたが、状況が大きく変わってしまいました。

2月の半ばまでは希望を持って復職を目指していましたが、その後ヴォトリエントを次の治療のため一時休止すると状況が大きく悪化、肺に一気に悪性腫瘍が広がり水がたまってしまいました。呼吸困難で酸素マスクをつけて生活しています。

復職は一旦諦めました。4月の段階でどうなってるかももはやわかりませんし。その方がいいだろうと決断しました。後悔はあります。

有効な治療が無い状態が続いており、日に日に体調は悪化の一途です。正直筆をとること自体億劫なのですが、本来の自分の意図を思い出し改めて少しずつ書き加えていこうと思います。

今後は本章に足していくという形をとりますのでご了承ください。

一応お断りしておきますが、お世話になっている医療従事者の方々に疑いや反感など全く持っておりませんので、そういう意図を読み取られたとしたら誤解だと思います。

さしあたり3月8日までの近況を。ちょうど2週間前の2月の22日に新しい抗がん剤の、治療のため山大に入院しました。ただこの時点でかなり体調が悪化しており、結局リスクの高さを鑑みて治療は行われていません。この2週間は前から使っているヴォトリエントに希望を託して飲み続けていますが、正直効き目は薄く、ステロイドと併用で症状の改善、あとはたくさんの痛み止めで体調をコントロールしようとしています。

3月8日。

レントゲンと血液検査があり、結果はほぼ横ばい。ステロイドの量をもう少し増やそうかという話が出ました。やはり肺から水を抜いたり、放射線をあてたりという他の治療はむずかしいようです。最近は何を食べてもおいしいと思いません、病院食だから美味しくないというのでなく、食事自体にも1時間くらいかかるし、ちびちび口に運ばないと呼吸が追いつかない感じです。

呼吸がうまくできないとやはり辛いです。ズボンをはくのに10分、オムツをはくのに10分。寝て息を整えるのに5分。なにもかも嫌になります。一日中座って机に突っ伏してただ死を待っています。座っていたので右足に異常なむくみが出たので今日は横になろうと思いますが、座っている方が少し楽です。

今日は知り合いの中学生がデコポンを持ってきてくれました。バレーを一緒にしていた子ですが、僕はトマトをあげて彼女はデコポンをくれる不思議な関係です。晩御飯、とんでもなく美味しくないと感じてしまうご飯よりデコポンにしようと一つ手に取り食べました。甘味と酸味の強い美味しいデコポンでした。元気かな?バレー上手になったかな?


3月9日。少しだけ体調がいい気がする。ステロイドのおかげかな。

今は便秘との戦い。食べる量が少ないからかもう1週間くらい便秘。漢方薬を飲みながら多少無理して食べる量を増やす。プリンを食べました。コンビニのプリンって200円もするんだ。ケーキ屋さんのより高いのでは?

車椅子で昨日軽くかけてしまったので、車椅子への移動がしばらく禁止になりました。申し訳ない。トイレに行きたい時に来てもらわないと。

看護師さんの仕事もお金だけの関係ではできないなぁとつくづく思います。他の仕事も少なからずそうでしょうがね。そのあたり上手に言葉で説明できるようになるといいですね。仕事ってなんなんだろう。西村佳哲さんの本のことを思い出す程度に今日は余裕があるようです。

コメントも励みになります。暖かいお言葉ありがとうございます😊


3月10日。バレーの教え子が来てくれました。

今年就職組で大変だったでしょうね。2人ともなんとか就職できそうでよかったよかった。もうあれから4年経つのですね。シャトレーゼのお菓子を沢山買ってきてくれました。今日はレモンケーキを。

今日も少し体調は良いかな。

3月11日。今日は職場の方がお2人。来年楽しい学校にかることを祈っています。今日は介助浴をしていただきました。やはり恥ずかしいですがお風呂は気持ちいいですね。

SDGsによるとお風呂は環境コストが高いようですが。。入ったらちょうど眠くなりました。体温が少し下がってしまったかも。風邪をひかないように気をつけます。


3月12日。娘2人の誕生日。きっとお祝いしてもらえたんだろうな。明日は病院来れるかな?

体調は最早自分でもよくわからない。1日の中でもポジネィブな時とネガティブな時間があるし。メンタルのせいで簡単に評価も変わる。周りの人達に不快な思いをさせていなければいいのですが。

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