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岸田政権の掲げる「新しい資本主義」に求めるもの

株価が、実体経済を反映していないと言われているのは実際のところであるが、ひとにぎりの人間が資本主義の恩恵を独占して、その他大勢には、ほとんどその恩恵である利潤の分配がなされていない実態がある。

岸田政権の掲げる「新しい資本主義」について疑問を抱くこともある。

新しい資本主義も、結局は、一握りのエリート層や、大手企業を優遇するような施策であり。一般庶民(日本人の7割が中小企業に勤務している)や、中小企業に目を当てた施策がみあたらない。

それで、本当にいいのか。

通勤・帰宅の電車の中で、他の人の表情をみると、皆疲れ果てている。
とても、幸せそうに毎日を過ごしているとは思えない表情で、皆、朝と夜を向かえている。

いままでの資本主義は、そのように、一般庶民や立場の弱い者からしぼりとるだけしぼりとってきたというのが、いままでの資本主義だった。
「新しい」資本主義というからには、そうではない、社会のあり方を推進するのだと思っていた。 けど、現状、そのようには進んでいる気配がない。

我々の多くは、一部の人にとってのみ都合のいい資本主義を求めているわけではないはずだ。 もっとこう、みんなに優しい社会を求めてきたはずだと思う。

岸田政権の 新しい資本主義については、もっと一般庶民や中小企業が潤う施策を検討していただきたいと強く願う。

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