「超訳アドラーの言葉」を読了した
アドラーの言葉という本を今週は読了した。
冒頭にある「与えれたものをどう生かすか」って言葉が好きだと感じた。
心理学的な本を読み自己研鑽するために、ざっくり知りたいと思って買った。
アドラーとは、心理学の三大巨頭の1人。
自己啓発の祖と呼ばれている。
フロイト:精神分析学の創始者
ユング:分析心理学の創始者
アドラー:個人心理学の創始者
世界的なベストセラー『嫌われる勇気』で、日本ではあまり認知されていなかった。
アドラーがこの世から去ってから100年。
超訳ではあるものの言っていることは色褪せない。
世の中がやっとアドラーの考え方に近づいてきたのではないだろうか。
アドラーの言葉は、色々なビジネス書でも採用されてるのだろうかというくらい読んだことがあるような言葉が多かった。
この本は、各アドラーの本から得られる言葉を網羅的に書かれている本。
1日くらいあればさっと読める本です。
とくに自分の中でしっくりした言葉や環境にマッチした言葉について感想を書きたいと思う。
「働く」ことの意味
今パソコンを使って note を書いてる。
自宅でパソコンを使ってブログ記事。フルリモートで仕事ができているのも先人たちが家庭でも気軽にパソコンを使えるように努力したことで世の中で広く一般的・社会生活欠かせない一部になった。
インターネットも先人が広げたおかげで、今の仕事ができるようになりフルリモートでも問題なく働ける環境になった。
今日の文明を作ってくれた先人に感謝しないといけないなと思った。
一緒に働く人・顧客の要求を常に理解すること。よくわかる。
要求を理解できないと相手からも見放される。要求をしっかり掴むことが求めれる。とにかく俯瞰して「なぜ?」を理解して「なにを」提供するのかをしていかなければならない。それが社会人や仕事においての基本だと思う。
仲間・人に対してまずは共感することが前提。
最初から批判してしまうと始まらない。むしろマイナスからスタートしてしまう。
関係は壊すのは簡単だけど、作り上げるのは難しい。いつもそう思ってる。
それは夫婦でも同じことが言える。
人間関係を考察すること。人間の内面を理解することが求められる。
チーム開発においても、人間関係は大切である。
考察して、仲間がなにを思ってるのか常に考えていかなければならない。
やはりここでも「なぜ?」「なんで?」を俯瞰していく必要があるとおもう。
愛・パートナーシップ
結婚には共感力が必要。色々なビジネス書などでも取り上げられる部分だ。
自分はプライベートにおいて共感力が足りていないと思ってる。
パートナーとなる人と共感しあえることが、良き夫婦生活を送れると思ってる。実際できていないし。相手から怒られることは多々あるあし、それはそれで支配なのかなと思うときはある。
教育において大切なこと
子どもの教育についても書かれてる。
とくに子育て世代となった自分には、実感してる部分だ。
子供を対等な人間として接すること。
出来てない。子供の自由性に悪戦苦闘する毎日だ。。それが原因なのか。怒ったり支配しがちになってしまう。
あれができないとかこれができないとかそういう目線で子供を見てしまわないようにしっかり言葉で説明してあげること。それが子供の成長に関係していくと思う。
子供の能力は、伸ばせる。
よくあることだ。子供の才能は育て方次第なところがある。
生かすも殺すも自分次第みたいな言葉があるように、子供への育み方が将来へ繋がってくるのだろうと思う。
そういう意味でいうと自分が子供だった頃はどうだったのだろうと思い出すようなことをしてた。
伸ばしてくれるような取り組み?してたのかというと、あーでもないこーでもないと親に色々言われてたような気がする。
これがやる気を落とすのかなと思うけど、自分自身が自発的に動いてなかったのだろうと今は思う。
チームや仲間・顧客と同じように子供に対しても理解してあげることが基本になってくる。
子供も親を理解してもらうことが求められるのは、先の育て方・伸ばし方で変わってくる。
勇気をもつ
アドラーの進学では勇気と自信をもたせようとする。
この言葉は、精神力を高めるような教えです。
困難はときとして、壁のように感じる。しかし、どんな形であれ征服させることができるということだろう。
プログラムでも設計でも困難で難しい場面は、多く発生する。
普通の仕事でも起きるし人間関係でも困難を極めることは多い。
壁と感じず、どうすればできるのかを考え代替案はあるのか。
必ず征服する心得で挑み続ける。
ライフスタイル
失言はたくさんある。それら含めて物事や人間関係の全体像を把握することを意識する。
人間関係であれば、キーパーソンはだれなのか。そのあたりを全体をみること。
「木を見て森を見ず」という言葉だ。
チームやプログラムの本質的な部分でも言えることだ。
チームの場合も発言を全体をみることを意識したい。今見えてる部分ではなく地図や相関図のようなものをみて全体の関係性などを俯瞰して一つ一つに発言に意識を持たせたいものだ。
貪欲とは、知識や財産と増やす意味で捉えられるが、他人に献身することができない態度を意味する。
アドラーの進学では、自己中心的であり他者との健全な関係・共同体感覚を損なうものとされている。
他者と協力し支援すること。これを惜しまずに出していく。
ブログの発信でも同じことが言える。
技術的なノウハウをクローズド(会社・個人)で残すだけではなく、発信し続けることが大切。だれかが同じ問題に直面している人の役に立つかもしれない。
自分のなかでは、インターネットという大きなコンテキストを意味している。
感情
人には感情がある。
喜怒哀楽は多少の変動(スペック)はあるものの人間誰しもが備わってる機能だ。
情動とは、行動や感情が加増に発達したもの。
突然爆発するように現れる。これとくに爆発する記憶が。。。自分にも思い当たることが多い。
この爆発する感度は、人の度量みたいなところなのかなと思ってる。
子供のころに親がとにかく怒る感じだったら、子供は怒りやすい感情が強くなるような気がしている。やはり育て方なのか。
強い感情もそれは自分もスタイルではあるが、それらをコントロールできるようになることが求められるのかなと思った。
怒る内容にもよるけども、たしかに他人を支配したいとどこかで思ってるのかもしれない。
なんでそう動かないの?とか、子供のやり取りでも仲間でも思うことがある。
仲間に感情を全開に出すことはほぼないけども、支配ではなく協力し合うということを意識したい。
人間は目的を設定して始めて感情が備わる。
たしかにと思った。事実ベースでの感情も「なぜ」や目的から始まってる。
感情は目的から始まったのかという認識できた。
人間は、集団を作る生き物だ。
どんな目的であれ、1人では完結することは不可能だろう。
どんな仕事でも1人でやることはできない。だれかと何かする。これは永遠に変わらないだろう。
オランウータンは伴侶とのみ行動して、オランウータンより小さい猿は群れでなす。
集団とは、爪や牙や翼といったものの代わりだ。
人間には、知恵や道具がある。
これらを駆使しても1人では生きていけない。社会という大きな集団のなかでいきていく。無人島は除いて。
弱い動物は単独では生きていけないというダーウィンの言葉がある。
人間が繁栄していったのは、群れを作ってたから絶滅せずにいるのではと思った。
それぞれのできることを持ち寄り一つの大きな物事に立ち向かえる集団を作っていきたいと感じた。
自分から始める。これは基本でだれかがやるの待ちの姿勢ではいつまで経っても何も変わらない。とにかく目的があるのであれば自分が先導をきる。
実践こそがすべて。経験は力なりということだ。
実践なきものに習得は不可能。頭のなかだけでとどめておくのではなくやることに意味があるのだなと感じた。
謙虚であれ。
技術バカになりすぎてマウントを取るような人間にはならないこと。
技術バカで自己中心的になるのはやめよう。先の共感や協力を意識して謙虚に人と関わることが大切。
わからないことをわからないままにしない。得意分野であっても謙虚さがあれば人は必ずついてくると思う。
運命を切り拓けという言葉はほんと好きです。
切り拓くとは、自分自身が能動的に動くことで切り拓ける。
これを実践している。思って感じたことは実践して経験にしていこうと思ってる。
自己啓発の祖と呼ばれるくらい。いままでの人生の中で思ってたことを100年も前から言われてることなんだと感じた。
自分の立場からするとスクラムやチーム開発においても、この考え方は基本になるのだろうと思った。
超訳なので、きちんと原書も読んでみたいと思った。
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