見出し画像

SOJUの2022年マイベスト大賞!

こんにちは。SOJUです。
早いもので2022年ももう終盤、今年も色々なことがありました。
コロナ禍にすっかり慣れてしまった生活の中、通う学校では、入学して初めての文化祭や体育祭、研修旅行がようやく開催されました。
円安の影響もあるのか、海外アーティストの来日が一気に増加したのも記憶に新しいです(ひとつも行けていませんが)。自分自身もサマーソニックで久しぶりに海外アーティストのライブを見ることができ、とても興奮したことを覚えています。
映画界では本格的にストリーミングサービスへの舵取りが行われ、年の終盤には洋画大作がほとんど劇場でかかっていないという事件もありました。

この記事では今年自分が触れた、2022年に沢山聞いたアルバム、アーティストをざっとまとめたり、見た映画を簡単にランキング分けするなど、詰め込んだ盛りだくさんの内容になっていますが、ぜひ最後までお付き合いください!

2022年ベストアルバム

2022年も相変わらず素晴らしい新譜のリリースが多く、聴くものに困らない幸せな生活を送ることができました。思い出せる限りのたくさん聴いた今年リリースのアルバムを、簡単にコメントを付けてまとめていきたいと思います。

The 1975  『Being Funny In A Foreign Language』

サマソニでのクールすぎるライブも印象的だったThe1975の5枚目のアルバム。おそらく今年で一番ハマったアーティストだと思います。『Im in love with you』や 『Oh caloline』を始めとした、メロディが良すぎる曲が詰まったアルバム。

beabadoobee 『Beatopia』

こちらもサマソニでライブを観ることができた、beabadoobeeの新作。『Talk』などで見られるオルタナティブでポップな曲調が超かっこいい。新しく追加されたサイケデリックな要素もハマっていていいですね。

Big Thief  『Dragon New Warm Mountain I Believe in You』

アルバムを重ねるにつれてどんどん進化を続ける現在のインディロック界を代表するバンド、ビッグシーフの5作目。アコースティックサウンドによって作られる曲の雰囲気が素晴らしい。

羊文学 『our hope』

今年僕が邦楽で最もハマったアーティスト、羊文学の作品。代表曲『光るとき』を始め、『マヨイガ』『くだらない』等メロディセンス抜群の曲たちによって構成されている最高のアルバム。これからもずっと大好きなバンドです。

Wet leg 『Wet leg』

インディ・シーンのニューカマー、ウェット・レッグのファーストアルバム。いきなり全英アルバムチャート第1位、グラミー賞にもノミネートされるという凄まじい勢いをものにしていて、今後が超楽しみなアーティストです。

Alvvays 『Blue Rev』

名作、名曲しか作れないバンド、オールウェイズの3rdアルバム。ピッチフォークによって2022年のベストソングに選ばれた『Belinda Says』をはじめ、相変わらず良メロディの曲まみれで最高です!ギターサウンドがクールすぎ

坂本慎太郎 『物語のように』

元ゆらゆら帝国の、坂本慎太郎の新作。彼の作品群の中でも特にポップな作品で、全編を通してサーフロック調の曲が目立つ作品です。『君には時間がある』は今年の日本語の曲で1.2位を争う名曲!

Death Cab For Cutie 『Asphalt Meadows』

マイフェイバリットアーティストの一つ、デスキャブフォーキューティーの10作目!彼らの作品のクオリティに安定感は凄まじいです!

The Linda Lindas 『Growing Up』

10代の女子4人からなる、エピタフからの太鼓判付きの新世代パンクバンド。
自分と同世代のメンバーによって構成されているバンドなので、勝手にシンパシーを感じて聴いています。サマソニで見たライブも、めちゃくちゃエネルギッシュでした!

Mitski 『Laurel Hell』

Mitskiの6枚目のアルバム。シンセサウンドや、ダンサブルな曲調が前面に押し出されている作品で、何度も聞き返しました。

Stella Donnelly 『Flood』

オーストラリアの女性シンガーステラ・ドネリーのセカンドアルバム。大傑作の前作と比べても見劣りしないメッセージ性の高さ、ピアノによって奏でられる曲達の良さが目立つ作品。

Superchunk 『Wild Loneliness』

骸骨ジャケの前作から、4年ぶりとなる12枚目のアルバム。かなりポップな方向に振り切られていて、曲のメロディラインの良さが目立つ作品です。スーパーチャンクにはずっとマイペースに良作を作り続けてほしい!

Whitney 『Spark』

天才ユニットホイットニーの3枚目。高音で美しいボーカルが特徴的なホイットニーですが、今作は低音でソウルフルなボーカルという新しい顔が見られます。落ち着いた曲調でじっくり聴かせる曲が本当にいい。

優河 『言葉のない夜に』

元・森は生きているの岡田拓郎も参加した、女性SSW優河の3枚目。インディロックとフォークの間のような、落ち着いた曲調と彼女の声がバランスよく合わさっていて聴き心地が最高です。抜群のメロディを持つキラーチューン『灯火』も収録。

Black Midi 『Hellfire』

相変わらずの変態サウンドで最高です。どこまでも我が道を進んでほしい。

The Smile 『a light for attracting attention』

レディオヘッドのトム・ヨークとジョニー・グリーンウッドがサンズ・オブ・ケメットのトム・スキナーと結成したバンド、ザ・スマイルのファーストアルバム。シングルの連続発売も記憶に新しいですが、これだけのメンバーが集まればいい作品が作られないわけがないでしょう。広いジャンルでの良曲が詰まった一作。

ポスト・マローン 『Twelve Carat Toothache』

サマソニでライブも観れたポストマローンの4枚目のアルバム。ウィークエンドやドージャ・キャット、フリートフォクシーズまで、多くの豪華ゲストを迎えて作られた作品で、『I like you』を始めポスティ節が炸裂したグッドメロディな曲が集められています。またライブが見たい!

Arctic Monkeys 『The Car』

今のイギリスを代表するロックバンド、アクモンの7作目。まるで映画の挿入曲のような、スローテンポで、メロウな曲の数々に魅了されました。来日公演も決定!見にいきたい!


↓新旧問わず、今年よく聴いた曲たちをプレイリストにまとめたのでぜひ!


2022年映画ランキング

本格的に映画館に通い始めたのが去年の終わり頃、今年も映画館とサブスクには大いにお世話になり、新旧合計約100本の映画を視聴しました。このランキングでは、僕が映画館、または配信で観た約30本の新作映画からベスト10を選んで紹介していきたいと思います!

↓僕が今年映画館で視聴した映画一覧

次点『エルヴィス』

バズ・ラーマン監督、オースティンバトラー主演のエルヴィス・プレスリーの伝記映画。『ボヘミアン・ラプソディ』の大ヒット以来毎年様々なアーティストの伝記映画が制作されていますが、今作はそういった映画群の中でもクオリティの高い良作でした。衣装やライブステージなどに見られるカラフルな美術、テンポのよくおしゃれな編集がとにかくかっこいいです。またエルヴィス・プレスリーの歌を実際に歌い、体を張って見事に演じ切ったオースティン・バトラーの名演が素晴らしい作品でした!

第10位 『TITANE/チタン』

カンヌ国際映画祭で最高賞にあたる、パルムドールを受賞した異色のスリラー作品。劇中を彩るとにかく『痛い』肉体描写の数々(思わず顔を顰めてしまうほど)や、常識が全く通用しないストーリー展開の数々が特徴的ですが、愛についての美しいテーマが軸を貫いており、大きなインパクトを残した作品でした。ジュリア・デュクルノー監督には今後も大注目です!

第9位 『ザ・バットマン』

マット・リーブス監督、ロバートパティンソン主演により再始動した新たなバットマン作品。僕は海外俳優の中でも5本の指に入る位ロバート・パティンソンが大好きなのですが、『厨二病バットマン』こと、とにかく暗く、クールで、人間臭いバットマンが見事にマッチしていて、興奮しました。デヴィット・フィンチャー作品を思わせる重々しい世界観や、そこで行われる謎解きバトルも魅力的で、続編が非常に楽しみですね。

第8位 『リコリス・ピザ』

現在の映画界でもトップクラスの作家性を持つ、『PTA』こと(?)ポール・トーマス・アンダーソン監督の作品。音楽、美術、ファッションによって完璧に再現される70年代のLAで繰り広げられる、2人のとにかくピュアな恋愛模様が最高!ブラッドリー・クーパーやショーン・ペンら言わずと知れた名優が演じる、頭のおかしい大人達も最高!映画全体が醸し出す雰囲気や、描かれる世界観、キャラクターたち全部を大好きになってしまう作品です。

第7位 『流浪の月』

凪良ゆう原作の小説を、李相日監督によって映画化された作品。怖すぎる横浜流星や安定の松坂桃李、繊細な表情やセリフでの表現が目立った広瀬すずら豪華キャストの演技がどれも素晴らしかったですね。『パラサイト 半地下の家族』を始め、多くの韓国映画の名作や、ポン・ジュノ監督作品で撮影を勤めてきたホン・ギョンピョによる光や水の映像が全編通して美しく、透き通っていて、淡さがある独特の世界観を作り出していました。

第6位 『ブレット・トレイン』

伊坂幸太郎の小説『マリアビートル』を、『デッドプール』のデヴィット・リーチ監督、ブラピ主演で映画化した超大作。自分はこういう映画が見たくて、映画館に足を運んでいたんだ!と思わされるド派手エンタメ作品でした。伊坂幸太郎の映画化作品は、ほとんどいい印象を持てるものがなかったため、不安も大きかったのですが、小説の要素を引き継ぎつつ、絶妙なバランスでオリジナル要素や、デヴィッド・リーチらしさがプラスされていて嬉しかったですね。ぶっ飛んだ日本描写や、ぶっ飛んだキャラクターたちももう最高です。

第5位 『THE FIRST SLAM DUNK』

1990年代に一世を風靡した大人気バスケットボール漫画『SLAM DUNK』を原作者井上武彦の監督・脚本で映画化した作品。僕はこの映画の公開に合わせてちょうど原作を読み始めたばかり、ほぼ未読の状態で鑑賞したのですが、心の底まで満足することができました。何と言っても、キャラクターたちの細かい仕草や表情、モーションキャプチャーも用いられたリアルな動きがマッチ度の高いBGMに乗せられて繰り広げられる試合シーンの素晴らしさ!スポーツ映画に名を残すレベルの素晴らしい演出でした。原作を読み切ってから、また繰り返し視聴するのが楽しみな一作です!

第4位 『NOPE/ノープ』

『ゲットアウト』『アス』に続くジョーダン・ピール監督の3作目。ホラー映画と思いきや、SF展開に舵が切られたのは驚きましたが、今回もエンタメの消費や、人種差別等テーマの数々を綺麗に盛り込んだ上で、物語が抜群の面白さで完成されています。全編IMAXカメラで撮影されており、広大で壮大な映像や、恐怖感を煽る音響の迫力がとてつもなかったです。

第3位 『窓辺にて』

今泉力哉監督による完全オリジナル脚本の作品。今年観た新作の中で、僕の好き度が最も高いであろう映画です。今泉監督が本当に役者を映すのが上手いなあ、、と感激させられる、自然体な役者たちの演技、散りばめられたユーモアが魅力的な会話劇が最高です!!映画全体の雰囲気が抜群に心地よく、142分の長尺もあっという間の大好きな映画です。何度も見返したい!

第2位 『コーダ・あいのうた』

家族愛を軸に、音楽青春もの、聴覚障害についてなど、様々な要素が盛り込まれた作品。アカデミー賞助演男優賞を受賞した、トロイ・コッツァーさん演じるお父さんら人間味溢れるキャラクターたちが輝いていて、彼らの成長に純粋に勇気をもらえます。発表会の無音シーン、受験日前の喉の動きで歌を感じ取るシーン、クライマックスの歌唱シーンなど胸を打つ名シーンも多く、演出の巧みさや美しさに感動!アカデミー賞作品賞も納得の名作です。

第1位 『トップガン・マーヴェリック』

まさに2022年を代表する映画と言ってもいいのではないのでしょうか、あの『トップガン』から36年、コロナでの公開延期を乗り越え、ついに発表された続編『トップガン・マーヴェリック』が僕の2022年のベスト映画となりました。まさに理想の続編ともいうべき、前作の長所をブラッシュアップし、さらにランクアップさせた素晴らしい作品で、オープニングから冴え渡る前作へのリスペクト溢れるオマージュや、物語の軸となるグースの息子との人間ドラマで深く心を動かされます。さらに特筆すべきは、CGを一切使わずに俳優たちが訓練を積み、撮影したという圧倒的な空中戦シーン。映像、音響ともに大迫力、映画館で見ることができて本当によかったです!

番外編 ドラマ編

今年視聴したドラマで印象に残った作品を数作紹介します。

『ピースメイカー』

日本ではu-nextで配信された、昨年公開の傑作『ザ・スーサイドスクワッド 極悪党集結』のメインキャラクター、ジョン・シナ演じる『ピースメイカー』が主人公のDCのドラマ作品。『スーサイド〜』に引き続きジェームズ・ガンが監督を努めており、彼らしいユーモアセンスや個性的なグロ描写よって全編が埋め尽くされている、愉快でおバカで、最後は熱いヒューマンドラマで感動させられる最高の作品に仕上がっていました。30~40分✖️8話という尺もちょうどいいので、未見の方にはおすすめです!

『オール・オア・ナッシング アーセナルの再起』

僕の応援する、イングランド一部サッカーリーグ、プレミアリーグに所属するロンドンのサッカーチーム『アーセナルFC』の2021~2022年のシーズン1年に密着したドキュメンタリー作品。自分はこの1シーズンを、実際にチームを応援しながら追いかけていたため、『あの舞台の裏側』を見られるだけでお腹がいっぱいでした。選手や監督等スタッフたちのキャラクターや、トレーニング風景などを知れる、資料としても貴重な作品でした。アーセナルファンの皆さんはもちろん、チームに全く興味がない方々にも、1ドキュメンタリー番組としてのクオリティの高さだけで見ていただきたい一作。

『キャシアン・アンドー』

家族で視聴し、『オビワン〜』への失意から立ち直らせてくれた、スターウォーズの人気スピンオフ映画『ローグワン』のメインキャラクター、キャシアン・アンドーが主演のドラマシリーズ。スターウォーズの映像作品は2015年の『フォースの覚醒』からの再始動後、あまり出来の良くない作品も多いですが、今作は、ダークなテイスト、緩やかなテンポで丁寧に描かれる、重々しい世界観がばっちりとハマっていたいい作品でした。


今年も様々な映画やドラマに出会い、楽しむことができて幸せでした。来年も映画館に何度も足を運び、何度もサブスクの画面を開いて、まだ観ぬ新しい映画体験を求めていきたいと思います!!


↓Filmarksやってるので是非フォローお願いします!


終わりに

最後まで読んでいただきありがとうございます!
振り返ってみると、今年も濃い内容を最初から最後まで、体験し切ることができた1年間でした。来年も映画や音楽を思う存分楽しみ、充実した年にできるよう、頑張ります!
よろしければいいね、フォロー、他のSNS等のチェックをお願いします!

Twitter↓

Youtube↓

Filmarks↓

Spotify↓


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?