「チームで地域社会に貢献する」「在宅生活の安全を届ける」チームみんなでやりがいを感じた介入エピソード
こんにちは、人財企画ユニットの髙森です。
夏の暑さを感じた9月とはうってかわり、朝夕は少し寒さも感じるほど気温の変化がありましたね。
季節の変わり目となりますので、風邪などひかれぬよう、皆様もぜひお気をつけくださいね!^^
1.MVV(Mission・Vision・Value)の実践について
今月のASMでは代表の柴田から、先月発表したMVVの取り組み状況についての話がありました。
理念/ビジョン/価値観/行動指針は、頭の中でインプットするだけでなく、日々の業務の一つひとつの事象に紐づけ、意識しながら取り組み、吸収していくことが重要ですね!
2.荻窪事務所の「理念」に沿った介入について
今回は、荻窪事務所の「チームで地域社会に貢献する」「在宅生活の安全を届ける」という理念に沿った介入についてお話できればと思います。
こちらの介入で、ご利用者様とご家族様からとても嬉しいお言葉をいただいたので、是非皆さんに共有したいと思います!
ご利用者様は90代男性で、リカバリーの訪問は2021年4月から開始されました。
はじめはリハビリのみの介入でしたが、徐々に看護が増え、リハビリ開始当初は独歩で屋外歩行が可能な状態でしたが、*廃用が進行し嚥下力の低下が見られてからは言語聴覚士の介入も開始することになりました。
*過度な安静が長期間続いたり活動性が低下することで、筋力低下や心肺機能の低下、うつ状態、褥瘡など、身体に生じた様々な状態のこと。
既往歴を確認したところ、20歳の頃に肺の摘出をし、片肺の状態で起立性低血圧があったことがわかり、リカバリーとしても十分に注意しながらリハビリを行っていました。
ご本人様の調子に合わせて屋外歩行を継続していましたが、昨年の夏頃に脱水症状となり、顕著な運動機能の低下が見られ、ほぼ寝たきりの状態となりました。
元々一般的なベットで過ごされていましたが、状況に応じ福祉用具の調整を行い、それからはベット上でのリハビリが増えていました。
そんな中、2024年3月19日の担当者会議にて、ご家族様から外気浴のご希望がありました。
ご利用者様の居室が地下にあるお宅のため、様々な懸念事項をふまえ検討をした結果、ご本人様の状態に合わせて居室から担架で、1階のベランダへ移動することになりました。
移動方法としては担架をメーカーから取り寄せ、リハビリスタッフ2名と福祉用具スタッフの3名にて移動するというものです。
様々な方のご協力のもと、無事に外気浴を実施することができました。
この日、ご本人様をはじめ、ご家族様、ケアマネジャー様など、そこにいた全員が笑顔いっぱいで、あたたかい気持ちに溢れていました。
外気浴実施後にご家族様からリカバリーへ「久しぶりに外気浴を行うことができて良かったです。ありがとうございます。」と嬉しいお言葉をいただきました。
実はご利用者様は少しだけ認知症があるのですが、外気浴を行い外に出たことをしっかりと覚えてくれていました。
ご本人様、ご家族皆様の思いに寄り添うことができたことが、訪問看護を行う立場として、心から嬉しかったです。
この出来事があった後、まだ暑さの残る9月2日、静かにご逝去されました。
介入当初から徐々に状態が変化していく中で、在宅生活を続けていけるように看護・リハビリにて検討を繰り返し行い、ケアマネジャー様とも密に連携を行い、サービス調整を行うことができました。
また、ご家族様とご本人様のニーズに寄り添うこともでき、チームみんなでやりがいを感じることができた、とても良いケースとなりました。
ご逝去されたこと自体は非常に悲しいことではありますが、ご希望通り自宅で最期の時を迎えることができ、ご本人様らしい生活を送るサポートができたこと、そして「もう一人のあたたかい家族」として関わらせていただいたことを感謝いたします。
3.まとめ
いかがでしたでしょうか^^
リカバリーは「もう一人のあたたかい家族」としてご利用者様やそのご家族様との関わりを大切にし、日々の訪問看護に携わっています。
そして社内においては新たにバージョンアップしたMVVのもと、さらに働きやすい組織を目指し邁進しております!
リカバリーでは、現在お仲間を募集しています!
すでに2025年の募集も開始しておりますが、年度内の転職を考えていらっしゃる方もぜひお気軽にお問い合わせください^^