「生き方」を読了した
今週は、京セラ創業者の稲盛和夫氏が書いた「生き方」を読了した。
経営的な本ではあるのだけど、そもそも人間としての生き方を学べる本だった。
たしかにベストセラーとなった本だし、「生き方」という一本の杭 という言葉が良かった。
Whyから始めよでも書いた、ワンピースの赤葦のゼフの言葉「腹にくくった一本の槍」に通じるものがある。
生き方とは一本の杭や槍なんだと改めて感じた。
仕事も経営もとにかく複雑に考えず、一つずつ紐解いてシンプルにしていくものだ。
プログラムにしても同じことが言える。
複雑に絡み合った条件のコードを読み解くのは、ゴールの見通しが見えづらくなる。
それは自分が書いたコードでも他人が書いたコードでも言える。
とにかくゴールを整理し、その手順を以下にシンプルにしていくことが大切だ。基本の基かなと思ってる。
シンプルにすることで言語化できること・相手にも伝えやすくなる。
コードに限らずチームでは、この言語化をいかにシンプルに伝えるかが求められると思ってる。
努力を積み重ねれば平凡は非凡に変わる
この言葉は、遺伝子学の第一人者の筑波大学名誉教授の村上和雄先生が「火事場のバカ力」に関して解説しているようだ。
極限状況で発揮される人間のちからが、なぜ普段眠ってるのか。そうするために遺伝子の昨日が通常はオフになってるから、オンになったときに発揮されるようだ。
ドラゴンボールの超サイヤ人みたいな感じか。(笑)
潜在能力をONにするには、プラスの発想や積極思考など前向きな精神状態で大きく作用されるようです。
自分は、ブラックな状態が極限状況や障害対応が起きたときに、この力が発揮されるようだ。
ただ普段の非凡に変わるときは、それなりポテンシャルを常にあげるようがある。
また、ドラゴンボールネタですが悟空がセルとの戦いで超サイヤ人を常に正常にしていたように平常心で扱えるようにするために修行していた。
これをプログラムに例えると、高い技術力を常に維持しておくと極限状況にときの家事のバカ力は、もっとパワーアップして返せるということだ。
もっと言えばいままで火事場のバカ力で対応しなければ行けない状況も障害もそつなく越せるようになる。
このレベルにもっていきたい。そして。火事場のバカは能力を上げるきっかけになると思う。
知ってるだけでは貫いてこそ意味がある
読書を毎日やってる身として、知識だけではだめなんだ。
得た知識を使わなければならないし、それを貫くことが自分の成長に繋がる。
これを徹底していかなければならない。
本で学んだルーティンや継続は力なりという言葉があるように、貫くことを常に徹底したい。
考え方のベクトルが人生すべての方向性を決める
ベクトルとは大きさだけではなく向きももった量のこと。
考え方の向きが人生を変えていく。
人によっては転機にも変わる部分だ。自分の考えの向きを明確にしていくことが大切だ。
それなりに人生を送っているが、この考え方がどんどん明確になっていく。それは歳を重ねるとなっていくということもあるかもしれないが、常に思考をフル回転していくのが人生を変えていくのだろうと思う。
福沢諭吉が公園で語った一節にも書いている。
哲学者のような深い思想・武士のような清廉(せいれん)な心。小役人が持ち合わせるぐらいの才知(さいち)、お百姓のような頑健(がんけん)な体。
つねに深い思想で物事をみる
武士のようないさぎよく、間違いを認め改める心
持てる才知(才気・才知・才覚・知力)を使って行動していく
健康であること、健康は基本
この4つを軸していくことが大人になっていくのだろうと思った。
まだまだ、出来てない。。子供が生まれたことで尚且つ自分の心が荒れ狂ってるような気がする。
これを乗り越えていくことが自分の成長というか精神を大きくしていくのだろうと思う。
現場で汗をかかないと何事も身につかない
昭和的な感覚の言葉だけど、実際には汗を書く必要性はない。
ここでは、とにかく現場で自分事にように動くことが求められる。
ただ人を管理することが仕事ではない。
仕組みを作る。現場で学んだことを整理していくことも一つだと思う。
とにかく現場の経験が力になるということは、身にしみてわかる。
たぶん、自分は色々な現場で経験した上に経ってるのだろうと思う。
それを言語化することも最近ではするようにしている。
人から得た言葉もときには人生を変えるかもしれないが、とにかくチャレンジを忘れたら、そこで エンドってことでしょう。
本田技研工業の本田宗一郎さんの経営セミナーに参加したときの文章が書かれてた。
高いセミナー費用だったらしく、温泉旅館で二泊三日のセミナー。
その高いセミナーに本田さんは遅れて出席したとのこと。
現場から直行してきた作業服で言われた言葉らしい。
この言葉、ほんとわかる。
結局、勉強会というものは、横との繋がりだけだ。
本当に経営を勉強するなら実践しかない。それはプログラムでも同じことが言える。
手を動かし触り考え、それがすべてだ。
「好き」であればこそ「燃える」人間になれる
自分がこの仕事は好きだ。
好きだから燃えるんだろうなと思う。なんで出来ないだろうという課題に向き合うことがとにかくやっていきたい。
出来たときに達成感をずっと味わっていたい。
日をつけて燃えるタイプ
火をつけて燃えないタイプ
勝手に燃えるタイプ
たぶん自分は勝手に燃えるタイプだろうなと思った。
自分に打ち勝て
自分の仕事は、自分との戦い。
昨日の自分に打ち勝てと思って行動することが求めれる。
それが人生を大きく左右するのだろうと思う。
何気なく生きてきた20代とは違い30代はそんな感じを思ってた。
リーダーには才よりも徳が求められる
色々な役職・リーダーがいるが、リーダーとは技術力高いからリーダーではない。
現に自分も技術力が高いからという理由で上に立ったことはない。
高い技術力ではなく、リーダーに必要なのはコミュニケーションとそれをまとめる力。
これができない人結構多いような気がする。自分も出来てるとは言えないけども、それを知ってると知らないとではそもそもスタートが違う。
日本社会では、とにかくエリートや能力を高い人をリーダーや役職につける風習がある。
能力やエリートが高い人がいるから全体が機能することはない。
結局は組織の一部の話でしかないが、人間が組織に属している以上。人格・勇気・能力の順番で求められる。
能力一本だけなら、個人事業や企業するかどちらかだけだと自分は思う。
ただ企業にする場合は、人格・勇気は絶対に必要になる。なぜなら上にたっても組織であるから。
どんなときも「ありがとう」といえる準備
ありがとうってなかなか言えないのだけど、恥ずかしくて。
というのをずっと小さいときからあった。恥ずかしがり屋なんだろうなと思う。(本来はw)
ただこれは仕事やプライベートにおいても、必要なこと。
なにかを自分にもたらせてもらったら、まずはありがとうを伝える。
先の人格の話と繋がるが、これが第一歩なんだろうと思う。人間関係を続けるには。
勤勉であること
プログラマーだから勉強しているのではないということがわかった。
どんなことでもすべてが勉強である。
色々なビジネス書から得たこと・人から得たもの・自分の経験の中を言語化すること。プログラマーじゃなくても仕事をする上で必要なスキル磨き上げていく。
毎日コード書くこと以外にも勉強をしなければならない。
事業のこと・業界のこと・どんな形であれ知識やスキルをあげておくことが会話がスムーズになることは間違いない。
まとめ
経営的な話が多い本だったけど、生き方についてはすごく共感ができた。
リーダーとは役職ではない。
自分がリーダーだと思ったら、そのときからリーダーとして動くと意識の問題。
あれやろうこれやったらどうなる?
もっとこうしたら良くなるとか思考を全開にしていこうと思った本でした。
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